原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

「国連・人権勧告の実現を!~すべての人に尊厳と人権を~」

2013年12月14日、明治大学リバティタワー6F1063号室にて18:45から「国連・人権勧告の実現を! ―すべての人に尊厳と人権をー」が「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会によって開催されました。

近年、日本の人権状況について国連の人権条約機関から相次いで勧告が出されているが、日本政府は、人権条約の国内への適用に真剣に取り組んでいない。2013年も、社会権規約委員会と拷問禁止委員会から勧告が出たが、安倍内閣は拷問禁止委員会の勧告に関する質問主意書に対して「(勧告は)法的拘束力を持つものではなく、締約国に従うことを義務付けているものではない」とする答弁書を6月に閣議決定した。人権問題が改善されるどころか、むしろ後退している現状の中で、人権課題に取り組んでいる各団体で「『国連・人権勧告の実現を!』実行委員会」を立ち上げ、この集会が開かれました。会場いっぱいの200余名の参加者がありました。

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集会の柱は2本、

1)社会権規約委員会と拷問禁止委員会で勧告が出た人権課題に取り組んでいる各団体からの報告
2)今後日本政府に勧告を実施させるには何が問題なのか

について話されました。

この集会の録画は実行委員会のHPからみることが出来ます。


http://jinkenkankokujitsugen.blogspot.jp/

*発言者名の前に発言の始まり時刻を( )内で示しています。

(1:13:50)ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子さんからは、国連「健康に対する権利」特別報告者のアナンド・グローバーさんから福島原発事故後の人権状況に関する事実調査報告と、日本政府に対する勧告が5月27日に出されたことが報告されました。

勧告の内容:「20mSv」を避難基準としている日本政府に対し、「避難地域・公衆の被ばく限度を、科学的な証拠に基づき、リスク対経済効果の立場ではなく、人権に基礎をおいて、年間1mSv以下に低減するよう」求め、「年間被ばく線量1mSv以下及び可能な限り低くならない限り、帰還を推奨されるべきでない」とした。

また、現在の県民健康管理調査では不十分で、年間1mSv以上の地域の全住民と全原発労働者に長期的・包括的な健康検査をすること、子どもには甲状腺検査に限らず尿、血液など関連するすべての検査をすることを勧告した。

原発、エネルギー問題などの全ての意思決定プロセスに住民が参加する仕組みを作るようにすることも勧告した。

社会権規約委員会も、日本政府にグローバーさんの勧告に従うよう求めた。

(0:44:45)在日本朝鮮人人権協会の宋恵淑(ソン・ヘス)さんから、朝鮮学校無償化排除問題について次のような報告がありました。

「朝鮮学校が、高校授業料無償化プログラムから排除されているのは差別である。日本政府は朝鮮学校の子供たちにも適用すべきである」との勧告が4月の第3回社会権規約委員会から出された。2010年から人種差別撤廃委員会や、子どもの権利委員会、今回とオモニ代表団で訴えてきて成果をあげている。しかし、今回の勧告に対して、下村文科

大臣は5月に「朝鮮学校以外の高校に在学する在日朝鮮人は現行制度の対象になっているから差別ではない。朝鮮高校が、学校教育法1条化すれば済む話だ。社会権規約委員会の指摘は、日本の状況をよく理解していない中での見解だ」と反論している。

(0:54:43)市民外交センターの上村英明さんから「『沖縄・アイヌ問題』について1987年より自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会から様々な勧告が出ている。しかし、日本政府はアイヌ問題には文化政策のみ、沖縄に基地が集中しているのは地理的な位置が原因として片づけている」。「日本という国は国内に公正さを広げるシステムを持っていないことが一番大事な問題である」と話されました。

(1:25:35)女たちの戦争と平和資料館wamの渡辺美奈さんからは、日本軍『慰安婦』問題について、詳細な資料とともに次のような報告がありました。

1994年の女性差別撤廃委員会の勧告を皮切りに、国連人権機関からの度重なる勧告、特別報告官の勧告などが出ているが、問題は解決しないどころか、高齢の被害者が次々と亡くなっていく中で、橋下発言のように、事実を歪曲して被害者を傷つける発言が相次いでいる。このような日本の状況に対して、社会権規約委員会と拷問禁止委員会は日本政府に対して、「政府当局者や公的人物による繰り返される事実の否定で被害者が再び傷つけられないように」「彼女らをおとしめるヘイトスピーチや示威行動に反駁すること」、「そのために公衆を教育し、あらゆる歴史教科書にこの事実をのせること」を勧告した。また法的責任を認め、被害者に賠償することも勧告した。

2本目の柱として、山梨学院大学教授荒牧重人さん「国連人権勧告と日本」(基調講演、04:25)人権共同行動事務局長の寺中誠さんから「国際社会から見た日本の人権状況」(1:04:40)と題して話がありました。

日本国憲法第98条第2項は、日本が締結した条約について「誠実に遵守すること」を国に義務づけている。条約遵守義務を負っている以上、条約締約国には、関連するガイドラインや勧告を含めて、人権基準全体の実現に向けて努力するべき義務がある。

条約の国内実施のためのカギとなる制度に国内人権機関の設置がある。国内人権機関は、実際に行政を担う政府機関とは別の立場で、国際条約を実施するという観点から国内の状況に対して具体的提言を行う機関であるから、行政機関から組織的、財政的に独立していることが最重要である。しかし、日本の人権擁護政策の担当官庁は法務省で、実際の行政を担う機関であり独立性がない。

人権条約の勧告を実現させる取組みは、日本国憲法と人権条約をつなぎ、人権を基盤とする社会づくりをすすめる鍵になる。

最後に、1月25日の「国連人権勧告の実現!」の集会(代々木公園野外ステージ13時30分~)とデモ(15時出発)の行動提起がありました。

(報告・きふね順、 写真:実行委員会のHPからお借りしました)

