原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

福島の女たちと男たち 石原環境相・環境省に対して怒りの抗議(その1)

■前提的確認
 石原伸晃環境相が6月16日に、福島原発事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設建設についての、福島県側との交渉について「最後は金目でしょ」と述べ、最終的には用地買収価格や交付金など金銭で解決すると言ったことに対して、7月3日、「原発いらない福島の女たち」と男たちは上京し、石原大臣辞任と環境省のずさんな除染や被災者支援策について、抗議の要請を行った 

■7月3日、朝、福島をバスで発った「福島の女たちと男たち」25名は14時少し前に環境省前に到着し、すこし慌ただしく、環境省への「要請」のために建物内に入っていった。
▼省内に入る女たち
環境省に入る

 外では、森園さんが「環境省」に突きつけた要請書を読んだ。そして、外国人特派員協会で行われる記者会見に宇野さんとともに向かった。要請書は「福島の女たちのブログ」http://onna100nin.seesaa.net/ 参照

◆黒田さんの司会で、抗議集会
▼石川逸子さん(詩人) ※「福島の女たちのブログ」参照
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7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議した上で、「牛舎で倒れている牛たち」と「怒りの黒いビニール袋」の2篇の自作の詩を読まれた。
・マサさん(関西から)のサックスの演奏
▼神田かおりさん 7月1日官邸前で抗議集会で掲げたプラカード2種を紹介
Image2神田

「あべこべ政権下がりおろう」「安倍政権みてきたようにウソをつき」
「講釈師見てきたようにウソつき」という講釈師の公認の特権は安倍によって乗っ取られ、いまや講釈師が本当のことを言い、安倍がウソをつきまくり、すっかりあべこべになってしまったと嘆かれた。そして福島の少年の詩と京都の被災者の詩を朗読した。

▼鎌田慧さん
環境省は公害問題の損酷な事態に対して担当する役所としてつくられた。環境省は人間を大事にする所でなければならない。福島の人たちは金でなく人間の生き方を求めているのだ。
石原の金目発言は、石原の姿を露わにされせた、貧しい人間だ。石原は即刻謝って辞任すべきだ。集団的自衛権行使容認の内閣を絶対に認めない。人間らしく生きていくこと、声を上げて闘っていこう。
鎌田

・木村さん(東電株主代表訴訟)
・淵上さん(経産省まえテントひろば)

◆14時46分 ダイイン 
ダイイン

歩道の幅が狭くて、少し窮屈
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・落合恵子さんのメッセージ流れる中
※落合さんのメッセージは「福島の女たち」ブログに
・福島集団疎開裁判から
・柳田さん(たんぽぽ舎)

▼・チャンゴの練り歩き
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◆建物の中での「要請」の様子(田中龍作さんのブログ)、福島の女たちブログも参照のこと
「20数人が環境省の入る政府庁舎の門をくぐったが、通されたのは1階の面会室だ。入館ゲートの手前にあり正式な面会記録には残らない。客人として認めたくないのだろうか。

 環境省は総合環境政策局・放射線健康管理担当参事官室の鈴木研一参事官補佐ら4人が対応した。

 福島市の佐々木慶子さんが口火を切った。「環境省の皆さんが血の通った人間かどうか、きょうは確かめに来た。福島をばかにするなという思いだ」。要請書を読んだ。

▼環境省役人との交渉(IWJ動画)
Image2交

 鈴木参事官補佐は「貴重なご意見をうかがいます」と答えるに留まった。これがきょうの環境省のスタンスだった。浅はかな大臣の問題発言をいちいち官僚が対応するわけにはいかない、ということか。(※その上、「要請の場面」の写真も撮らせなかった」そうだ)