:原発回帰・再稼働を許さない! パブコメの締め切りは1月6日

エネルギー基本計画の見直しはとんでもないものです。手続きとしても民意無視です。
パブコメだけで済まそうとしています。許せませんが、パブコメは出して下さい。1月6日締め切りです。

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12/22 STOP!! NUKES  日比谷野音集会★国会大包囲

<s-Image2反原発

s-Image1岡全体

▼12月22日(日)午後、日比谷集会は約3000人が集まり、鎌田慧さん、木内みどりさん、水野誠一さん(木内さんのお連れ合い)、レゲエのミュージシャンたちが歌い、反原発を訴えた。
 その後、集会参加者たちは団体、個人入り乱れと三々五々、国会包囲に向かった。

▼テントを建てて834日目になる経産省前テントひろばでは暖かい飲み物を用意。鎌田慧さん、木内みどりさん、小熊英二さんたちも寄られる。
s-木内みどりテント

▼15時からは国会大包囲。約1万5000人。
衆議院第2議員会館で、鎌田さんたちが再度発言。
●鎌田慧さん
 「嘆いても嘆いても嘆ききれない福島を思うと、少しでも早く原発ゼロにすることが来年の課題だ。かつて谷中村の村民がやったように必死の闘争をやること。秘密保護法は怖くない。徹底的につぶしていく運動をやろう。新しい力はみなぎっている。徹底的にやりましょう。」
●水野誠一さん
 以前、参議院議員をしていたが、浜岡原発反対で知事選に出た。負けたが56万余の力はどんどん広まっている。南海トラフ大地震は必ずくる。原発が日本にあったら日本は亡びる。原発ゼロを実現しよう。」
●木内みどりさん
s-Image2木内
 原発事故以来、生活習慣を変え始めた。なんとしても原発とめたい。デモをやってる人たちと一緒にいることがうれしい。放射能が色も匂いもないからこそ、関心をもち、いろんな事に気づいて、ウソを見抜いていこう。声をあげていこう。」

 秘密保護法が強行採決され、エネルギー基本計画で「原発は重要なベース電源」と、「原発ゼロ」政策の転換が打ち出されました。待ってましたとばかりに柏崎刈羽、島根、女川と再稼動申請が出される情勢の中、沖縄の辺野古新基地建設の埋め立て、安倍首相の靖国参拝と激しく情勢が動いています。負けてはいられません。年末年始も元気よく闘い続けていこう。

(報告:あれこれ屋 写真:オッカー)

1月行動の追加  再稼動させるな! エネルギー基本計画撤回! パブコメをだそう!

2014年の年始~1月行動を追加します。
原発再稼動をさせないために、まず、パブコメを出しましょう。
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年末年始はテントに行こう!

 安倍内閣はとんでもない内閣です。そういう時代の中で年末と年始を迎えます。私たちはこのもすごい攻撃に打ち勝っていきましょう。年末年始テントにおいでください

s-Image1年末スケジュール
s-Image1年始

ドイツに渡った脱原発扇子

今年の夏、テントひろばで扱っていた脱原発扇子をお求めくださった方も多いと思います。この扇子は脱原発扇子作成実行委員会が作成し、テントひろば、たんぽぽ舎などの脱原発運動の団体に寄付してくださったもの。実行委員会の大村みどりさんからのレポートをお届けします。

脱原発扇子実行委員会 大村みどり
この写真を見てください。金髪の女性はドイツ緑の党(正式名称は「同盟90/ 緑の党」代表を2004年から2013年まで務めたクラウディア・ロートさんという有名人です。手に持っている ”NO GENPATSU” 扇子も見てください。
s-ドイツふたり二人

ヨーロッパ各国では環境保護や脱原発を訴える「緑の党」の運動が50年ほど前からあり、とくにドイツでは盛んだということは知っていました。メルケル首相が福島原発事故を契機に脱原発を決断したのも、これら自然保護運動の脈々とした下地があったからでしょう。

 昨夏、官邸前行動で多くの人々が団扇に思い思いの文字を書いて抗議する姿に感動しました。しかし、職場などから駆けつけた人たちは汗だくなのに、あおぐものを持っていなかったので、バッグにも入り、プラカード代わりにもなる「脱原発扇子」を作ろうと、私たちは実行委員会を立ち上げました。6月に3000本を作り、テントひろばやたんぽぽ舎にも寄贈し、反原発集会などで売り広げました。
s-2013 ロート 002

 私の友だちがドイツ在住の日本人の友人に扇子を送ったところ、ロートさんの手にわたり、とても喜んで、扇子の入手先や日本の反原発運動のことを知りたいと言ってきました。友人はたんぽぽ舎の活動など日本の反原発運動をネット検索してロートさんにメールしてくれました。この写真の公開も快諾が得られ、秘書の方から「日本の原発反対運動への協力を惜しまない。成功を祈っている」旨のメール(ドイツ語)が転送されてきました。近々、運動のチラシ類や缶バッチ、手ぬぐいなどの反原発グッズも送ろうと思っています。

この夏、脱原発扇子は東京近辺だけでなく、広島にも、たんぽぽ舎のメンバーによって大飯、伊方、泊などの反原発運動に、チェルノブイリ、ロシア、タイ、台湾などにも様々なルートでわたりました。日本の反原発運動は世界的潮流の一つだと改めて感じられる便りでした。
 特定秘密保護法成立の翌朝、「嵐は過ぎ去った」とうそぶいていた人もいたようですが、世界の潮流を見誤らないでほしいですね。

*クラウディア・ロートさん(1955年生まれ)はドイツの政治家。2004年から2013年まで緑の党共同代表を務める。2013年10月からドイツ連邦議会副議長。詳しくは“Wikipedia”で検索してください。

追記:たんぽぽ舎にはまだ20本程度、この扇子の在庫があります。関心のある方は直接、たんぽぽ舎にお問い合わせください。TEL.:03-3238-9035

本の紹介  『原発再稼働 絶対反対』 (再稼働阻止全国ネットワーク編)