●一人一人が発言
「私たちにとって大事なことが密室で決まっている」。女性は行政への不信を露わにした。
「石原大臣に言って下さい。お金は1円も要りませんから、きれいな福島を返して下さい」と迫った。(原発から1・2キロの地区に住んでいた双葉町の女性)
「石原大臣が被害者に会えない理由はあるんですか?」(福島市の女性)。
「石原大臣は子供と奥さんと一緒に福島に住めますか?」(郡山市の女性)。
「除染してカネを儲け、今度は焼却して儲け、ということですか?」

「原発いらない福島の女たち」は期限を区切って回答を求めたが、環境省側は「約束はできませんが、持ち帰ります」とかわした。

◆環境省要請団 外に戻り、一人一人が怒りの報告
▼怒りの発言
発言二

▼北村さん(焼却炉をつくるな)
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・富山の藤岡さん(志賀原発現地)

▼井上さん(郡山・金曜日行動)
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■環境省前での抗議行動は終わりに近づいたが、外国人特派員協会に話に行った森園さんと宇野さんが、質問責めにあって、予定をオーバーして帰って来ない。2人が戻ってくるのを待って、急いで簡単な報告を受け、直ちに、福島の人たちはバスに乗り込み、首相官邸前で抗議行動をするために移動した。
集まった支援者たちは、徒歩で首相官邸前に向かい、この日の環境省前行動を終えた。
金目発言の石原は直ちに辞めよ!!

7/3当日の様子
ユープランの動画 UPLAN
20140703 UPLAN【前半・環境省前抗議】7・3緊急!環境省抗議行動


20140703 UPLAN【後半・環境省/官邸前抗議】7・3緊急!環境省抗議行動



田中龍作ジャーナル http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009602
レイバーネット http://www.labornetjp.org/news/2014/0703nisinaka
IWJ

(まとめ:あれこれ屋 写真:あれこれ屋、動画カメラマンの作品)

函館市大間原発建設差し止め裁判 第一回口頭弁論&裁判報告会

7月 3日(木)午後 3時から、東京地裁大法廷( 103号法廷)で函館市大間原発建設差し止め裁判第一回口頭弁論が行われた。

▼函館市と大間原発の位置関係
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 2時半からの傍聴券配布に200名以上の人々が並んだ。傍聴券が当たらなかった人々は引き続き、地裁前の歩道に残り、工藤函館市長、弁護団の河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士を先頭に法廷に向かう一行を拍手で迎えた。
 
▼工藤市長と弁護団法廷に向かう(録画:スーパーニュース北海道)
Image2弁護団入

▼法廷内の様子(録画:スーパーニュース北海道)
Image2ホホホ

 工藤市長は33分に及ぶ意見陳述を行ったという。そのなかで、市長はまず、提訴に至ったこれまでの経過や市長としての思いを説明し、最後に3.11以前の審査基準で許可され、建設が続けられている、建設や稼働にあたって実効性のある有効な避難計画の策定がなされていない等の理由をあげて、大間原発の建設の即時中止を求め、さらに避難計画を義務づけられる30km圏に含まれる函館市に同意権を与え、同市の同意がない限り、建設をするべきではない、と要求した。

 *意見陳述の原稿は 260703_iken_si.pdfで読むことが出来ます。

▼テレビニュースのテロップ
Image2北海道放送

 これに対し、国側も意見陳述に立ち(この種裁判では異例だそう)、函館市には差し止めを求めることが出来る「原告適格」がないと主張。Jパワー側は「大間原発は建設中のため、函館市が主張する事故などの危険性は現時点では判断できず、訴えは不適法だとした」という。

録画:スーパーニュース北海道
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann-tanosiiburogu/archives/51930939.html

supernewsU_kuni,dengenkaihatsuhazenmentekiniara... 投稿者 soekosan

口頭弁論は1時間程度で終わり、その後、地裁内の司法記者クラブで記者会見が行われた。

▼記者会見
Image2パネル説明

録画:記者会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/132934

■参議院議員会館 101号室で報告会(16:30~)
▼会議室はいっぱい
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4時半からは参議院議員会館 101号室で裁判報告会が開催された。主催は大間原発反対関東の会(経産省前テントひろばに関わる女性たち 3人で立ち上げた会)。傍聴できなかった人を中心に約 100名が参加。プログラムは以下のとおり。

●集会の様子
 ・開会あいさつ:大間原発反対関東の会 玉中恭子さん
 ・あいさつに先立って、参議院福島みずほ議員の発言があった。
 ・全炉心MOXは何のため? -大間原発の危険性と問題点:原子力資料情報室澤井正子さん
 ・大間原発をたててはいけない10のわけ:函館在住、大間原発訴訟の会 野村保子さん
 ・小笠原厚子さん(あさこはうす)
  予定していなかったが、いてもたってもいられなくて娘と駆けつけました(メモがなくて発言内容を伝えることが出来ませ  ん)。

●弁護団による今日の裁判の報告
・河合弘之弁護士: 
 福島原発事故を受けて、函館がなくなってしまう!という危機感をもった工藤市長が2年間をかけて根回しをし、市議会 で提訴に同意を得た。提訴に踏み切らせたのは、これまで市民が闘ってきた、ということが大きい。
 自分の土地を電源開発に売ろうとしなかった熊谷あさ子さん、小笠原厚子さんがいたから、今日があると言える。
 市長の意見陳述は35分にわたった。推敲を重ねたすばらしい文章だった。一流の地方政治家の演説だった。

・海渡雄一弁護士:
  日本では地方公共団体が裁判所訴訟を起こすのは今回が初のケースだが、先日、視察に行ってきたドイツでは裁判所に訴えるのは特別なことではないことがわかった。

・井戸謙一弁護士(元裁判官、志賀原発運転差し止め請求裁判担当、弁護団の一員)
 司法がきちんと役割を果たしていれば、原発事故は起きなかった。大飯原発3,4号運 転差し止めに対する2014年5月9日の大阪高裁の判決は従来型のものだった。その後、5月 21日に出された福井地裁の判決は裁判所の矜持を示す、原発裁判のターニングポイントになるものだった。

●函館訴訟弁護団のメンバー紹介
・兼平 史弁護士:2児の母親でもある。
・望月弁護士:以前に河合弁護士、故熊谷あさ子さんと訴訟に取り組んだ。
・中野宏典弁護士:以前は函館に住んでいたが、現在は山梨在住。3.11以前は原発に関心はなかった。ふつうの人の立ち位置で活動している。ギターを片手に歌を歌っている。  7月19、20日の大マグロック、現地集会にも参加予定。

●会場からの発言:
・小笠原厚子さんの友人
 さっきの発言で厚子さんが涙されたのは、「あさこはうす」の名前を使って、お金を集めたり、選挙に利用したりなどの行為が絶えなくて、厚子さん親子を大変苦しめているということからです。「あさこはうす」を応援したい方は必ずご本人と話してください。善意を悪用する人を知ったら、とめてくださるよう、お願いします。

・千葉勝郎さん
 わたしは、見てもらえればわかるように、車椅子の左右に反原発のステッカーを貼って、一日15キロくらい徘徊しています。皆さんも出来ることをなんでもして原発を止めましょう。

・ピーター・ハウレットさん:(バイバイ大間原発はこだてウォーク、函館在住)
 今日の裁判、感動しました。工藤市長は函館市民を代表して、わたしたちが心配している状況を本当にわかりやすく、そして世界のだれが聞いてもわかるように話してくれました。それを、あれだけ切実な思いで語っているのに、国が却下させようとしている、 とんでもない状況が起きています。
 大間原発は人類が作ったもっとも危険な施設のトップ10に入ると思います。プルトニウムを年間6.5tも使う施設はほかにありません。人類の分かれ道と言ってよい、それくらい危機的な状況にあるのが大間原発です。これを止められるか、止められないか、 で日本の未来が決まる。それくらい大変なことなんですよ。ぜひ、皆さん、止めましょう。
 「バイバイ大間原発はこだてウォーク」から皆さんにお願いです。函館は遠いんです。 これから裁判は東京で行われます。毎回、わたしたち、大勢ではこられません。皆さんにわたしたち、頼るしかないんです。あの傍聴席をぜったい100%いっぱいにしてください。 お願いです。そしてわたしたち、力を合わせて、絶対、大間を止めましょう!
 大間を止めれば、核燃料サイクルも止まるんです。日本の原子力の矛盾が大間を止めることによって止められるんです。お・ね・が・いです。傍聴席、いっぱいにしてください!