本の紹介です。
再稼働阻止全国ネットワーク編『原発再稼働 絶対反対』が出来ました

再稼働阻止全国ネットワーク編 『原発再稼働 絶対反対』(週刊金曜日刊、800円)
s-Image1再稼動再稼動

再稼働阻止を闘う原発立地16か所からの報告を中心に、広瀬隆さん、天野恵一さん(ネットワーク事務局)も執筆、巻末には日本の原子力発電所一覧、再稼働阻止全国ネットワーク連絡先もリストアップされていて、日本の原発の状況を把握するためのデータブック的な構成にもなっています。
経産省前テントひろばもネットワーク結成呼びかけ5団体に入っています。ぜひ、この本を広めて、再稼働反対の波を全国に広めて行きましょう。全国各地で原発再稼働に反対しているグループの活動(16か所)をまとめた本で、発売されたばかりです。

第2テントでも扱っています。テントにお立ち寄りりの折にお求めください。
s-Image2目次

木田節子さんのドキュメンタリー映画

『木田さんと原発、そして日本』上映とトーク@渋谷アップリンク
12月11日(水)19:30から渋谷アップリンクで、早川由美子監督による木田節子さんのドキュメンタリー映画『木田さんと原発、そして日本』のDVD発売記念の上映とトークが行われました。参加者は40名。

「福島第一原発事故により、これまでの生活を奪われた木田節子さん。この苦しみを福島で終わりにするため、声を上げ続ける彼女の姿に同時代を生きる“私たち”は何を思い、どう生きるのか?」(ちらしより)

当日はまず、映画(前編30分、後編34分)の上映があり、その後、監督の早川さんが木田さんに話を聞くというかたちで進められました。
s-聴衆


トークの様子は早川さんがYou Tube にアップしてくださったので、ぜひご覧下さい(http://www.youtube.com/watch?v=1lWEztC2OuY&feature=youtu.be (所要時間53:01)
早川さんのHP のブログ欄からも入れます http://www.petiteadventurefilms.com/

以下にトークの要点を書き出してみました(敬称略)。部分的に書き起こしています(ただし、非常に主観的なチョイスですし、正確な書き起こしではありません)。

早川:トーク開始のあいさつ00:54 木田さん登場
01:02 早川:木田さんとの出会い
s-早川
       
女たちの1票一揆」という院内集会を福島の女の人たちが中心になって、もっと政治家に女性をふやそうということで、毎月1回やっていました。その集会で木田さんが「日本はもうダメになっちゃうから、新橋のサラリーマンたちに向かって叫ぶ」みたいなことを発言。その発言を聞いて、ぜひ撮影させてくださいと言って声をかけたのが、今回の映画のきっかけになりました。
インターネットで選挙前は公開していたので、二人揃って見るのは今日が初めてなので、まず木田さんの感想から聞きたいと思います。

02:20 木田:あいさつ
s-木田あいさつ
03:30 映画についての感想
どうですか、と言われたら、とても恥ずかしい。よくもまぁ、家庭の事情までベラベラ喋ってって思います。夫は前からそう言っていました。会社の人もUstで見ているし、夫の立場も考えなかった。
3:40 木田:娘は画面の中でもわたしを怒るときでも一緒だと言っているので、まぁ一人ぐらいこういう原発難民がいてもいいのではないかと思います。
結局選挙で選ばれた人が日本を牛耳るわけですから、女たちで何とか議員を出そうね、と去年一年頑張ったんですけど、それが続かなかった。それで出会った(早川さんは)同志と言えば同志かなぁと思っています。
この映画がいいんだか、悪いんだかは、専門家じゃないので、見てくださった方
に感謝、作ってくださった方にも感謝、それしか今日は言えないです。ごめんな
さい。
7:10 早川: 木田さんに惹かれたのは、この映画を見てもわかるように、木田さんは家庭の中でも自分の考えを貫こうとしている。家庭のあり方にも原発問題の構造が現れているように思ったんです。周りの身近な人から変えて行こうとする姿勢にすごく共感しました。
09:57 早川: 木田さんの立候補が決まって、わたしとしては、木田さんを応援するためのビデオを作りたいと思ったんです。
 でも、選挙前にこういうものを出してもいいのか、と思うこともありました。「当選はどうでもいいんだ」みたいなことも言っているし。でもそれらをひっくるめてやっぱり木田さんなんじゃないか、と思って、このような作りにして、選挙前にYoutube で公開しました。

<選挙について>11:02 木田: 銀座での通行人の無関心、でも品川駅東口での街宣のときの方がもっとひどかったんですよ。銀座では道端にいた猫がみんなの関心を集めていました。みんな、選挙に関心がない。
 福島駅前、山本太郎さんと一緒に立ったけど、大した反応はありませんでした。
 銀座ではこの選挙であとにもさきにも初めて涙がこぼれたところを撮られてしまいました。
 新潟は原発立地県なので2度行きましたが、キツネとタヌキとカエルしか聞いていないようなところで演説することになっていたんです。
静岡には公示日に行き、新潟からの帰り道で群馬(高崎)、埼玉(熊谷)に寄った。どちらも人通りが少なくて、駅前で聞いてくれたのはタクシーの運転手さんだけでした。
15:44 茨城では廃炉アクションの仲間たちが街宣の段取りをしてくれました。
緑の党比例区で立った9人で(1人は地方区)北海道から九州までキャラバンをしたかったと、終わってから思いました。

*この選挙については本ブログ10月24日付けの「木田節子さんのお話@スペースたんぽぽ」(「木田節子の新
たな挑戦 ―選挙に立候補してわかったこと、ジュネーブ訪問してわかったこと、このままにはできませ
ん!」)でも報告されています。