 今日の報告集会のエッセンスのような、ピーターさんの発言で、報告会は閉会した。 (18:20頃)。
 今日、法廷では 3人の裁判官も真剣に工藤市長の陳述に耳を傾けていたという。今日のスピーカーの方たちのお話でわかったように、大間原発の建設を停止させるということは、日本の原子力政策を変えさせていくことにつながっている。これからも皆で注目していきたい。

△第2回口頭弁論は10月 29日(水)15:00から東京地裁大法廷にて行われます。
 第3回口頭弁論予定は12月 25日(木)、15:00から
 第4回口頭弁論予定 2015年 3月 19日(木)、15:00から


△新聞報道・北海道新聞 7月4日朝刊一面:大間凍結「函館市民の総意」 東京地裁初弁論 市長が陳述
 二面:自治体の「原告適格」争点 大間原発訴訟 裁判所の判断注目
 道南版 「思いの丈 100%話せた」大間原発差し止め訴訟、
     工藤市長 陳述で熱弁 「国の主張 理解得られず」
     原告団一問一答 一人ひとりの力が必要 市民団体が報告集会
 
・朝日新聞 7月 4日朝刊:「事故なら自治体崩壊」大間原発訴訟 30キロ件の函館市長
             保育園長 「どこに逃げれば」

・毎日新聞 7月4日朝刊:<青森・大間原発>建設差し止め訴訟 「建設は横暴」、北海道函館市長が陳述
   ──第1回弁論

・河北新報ONLINE NEWS 7月 4日:大間原発訴訟第 1回弁論 国・電源開発 争う姿勢
・日本経済新聞Web 7月3日:大間原発差し止め訴訟 口頭弁論、函館市長「同意ない建設」批判

(まとめ:あっきい 写真:あっきい ,録画より)

「STOP再稼働!テント1000日!6・8集会」開催

6月8日(日)午後2時から、お茶の水の明治大学リバティーホールにて「STOP再稼働!テント1000日!6・8集会」が開催された。経産省前テントひろば、テント応援団、現代史研究会の共催。資料代1000円。
司会は木内みどりさん。参加者は286名。集会は以下のように進められた。
(Uplan の三輪さんが録画をアップしてくださっている。各発言者の後ろの数字は録画中の発言が始まる箇所の数字)。



(敬称略)
挨拶:渕上太郎(経産省前テントひろば代表)0:03:00、正清太一(同)0:13:35
    中嶋哲演(大飯原発差止め訴訟原告団団長、テント応援団・呼びかけ人)0:17:25
発言:ミサオ・レッド・ウルフ(首都圏反原発連合、テント応援団・呼びかけ人)0:34:07
    武藤類子(原発いらない福島の女たち)0:49:10
連帯のメッセージ: 北海道反原発連合(代読)0:56:48
* このほか、「川内の家」岩下雅裕、近藤誠(伊方減圧反対八西連絡協議会)、鎌田慧(テントひろば応援団・呼びかけ人)、 落合恵子(テントひろば応援団・呼びかけ人)、広瀬隆(テントひろば応援団・呼びかけ人)のメッセージは会場では資料として配られたが、録画の最後1:52:42以降に収録されている)。
~休憩~
講談:神田香織「福島の祈り - ある母子避難の声」1:01:42 (講談部分はご本人の希望により省略)
発言:河合弘之(脱原発テントといのちを守る裁判・弁護団団長)1:22:28

予定より少し遅れて16時40分ころ散会。
以下に、金曜日によく顔を出してくださるある参加者の感想を掲載させていただく。

6・8集会に参加して
1000日は、決して祝うような記念日ではないと思う。なぜなら、淵上太郎共同代表が力強く述べたように、原発の再稼働が行なわれなければ、本来、テントは撤去してもいい存在なのだ。会の冒頭で飛び出したこの淵上発言が自分には深く刺さったし、雰囲気を引き締めた。テントの考え方・立ち位置を、みんなもはっきり再確認できただろう。昨年の夏以降、原発事故は新たに「最悪」という語が繰り返し伝えられるように、つぎからつぎへと深刻な事態が露呈し、生活面でも、除染基準の変更、避難者の帰還促進など、まさにろくでもない事態ばかり続いている。
そのあとに登壇した大飯原発運転差止訴訟原告団長・中嶌哲演和尚の背筋の伸びた姿勢から発せられる言葉には勇気づけられ、希望を感じることができた。ぼくは、直接、中嶌和尚の話を聞いたのははじめてだったので、実によかった。ミサオ・レッドウルフさんは、昨年の都知事選以来、ずっと元気がなかったそうだが(確かに、ちょっと体調が悪そうな感じだった)、大飯原発訴訟の樋口判決に「救われた」と発言したのは、多くの人で共有できる率直な感想である。中嶌和尚、ミサオさん、テント、この三者の関係がよくわかる話の流れだった。
一方で、この点も冷静に考えれば、高裁からの先の判決では負け続けてきた過去があまりに重い、ということである。また、安倍政権のどす黒い腹の内を思えば、暗澹たる気分にならざるを得ない、ということもある・・・・・・と、モヤモヤと思っていたのだが、最後の弁士・河合弘之弁護士の話は、樋口判決の優れた論理性について、ポイントを押さえながら明快かつ端的に解説するものあり、感動的でさえあった。希望は過剰に持つものではないだろうが、判決内容に即してその歴史的意義を高く評価するとともに、原告団・弁護団を今後も支援していきたいという気持ちが高まった。
福島からは、告訴団の武藤類子代表をはじめ、十数人の方が駆けつけ、紹介のときは大きな拍手が巻き起こった。また、神田香織さんの講談「福島の祈り ある母子避難の声」も、気合十分の渾身の出来であり、会場からはすすり泣きの声も聞こえてきた。
そう、忘れてはいけない。司会者の木内みどりさん。タイミングをはかりながら、かなりいろいろな主張・呼びかけをしていた。特に「みなさん、海外からも運動は注目されているので、“No Nukes”など、のぼりや垂れ幕には、海外の人たちもわかる表現を入れてください!」と力説していたのは、新鮮だった。確かに。こんな実におちゃめで活気ある仕切りぶりが、テーマとしては重いため、実に楽しかった。
ぼくとしては、テントひろばについてはこう思う。何か知りたいことがあったり、だれかとおしゃべりしたくなったりしたくなったら、経産省前テントひろばへ。テントひろばが、これからも、ずっと、原発反対・再稼働反対を願う市民の止まり木のような存在であり続けてほしい。見かけはやさしく、しかし、魂は頑固な。
最後に。夜昼問わずテントを守っているみなさん、いつもありがとうございます。今回のイベントも、すばらしいものでした。会場(明治大学リバティーホール)は交通至便だし、きれいだし、受付のさばき方もスムーズでした。感謝、感謝。そうそう、他人ごとではなく、そういう気持ちを行動に、ですね。はい、これからもよろしくです。
(ロッシーニ基之助)