<アメリカ行き>17:10 早川:木田さんは最近、アメリカにも行かれたそうですが、どんなことをしたんですか。
木田:先月11日に「出来れば原発の直接の被害者にアメリカに来てほしい」という話しがあったんです。サンディエゴ、ロスアンゼルスなど、地名もよく覚えていないんですが、行って来ました。
18:20 トモダチ作戦で被ばくをした海兵隊の人たちの中に、すでに症状が出ている人たちがいます。すでに除隊していて、食べることも出来ない、その人たちの裁判を引き受けた弁護士さんと応援の人たちが、日本の状況が全然わからない、ということで誰か、話をしていただけないか、と弁護士さんから連絡があったんです。
20:40 本当は井戸川元双葉町長が行くことになっていたのですが、「アメリカですべてのことを言ってしまったら、その内容を聞いた福島の人たちが混乱する」ということを理由に、直前にキャンセルしてしまったんです。それで、「頼めばすぐ引き受ける木田さん」に話しが廻ってきたんです。
22:53 18日に着いて25日まで向こうに行ってきました。
23:08 早川:アルジャジーラの取材も受けたと聞きましたが。
木田:アルジャジーラというのは、中東のテロを応援する報道機関だと思っていたんです。帰ってきてから、人に聞いたら、わりと真実に近い報道をしている機関だと聞いたので、そういう所で話せて光栄ですと言ったらいいのか。
25:18 一番言いたいことは、と局の人に聞かれて、福島県の南の方にある鮫川村の焼却炉の問題を話しました。福島ではこれから簡易式焼却炉が30か所以上で建設されようとしているんです。すでに動かしているところもある。焼却されるのは低レベル廃棄物で、バグフィルターもさほどついていない。ついていても放射能を出す。
       *詳しくはブログ「ふくしまの里山を次世代に」http://blog.ne.jp/no-nuclea をご覧ください。
26:30 木田: わたしは(原発事故が起こってから)1年間引きこもりで、福島の女たちと声をあげている原発告訴団の武藤類子さんとか、そういう方と出会ったのは去年の4月5月くらいなんですけど、この人たちと一緒にやっていこうと仲間に入れてください、と言ったんですね。正式には「原発いらない福島の女たち」と言うんですけど。この女たちは純粋に福島のことを伝えて、福島を繰り返さないでって言っている人たちです。お金もありません。金儲けも考えてません。人生ほとんど捨ててガンバっている。ただ、福島の女というだけで活動しているのとは違うということをこの場でちゃんと言っておきたいと思います。
 そのほか、子どもたちが今でも被ばくしながら生きていること、4号炉の燃料取り出しが始まって、4号炉作業員も毎日、被ばくしているんですね。そういうことを訴えてきました。
30:25 木田: なんで福島県の県知事は福島県民を助けようとしないんだろうとか。海外からみたら、わかるんですよね。放射能が漏れているんですよね。原発に反対している人たちのデータの中には入っているんですよね。
 漁師がたっぷり被ばくしたマグロを水揚げしたので、その補償を日本に迫っているとか。海外だって日本の安倍総理の言っていることが正しいか、正しくないか、分かっているでしょう。それなのに、皆さん、どうして嘘つくんですか、と言ったら、そしたら向こうの人がそのとき、”all goverments all liar”すべての政府はウソつきだって言ったんです。

<質問タイム>32:15 
女性:今後の活動は?
木田:長い間、バスガイドとして働いてきたためか、1つのことにみんなで突き進むことが出来ない性格で、好き勝手に動いています。声がかかれば、どこでも言って福島の話をしたいと思っています。喋るべきことはこれからも喋って行きたいと思ってます

<木田さんからのプレゼント>37:25 
早川:ここで木田さんからプレゼントがあります。
木田さんが紙に包まれたアメを観客一人ひとりに配る。アメの紙には番号が書かれていて、木田さんの言う番号に当たった人には賞品が用意されているという(ドキドキ)。
木田さんがアメを配っているあいだに早川さんのCMタイム。
・山形国際ドキュメンタリー映画祭で通訳として活躍している山之内悦子さんが『あきらめない映画~山形国際ドキュメンタリー映画祭の日々』という本を出しました(大月書店、2013年9月刊、2000円+税)。その中にわたしの紹介(7~8ページ)もあるので、ぜひ、読んでください。 
・今日の映画のDVDも販売しています(1000円)。お買いあげの方にはサインもします。
・原発いらない福島の女たちのカレンダーもあります(1000円)。

40:20 木田さんが賞品の紹介
フォトジャーナリストの山本宗補さんの写真集『戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記録』(彩流社、2013年7月刊、4590円)。大型の本で、70 人の証言と写真が見開きに収められている。
s-木田
44:08 ラッキーナンバーは11番。もらった人には木田さんから条件が出されました。
・今日は袋もなく、むき出しのまま差し上げますが、これを電車の中で大きく広げて誰でも見れるようにしてほしい。立っていてもよいので、隣の人に見えるように広げてほしい。
・少なくとも5か所の図書館に希望図書としてこの本の名前を電話してほしい。
(いかにも木田さんらしい注文ですね)。

会場に山本宗補さんが見えていたので、木田さんが紹介。
45:35 山本宗補さんからも著書『鎮魂と抗い ―3.11以後の人びと』(彩流社、2012年9月)が提供されました。
木田:これにはわたしも載っています。
ラッキーナンバーは木田さんの誕生日4月2日から42番。
46:36 木田:山本宗補さんと出会いがなければ、今ごろもっと穏やかな難民ぐらしをしていたと思うことが時々あります(笑)
山本:木田さんが先週、秘密保護法反対行動のときに、議員会館前で「いわき出身の森まさこを次の選挙では絶対、当選させない」とマイクを握って言ってました。
怒りが身体中からみなぎっていました。木田さんの選挙ポスターに使われた写真は、今年の3月の10日前後に木田さんと富岡町に一緒に行ったときに撮った写真(自宅を背景に防護服を着ている)です。
木田さんを知ったのは、官邸前抗議行動が始まって1ヶ月くらいしてから、
毎回、自分で書いたメッセージを持って、短いスピーチをする木田さんを見てからでした。わたしの目に狂いはなかった。本当にいい人を取材させてもらったなぁと思っています。
49:45 今日、映画を見て、銀座で、あそこの前から猫に移っていく、有権者は何をやっているんだ、あそこがすごいポイントだと思いますね(映画を見ないとわからないですよね。ぜひ、見てください)。動画の強さを感じました。
50:36 木田:わたしはもう選挙には出ません。本気でこの国を変えようとしてくれる人が出たら、応援して行きたいと思います。福島を支援してくださいとは言いません。カンパももういらないと思います。
どんなにやっても、福島県知事が使い方が下手なので。
わたしたちは皆さんよりちょっとだけ早くこうなりました。守るべきもののある皆さんが考えて行く時ではないか、と思います。今日は本当にありがとうございました。

早川監督は「たった1度しかない、DVD完成記念上映会ですので、映画館のようなきちんとした会場で開きたかったので、この会場(アップリンク)にした」そうです。
木田さんも反原発関連の会場では毎回、そこに通うメンバーしか集まらないだろうという意見で、頑張って人を集めて、アップリンクで開こうということになったそうです。

*この映画のDVDはpetiteadventurefilms. com のサイトから注文することが出来ます。

(報告:あっきい 写真:あれこれ屋)

緊急なお知らせ 霞ヶ関ナイトスキップ

■ 12月18日(水) 霞が関ナイトスキップへのお誘い     
いま何が起こっている!? 
スキップが身体も心も開放し 鼓舞する時間。
どなたでもどうぞご参加下さい。

スキップできる格好であれば、各人の思い思いに準備や格好を。
スキップ前は少し寒いですが、スキップすると温かくなります。

<スキップ要領> 
  
●12/18  18:30集合 からだのワークなどをして
      19:00頃~ スキップ出発 ~国会を巡るスキップ~
      20:00頃~ テントで茶話会 

●場所:経産省前テントひろば http://tentohiroba.tumblr.com/
(メトロ千代田線・日比谷線・丸の内線「霞ヶ関」A12出口すぐ)

●ナビゲーター:
  中野 純(体験作家・闇歩きガイド、『闇を歩く』『月で遊ぶ』等の著者)
  菊地びよ(舞踏手・body dialogue space体話舎主宰)

●企画 :ナイトスキップ協会

●協力: 経産省前テントひろば(簔口)

●連絡先:biyo.j@jcom.home.ne.jp tel: 090-8342-8558(菊地)

武藤類子さん 松井やより賞、堀切さとみさん期待賞を受賞

武藤類子さん・堀切さとみさん受賞
女性人権活動奨励賞(やより賞)贈呈式@早稲田奉仕園


「松井やよりさんの遺志と基金とによる「女性人権活動奨励賞(やより賞)」の活動は、2005年からスタートしています。松井さんは、国際的な視野を持ち、あくまでも女性や弱者の側に立つジャーナリストとして生涯を貫きました。彼女はこの奨励賞をとおし、厳しい状況の中で自らの意志を貫こうとしている女性たちや、自分の道を求めつつある女性たちを励ましたいと願っていました。一人でも多くの方々が、愛情と期待をこめた彼女の呼びかけに応えてくださるよう希望いたします」(やより賞HPより)。

 12月7日(土)に第9回やより賞贈呈式が早稲田奉仕園で行われました。
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 今年のやより賞は福島原発告訴団団長の武藤類子さんに、やよりジャーナリスト賞は該当者なし、特別枠「期待賞」がドキュメンタリー映画「原発の町を追われて」監督の堀切さとみさんに贈られました。おふたりとも当ブログにも関係の深い方々でもあり、心から受賞をお祝いしたいと思います。残念ながら、授賞式に出席できませんでしたので、やより賞ホームページから記事内容をお借りしました。
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やより賞を受けて─メッセージ 武藤類子
「やさしく 怒りを こめて」

 本日はこのような素晴らしい賞を頂き、言葉には表せないほどに光栄に思い、感謝しております。そして、松井やよりさんが遺された数々の意味深いお仕事と、女性人権活動奨励事業を運営されてこられたスタッフのみなさんに敬意を表します。
私が松井やよりさんを知ったのは「アジア・女・民衆」と言う本からです。随分前のことですが、あまりに心惹かれるタイトルに本屋さんで手に取りました。松井さんを深く存じあげてはいないのですが、女性国際戦犯法廷など本当に大切な仕事をなさっているのだと憧れておりました。だから本当は身の縮む思いです。このようなわたしを推薦して下さったみなさんに、心から感謝致します。受賞に恥じない生き方をしたいと思います。
 しかし一方で、私の受賞は、東京電力福島原発事故が起きなければなかったことだと思います。この意味と重さを心に刻みたいと思います。そしてまた、この賞は私だけに与えられたものだとは思っておりません。この事故により立ち上がった全ての女性に贈られたものだと思います(やより賞HPより)。

スピーチの終わりに武藤さんから女性たちへ呼びかけがありました。
「いま私たちは生き方を問われています。
 チベット仏教にターラと言う女神がいます。観音様の涙から生まれたと言われています。慈悲の神ですが、世界の悪に向かっては時に憤怒の形相で足を踏み鳴らすそうです。優しく怒りを込めて女たちがこの世界を変えていきましょう。

 来年5月11日、東京の上野水上音楽堂に日本中から女神が集い「女たち・いのちの大行進」を行います。
「私たちは望む 差別と戦争と原発・核のない世界を
肩書のないひとりひとりの女たちが、本当のいのちの平和を創る
あなたと一緒に歩きたい あなたと一緒に世界を変えたい」
赤ちゃんからおばあちゃんまで、障害を持つ人も、先住民の人も、外国籍の人も、自分が女性だと感じる人はどうぞ集まって下さい。
 私は89才の母と一緒に行きます。レンタルの車椅子を沢山借ります。肩書なしの個人の参加です。思い思いに自作のプラカードを持ち寄って下さい。今からワクワクしています。世界中で地に足をつけ闘って来た女たちが沢山います。私たち女性には世界を変える力があることを、今この瞬間から心に思い起こしましょう」。