テント千日集会 司会の木内みどりさん
▲司会の木内みどりさん

渕上太郎さん
▲渕上太郎さん

正清太一さん
▲正清太一さん

中島哲演さん
▲中島哲演さん

神田香織さん
▲神田香織さん

河合弁護士
▲河合弘之弁護士

大飯原発3・4号機差止め判決 緊急院内集会の気分は明るかった

 福井県民189名による大飯原発再稼働差止め訴訟の判決が5月21日に福井地裁で下りました。「大飯原発3・4号機運転差止!」
その報告集会が福井県の原告たちが上京されて、5月23日(金)午後3時~6時前まで、国会第一議員会館大会議室で、「ついに勝った! 脱原発への大きな一歩」集会が開かれました。やっぱり勝利判決はうれしい!!
一列

院内集会動画(ユープラン)
http://www.youtube.com/watch?v=46T9I5lxPvk


 集会は弁護団や原告当事者からの発言の他、規制庁役人を呼んで、原発の「安全性」についての質問時間をとった集会でした。

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 集会は国会議員たちの発言の後、原告団・中嶌哲演さんが次のように発言しました。
 「このすばらしい判決は樋口裁判長や福井地裁の裁判官による判決にとどまらず、とくに福島3.11以降、広範な人々の思いや願い、運動、それらが一丸となって結晶したアマルガムのような判決だと思う、私たちの共有財産です」「福井県はフクシマ以前は北部・嶺北と南部で温度差があったが、フクシマ以後は北部の人が1人、2人、3人と立ち上がって裁判に訴えていった。私も原告の一人となり提訴の陳述を行いました。」
「…この半世紀近く国策として推進されてきた原発問題をめぐっては民主憲法の根幹たる立法、行政、司法の三権分立は機能してこなかった。それどころか三権の外部の巨大な経済的利害関係に取り囲まれ、三権は国策を追認し、追従してきた。先般の大阪地裁の判決に至っては旧態依然。関西電力や国の主張を鵜呑みにしただけ。原告側の憂慮や主張をことごとくと退けたものだ」
 「原発告訴団団長の武藤類子さんは『人の罪を問うとは自分自身の責任も問うことになります。原発による大量の電力消費を受け入れていて、すぐそこに原発があるのにその危険性に思いをはせずに生活してきた。だから告訴を通じて、これまでと違う価値観を育てていくことできるのではないかと思っています』と言っていたがその通りです。」と言われた。そして、「福井から原発を止める裁判の会原告団」の声明を読まれました。

 原告団の松田事務局長は「この判決を丁寧に読んでいただければはっきりてとわかりますが、福島の犠牲あったからなんです。健康被害があって、それが放射能の日がいてはないかと言うこことすら中傷されるようなそんなに社会に対して、この判決は『人間の生命を尊重することが一番大事で、それが社会の根幹である。このことを抜きにしてこれからの日本も成り立たない』とはっきり言っているのです。

 事務局の奥出さんは「最初は事務局体制も弱くやって行けるんだろうと思ってきた。がんばってきたかいがあって、このような判決を得た。関電は控訴した。これからも気持ちを奮い立たせて事務局とし闘いを組み立てていきたい」といわれました。

奥出

木田節子さんは「松田さんに頼まれて証言を引き受けた。原発立地の人たちが声も上げずにいる中で、福島原発事故のことをわかってほしいと思います。私は集会やデモでいろいろのことを教えられた。そこでつかんだことと樋口裁判長の判決理由の一言一言がぜんぶ重なった。」と発言。

 この後、規制庁の役人への質問となりましたが、割愛します。

Image2河合

休憩後、河合弁護士が「大飯原発差し止め判決の意義」を手短に話されました。「3.11以後、私は日本中の裁判官も原発の危険がわかったはずだと思ったがそうではなかった。それで日本中の弁護士に呼びかけて、約300名で各地の原発訴訟が一緒にやれる体制、脱原発弁護団連絡会をつくった。そして、この大飯原発で勝利した。
 今回の樋口裁判長は難しい議論をやってない。地震の問題にしても、原発の屋根が弱い問題にしても常識で判断すた。「いろいろある問題については今後解決すべき問題であって、いま当裁判所が立ち入って判断する必要がない」と言っていることを指摘しました。