武藤さんと堀切さん
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やより賞HPで武藤類子さんのスピーチ全文、贈呈式当日の写真を見ることが出来ます。
http://www.wfphr.org/yayori/index.html
(報告:あっきい   写真:やより賞HPからお借りしました)

11/29 テント裁判 第4回口頭弁論・傍聴報告・感想など

 11月29日(金)に第4回テント裁判口頭弁論がありました。当日もいつものように1時から東京地裁前で抗議集会をしました。そして、1時30分の傍聴〆切りに並びました。今回並んだ人は200名でした。
東京地裁前で集会
s-らんさん

 
双葉町からの避難者・亀屋幸子さん
s-亀屋さん
 
 当日は、東京地裁前で、狭山事件で無実なのに犯人にでっちあげられた石川一雄さんの証拠の全面開示と再審無罪を訴えた行動がありました。テント裁判参加者も一緒に集会をする形になりました。無実無罪を勝ち取るまでともに頑張りましょう。
 反原発を闘いテント裁判応援団の鎌田慧さんは「狭山事件の再審を求める市民の会・事務局長」です。鎌田さんの公式ブログに狭山事件の案内等掲載されています。
 s-石川

石川一雄さん・早智子さん夫妻
s-石川さん夫妻

 裁判所の中は、法廷はもちろんどうしたわけか写真撮影が禁止されています。ですから写真なしで、傍聴報告を2つ紹介します。

■11.29脱原発テント裁判を傍聴して 
 河原井純子さん(「日の丸・君が代」強制・処分に反対してなんども停職処分を受けながら闘った元教員・裁判の経験者)
 いろいろな民事裁判を傍聴してきたが「証人尋問」を除くと書面のやりとりが主で、まるで次回裁判日程を決定するための法廷であった。「傍聴者に内容のわかる裁判を!」と切望していた。
 そんな中、29日のテント裁判は、わたくしたち被告側の丁寧な口頭弁論が「本裁判は何が主眼か」を明快にひとりひとりの傍聴者に伝えていた。こういう展開をすべての裁判に望みたい。
 法廷では、準備書面の4と5の弁論と、淵上さんと正清さんの意見陳述があった。とっても充実した内容であった。準備書面4では国・東電がいまだに解決の道を探ろうとしてはしていない事実を、放射線量の御全土を鮮明に示しながら具体的に訴えた。最後に「いまだに福島は汚染されている。人の健康・命を考えていない」と結んだ。まさに「命より金」への断罪である。
 
 準備書面5は、まず高級官僚のブログでの許せない暴言にふれ、それが「停職2ケ月の処分」ですませている事実への批判からはじまった。
 1年半の脱原発テントに1000万円の賠償を要求してきたことに対して、自民党の職権濫用の具体化を示した「自民党本部と衆議院会館との間に土地を自民党駐車場として、なんと50年近く無料で使用している(2012年民主党政権の時に判明)というのである。 また、「全世界に及んでいる放射能の汚染の中、安倍首相の『コントロールされている』の大ウソ発言は直ちに全世界の謝罪しなければならない」と強調した。また、内部被曝を含めて福島の悲惨な状況が語られた。
 淵上さん、正清さんの2人の意見陳述も力強く、心に届いた。決してあきらめずに立ち向かう姿に元気と勇気を共有する。とにかく、なんとしても「秘密保護法案を廃棄しなければ!」とさらに決意して、裁判の報告集会にむかった。(準備書面4、5は追って、テント裁判ホームページに掲載)

■裁判傍聴感想文 理路整然と『本件は訴権の乱用である』と主張!さすが!              ケロップ(テント番のひとり)
 抽選に当たった。くじ運の悪い私、ほとんどどんなくじにも当たったことがなかったのに。地裁の入り口で、飛行機にのる時のような「凶器持ち込み検査?」を受けて法廷へ向かう。席はもうほとんど一杯で、奥の方に一つのこっていた空席を、手をあげて教えてくれる人あり、座る。携帯の電源を切る。静かで、代理人や裁判所職員らしき人のみが少し動いている。裁判官も原告側も被告側も、資料を読んでいる。
 
 「傍聴席にお願い」と、裁判官が話しはじめる。「拍手したり発言したりする人が時々いらっしゃるが、そういうことをしないでほしい。当事者の発言を聞いて、考えながらやっているのが、審議が止まってしまう。」ああ、お決まりのお説教だなと思ったら、「そういうことをしたい気持ちになられることは十分理解しています」と。くすくすっと、皆が小さな声で笑った。笑うのは禁止されていないようだと前に誰かが書いていたっけ。なのでちょっと大きめの声で笑った。たしかにやや神経質そうな裁判官だが、嫌な感じではなかった。注目の集まる国家的な問題を担当することに自負もあって、きちんとやりたいと望んでいるのでは。(希望的観測。)
 
 今日は被告側の意見を言う日であるらしい。弁護士さんが次々に立って、提出した書類の内容を説明する。『本件は訴権の乱用である』ということを様々な論点から理路整然と証明。さすがはプロですね。くわえて正清さん、渕上さんも堂々と。すごいなあ。話術は弁護士さんよりうまいですね。
 ひとつだけ、変だなと思ったのは、自民党も国の土地を占拠しているのになぜテントだけ明け渡し請求なのか、の件。自民は400坪、テントは1坪、と言っていたようですが妙ですよね。テントは第1テントだけでも六畳間2つ分ですから6坪あります。第2、第3テントも合わせれば、15坪はあるでしょう。ミスタイプかなにかでしょうが、画竜点睛を欠くという感じで残念でした。
 傍聴希望者が減ってきていますね。がんばって、もう少し増やしましょう。

裁判中、法廷の外(地裁前)では抗議集会
いろいろな人が発言
s-園さん

s-馬場さん

(報告:河原井純子さん、ケロップ、あれこれ屋、写真あれこれ屋)

伊方原発再稼動阻止ツアー(その5)

<12月2日(月)>
 朝、7:30にユースを出て、伊方に向かった。車内は補助椅子も使うほどで、参加者は約50名。
 瀬戸内海の海沿いを走って目的地に向かった。天気がよければ、対岸の山口県、祝島も見えるとか。今日は残念ながら、そこまでは見えなかった。
 伊方原発ゲート前に着くと、八幡浜・原発から子どもを守る女の会、伊方原発反対八西連絡協議会、原発さよなら四国ネットワーク、南予住民交流会など地元の方々がすでにのぼり旗などの準備をして待っていてくださった。

今日の行動(1)要望書を手渡す
 早速、ゲート前で3分スピーチが始まった。
 ●徳島から来た学生さんは「同じ思いを持った人がこんなにいるのは嬉しいです。
 ●学生にももっと関心を持ってもらうようにしたい」と頼もしい。
 ●大阪から来た女性がフォークシンガー古川豪さんの「原発に未来はなし」を歌った。
   ♪原発に未来はなし♪
   海に魚跳ね 空にカモメまい
   日の光りと雨に 草木は育つ
   この素晴らしい恵み 子や孫に伝えん
    ■原子力発電 この地に許すな
    ■原子力発電 運転を中止せよ

   分かち合われずに 使い捨てられる富と
   安全の保証もない便利の二つを
   天秤にかけるような 選び方はまやかしだ
    ■原子力発電 ……ref……

   プラスチックに飾られて
   プルトニウムに埋められた
   そんな未来を 夢みることはできぬ
   核の恐さを 我ら既に知る
    ■原子力発電 ……ref……
 ●男性(富山から):北陸電力と四電(四国電力)は似ている。小さいのに身分不相  応なものを持っ てしまった。そんな身分不相応なものは早く手放そう(と言ったと  思う)。自分たちは毎週水曜日に 北電の前でランチタイムアピールをしている。そ  のときに「かえるの歌」の替え歌を歌っている。
   ♪廃炉の歌が聞こえてくるよ
    廃炉、廃炉、廃炉、廃炉・・・♪

 各地でそれぞれにユニークな発想で、反対運動を進めていることが伝わってきた。
 
 最後に、四電の広報部総務課長の松本さんに要望書を手渡した。
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 今日の行動(2)風船プロジェクト 
 原発が事故を起こしたとき、放射能はどのように、どのくらい拡散するのかをあらかじめ想定しておくためのベースとなる。風船は約500個。それぞれに見つけた方は時間と場所を教えてほしい、というラベルをつけて空に放つ。
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 あらかじめ風船はふくらませておいてくれたのだが、束ねてあったため、糸がこんがらがって、それをほぐすのが大変だった。また、最初、予定していた草地は送電線にからまる危険性があると四電から連絡が来たため、場所をきらら館前に移動して行なった。

今日の行動(3)伊方町議会に要望書を手渡す 
  伊方町役場は伊方原発から車で20分ほどのところにあるので、バスで移動。わたしたちを歓迎していないという町側の心情を反映するかのように、会場となった大きな部屋には照明もついていなくて、真っ暗な中を着席。
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 ようやくあかりがついて町側から原子力政策推進課坂本さん、原子力対策課、議長事務局長が現れた。それまでの間を使って子どもを守る会の斎間淳子さんからこれまでの町とのやりとりについての説明があった。反対側の申し入れの際に町長が出てきたことが一度もない、町は反原発の集会には公共のホールの使用を許可しない。会見時間も1時からと申し入れたが、翌翌日から始まる町議会の打ち合わせ会合とぶつかっているということを理由に、最初は12時半から5分だけと言われたが、50分までの延長に同意を取り付けたなど。
 
 まず、要望書を読みあげたあと、参加者からの質問が出された。たとえば、事故が起きた場合、対岸の大分に5000人が避難することになっているが、それは具体的にどのように行うことを考えているのか、との質問に対して、「検討中です」との答え。我がこととして真剣に考えているような態度は感じられなかった。
原子力政策推進課坂本さん
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今日の行動(終盤) これで予定していた伊方での行動を終わり、地元の皆さんに別れを告げてアゴラ・マルシェ(道の駅)に行き、そこで昼食をとった。たんぽぽ舎関係者はその後、2時半から行われる木村さんの講演会に参加、テント組はそのまま、松山空港に向かい、5時30分発の羽田行きで松山を後にした。
 去年、大飯に行った時も感じたが、やはり現地に行ってみてわかることがいろいろある。3日間とも充実したプログラムで、行ってよかったと思っている。

 (報告:あっきい、写真:福田)

伊方原発再稼動阻止ツアー(4) 交流会

つながろう全国各地!止めよう原発の再稼働!
原発再稼働阻止・全国交流会@松山市コミュニティセンター


s-交流会12.01

午後6時からは松山市総合コミュ二ティセンターで「つながろう全国各地!止めよう原発の再稼働 原発再稼働阻止・全国交流会」が開かれた。参加者は112名。
まず、四国の反原発4団体からのあいさつ。
・伊方原発反対八西連絡協議会近藤誠さん:入院中とのことで、歓迎挨拶のプリントを頂いたが、出席してくださった(と思う)。

・八幡浜・原発から子どもを守る女の会 斎間淳子さん:わたしにかけられる圧力を見て、女たちが尻込みして運動に入れない。現実にはとてもむずかしい。世論を高めるしか、方法がない。3.11以後、ガンバってくださいという電話をもらうようになった。6月以降、毎月11日にはゲート前に座り込んでいます(10:00-12:00)

・原発さよなら四国ネットワーク松尾さん:一人の若者が5年ほど、環境に関心のない人に音楽を聴かせるイベントをやってきた。一人の若者の感性と実行力から今日のイベントのアイディアが生まれた。色々なところで色々なことをしている人の積み重ねで今日の集会が出来た。自分の力を出す喜び、自分の力を活かす喜びを全国の皆さんととも分かち合いたい。