Image2鎌田
 
鎌田慧さんの発言「3.11福島原発事故後にこれについての判断をさけることはできない。この判決は裁判官の責務について言っている。職業倫理が問われるようになってきた。また、判決は命の問題と生活の問題を出した。いままでそういうことが経済に押しまくられてきたが、もう一度がんばろうという気持ちにさせられた判決だ。官邸前行動とかテントとか、いろんな運動が力を合わせて一緒にやっていく方向も見えてきた。フクシマの人がこれだけひどい目があっていても知らん顔している想像力のなさ、知性のなさは許せない。」

ミサオ・レッドウルフさんの発言
「裁判の傍聴に行った。私たちが官邸前で言ってきたことが判決の中にすべて入っていると思った。わかりやすい主文で、拍手が起こった。しかも憲法を絡めて判決が出された意義は大きいと思う。パソコンは持ち込んでいいというので、すぐツイートした。この判決を追い風にして川内原発再稼働阻止も闘っていきたい。官邸前行動は大飯原発再稼働反対から始まったので、この判決を希望としていきたい」

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川島弁護士は「この判決は普通の判決だ。手堅い、被告が認めている争えない事実を取り上げている。争いがない事実なので控訴審で負けることはない」と言い、笠原弁護団事務局長も「弁護団は控訴審でも平易な言葉で争っていきたい。様々意見があるでしょうが安倍政権の原発再稼働に反対して闘っていきましょう。」と言って、判決文から「はじめに」の部分と「10.結語」を紹介しました。
原告団はその日の「金曜行動」に参加し、発言もされました。

◆大飯原発3,4号機運転差止請求事件判決(部分)

1.はじめに
 ひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められて然るべきである。このことは、当然の社会的要請であるとともに、生存を基盤とする人格権の公法、私法を問わず、すべての法分野において、最高の価値を持つとされている以上、本件訴訟においてもよって立つべき解釈上の指針である。
 個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということができる。人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことはできない。したがって、この人格権とりわけ生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、人格権そのものに基づいて侵害行為の差止めを請求できることになる。人格権は各個人に由来するものであるが、その侵害形態が多数人の人格権を同時に侵害する性質を有するとき、その差止めの要請が強く働くのは理の当然である。

10.結論 以上の次第であり、原告らのうち、大飯原発から250キロメートル圏内に居住する(別紙原告目録1記載の各原告)は本件運転によって直接的にその人格権が侵害される具体的な危険があると認められるから、これらの原告らの請求を認容すべきである。
裁判長裁判官 樋口英明
   裁判官 石田明彦
    裁判官 三宅由子

(報告:あれこれ屋、写真:あれこれ屋 三輪ユープラン)

5.11 女たち・いのちの大行進 

よく晴れた、夏を思わせる暑いほどの 5月11日(日)、上野恩賜公園(通称:上野公園)野外ス テージを会場に「5.11女たち・いのちの大行進」が開催された。主催は「女たち・いのちの大行 進」。武藤類子さんの呼びかけに応じて集まった女性たちだ。 スタッフの皆さんは9時に集合、会場の準備をしてくださったそうだ。

当日の様子はUplanさんの録画で見ることが出来る。数字はその場面が始まる時刻。
https://www.youtube.com/watch?v=zcF3G-XGrNo


会場は12:00開場、「女たち・いのちの大行進」と書かれた濃いピンクのリストバンドが入場証にな る。入口の受付には今日の出演者関連のCD等が並んでいる。会場のてっぺんの通路には、沖 縄、和食、ベトナム、韓国、アラブなどの食べ物、さをり織りなどのテーブルがところ狭しと並んでい る。瀬戸内うみすずめ会(山口)、アートさをり(福島)、東京琉球館なども出店。

★希望のフェス★

13:00開演。オープニングのメッセージが次第にうずまっていく会場に流れた。

「ようこそ、女たち!世界から日本中から肩書きをはずした一人ひとりがいのちの平和のために、 かけがえのない一人ひとりが世界を変えるためにこの青空のもとに集まっています。

今、世界を見渡せば、原発、核、戦争、差別、貧困、基地、暴力、兵器、自然破壊に満ちている。 欲望と嘆きに乾いた大地。土はやさしさを失い、命は絶えていく。声小さき者の悲しみが、怒りに 紛れてかき消されないように、わたしたちは思いをひびきにのせて、どこまでも遠くへ運びたい。静 かに水を引くように、やさしく大地を潤したい。

わたしたちの望むものは本当のいのちの変革、すべてのいのちをいとおしむ本当の世界。 大好きな自分と今日、ここに出会えた大好きな仲間とともに一日を過ごそう。そして腕に抱えきれ ない宝物をもって自分の場所に帰ろう。

今、この瞬間から女たちのレボリューションが始まる。あなたとともに、光の方へ。

5.11女たち・いのちの大行進、ここに開幕しま~す!」

メッセージスピーチ

・安積宇宙(障害をもつ)9:50
・高里鈴代(沖縄)15:00
・平田みゆき(アイヌ民族継承者)20:51
・朴慶南(在日韓国人)27:10
・荒井祐子(福島)32:30

メッセージ代読
・カンベンガ・マリールイズ(ザイール出身、福島在住)36:52
・ノーマ・フィールド(米国)39:40

パフォーマンスライブ

・司会:ゼロノミクマ君のあいさつ42:50
・アイヌ舞踊:レラの会 44:10
・古代フラ: 水野みさを&虹の天の鳥たち 58.07
・ゆっくりウォークの説明、歌の練習 1:16:07
・こぐれみわぞう 1:25:45 
・寿[KOTOBUKI] 「ナビィ/ ナーグシクヨシミツ」1:33:01
・李政美 &竹田祐美子、向島ゆり子、矢野敏広 1:49:55
・フィナーレ (2:05:30) 李政美さんたちの歌う「蜜陽アリラン」に続き、「会津磐梯山」(2:11:10)では観客も前に出てきて 「かんしょ踊り」を踊って大いに盛り上がった中で「希望のフェス」を終了。

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・スピーカーの皆さん(右から安積宇宙、高里鈴代、荒井裕子、平田みゆき、朴慶南、敬称略)

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・ステージに掲げられた大きなバナー

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・アイヌ舞踊を踊る平田みゆきさんと仲間

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・ゼロノミクマ君と水野みさをさん

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・「イマジン」を踊る水野みさをさんと生徒さんたち

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・寿[KOTOBUKI]とこぐれみわぞうさん

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・李政美さん

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・フィナーレ

★ゆっくりウォーク★ (2:14:14) 

ウォークのコースは1.2キロ。
会場から出てくると、「公園の中は原発反対、戦争反対などのバナーは禁止だそうですから、公園 の敷地を出てから出してください」という担当者の声が聞こえてきた(毎度のことながら、何を根拠に 禁止しているのか、と思う)。「弁護士、お医者さんも女性で固めることが出来ました」との報告も。

ウォークは「鳴り物やシュプレヒコールなし。歌声でアピール」をコンセプトになごやかに行われた。 車椅子、乳母車の方たちを先頭に進み、目的地の練成公園に着いた後、野外ステージに戻り、 遅くまで女たちの交流が続いた。
デモ1

デモ2

デモ3

武藤類子さんをはじめとする福島の女たち、首都圏の女たち、どうもありがとうございました。全国から来た女たちとつながることの出来た一日でした。

(報告:あっきい 写真:あっきい、Uplanさんの録画より)
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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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