・南予住民交流会堀内美鈴さん:6市町の第1回目の交流会を2月に開いた。6月には原発事故被災者木田節子さんのお話を聞く巡回講演会を開催した。11月には木村敏雄さん(元東電社員)の講演会のちらしを臨時議会の日に議員さんに渡してもらった。「反原発」の言葉を使わないで、少しづつ運動を広げている。


・たんぽぽ舎より、金曜行動のときに参加者に書いてもらった伊方原発に反対する人々への寄せ書きが贈呈された。

s-交流会(2)12.01

続いて各地から参加した方々の発言:
●東海村相沢村会議員の夫人:広瀬隆さんの話を聞いて、ぜひ行かなくては、と思い、東海村、日立、ひたちなか市から4人で来た。南相馬に行ったが、地元の人は何もやってもらっていないのを肌で感じた。
再稼働阻止全国ネットワーク:3.11には風船行動。2、3、4月と原発現地の人を支えて抗議行動を行なった。
伊方に再稼働阻止の基地として10月25日に「伊方の家」を開設。テントひろばの八木さんが詰めることになった。「現地の闘いと一緒になって行動を起こしていく」。

●藤本さん(平和フォーラム):弱い者を打ちのめす法律ばかり、成立している。市民の権利を守って民主主義を守って行きたい。

●佐藤ヒデキさん(泊原発):伊方を真似て泊がある。伊方と姉妹交流をしている。再稼働は伊方が止まれば、全国が止まる。

●ミサオ・レッドウルフさん:官邸前金曜行動は全国の反原発の接点となっている。

●中道さん(青森):3名で来た。青森では東通原発(東電)、六ケ所村、原子力潜水艦むつ(廃止)、大(東電が8%出資)など数々の問題を抱えている。

●木田節子さん(すみません。メモがありませ~ん)

●藤岡さん(富山):志賀原発は活断層問題で12月まで中だるみ状態になっている。能登、富山がつながって運動していく必要がある。

●山城さん(横須賀市議会議員):一般質問のとき、必ず原子力潜水艦について質問している。
松本さん(鹿児島):鹿児島は何よりも地震圏に位置する。火山の爆発の前に地震が来る。偏西風が吹くので、事故が起これば日本列島全体に影響がある。鹿児島の反対運動は力が弱いので、みなさんの支援をよろしく。

●玄海原発立地から7名参加。

●浜岡から

●大分から数名:伊方から最も近い所で50キロ。県庁も70キロのところにある。
そのほか、島根、広島からの参加者もいたが、すでに帰途についていたため、発言は聞けなかった。

地元の方々の準備してくださった海の幸が豊富なお食事もおいしくいただいた。どうもありがとうございました(残念ながら、写真はありません)。

 
(報告:あっきい   写真:野村)

伊方原発再稼働阻止ツアー(その3)

<12月1日(日)> 
12月1日(日)は松山城・城山公園やすらぎ広場で「NO NUKES えひめ」1万人集会。10時から三宅洋平さんらのおんがく・おはなしイベント。12時30分から集会。
東京からの参加者たちはそれぞれに城山公園に結集。

 それに先だって。テントひろばグループは朝9時から大街道(町の中心街)駅のアーケード付近で12・1集会のチラシを配った。10時過ぎに徒歩で会場の城山公園に行ってみると、すでに出店のテントが立ち並んでいて、イベントも始まっていた。

お城の下
s-お城の下

集会次第
s-集会次第

本集会冒頭に、ミサオ・レッドウルフの音頭で三宅・広瀬・山本さんが再稼動反対!のコール
s-午後オープニング

 午後の本集会が始まってまもなく雨が降り出し、その中で、みな熱く、伊方原発再稼働反対を訴えた。
 鎌田慧さんは伊方の闘いにも深くかかわり、現地の反対運動がいままでどんなに困難だったかを話した。その内容は胸を打つものだった。
 山本太郎さんも参議院議員と紹介されたことにテレながら、再稼働阻止と秘密保護法案の廃案を訴えた。発言者全員が、秘密保護法案を通してはならないと言っていた。

最後に斉間淳子さんが発言した。「40年間反対運動をづけてきて、こんなに集まってくれたことはなかった。ありがとう。一緒に闘ってきた伊方の人たち、亡くなった夫に見せたかった。伊方の人たちは『核と人間は共存できない』と闘ってきた。10月26日に原子力規制委員会の更田委員が伊方原発の中に入り、『とても優秀な原発です。トップバッターです』と言った。原発に安全はありません。みなさんと一緒に伊方原発をとめたい」。
参加者は8000人、四国最大規模集会・デモとなった。よかった。

 デモは二手に分かれ、テントひろば・たんぽぽ舎・再稼働阻止ネットなどは南コース。
歩道を歩くデモに驚いたが、愛媛ではデモはそれが当たり前だという。おかしい!
歩道を歩かされるデモ
s-デモ隊

チャンゴを叩く橋本あきさん
s-チャンゴを叩く橋本あきさん

県庁横で解散
夜は交流会が行われた。


秋山理央さんによる録画
▼亀山ののこさんスピーチほか - 2013.12.1 NO NUKES えひめ
http://www.youtube.com/watch?v=Biw8QJYhW3c

▼三宅洋平 ライブ&トーク(ゲスト:山本太郎) 2013.12.1 NO NUKES えひめ
http://www.youtube.com/watch?v=1BI-dtezIHk

12.1脱原発デモ『NO NUKES えひめ』
http://www.youtube.com/watch?v=qEwrE8Z9lZA


(報告・写真:あれこれ屋)

原発事故の責任をただす! 検察審査会第2次申立て・記者会見&報告集会@日比谷コンベンションホール

11月22日(金)、福島原発告訴団は東京検察審査会に審査会第2次申立てを行ないました(第1次申立ては10月16日)。前回は台風のために福島からは参加出来ませんでしたが、今回はバス2台で約60名が来て参加しました。代表団が5737通の委任状を添えた申立てを検察審査会に提出しました。

裁判所前(検査審査会はここにある)で抗議の表明
s-Image2提出前

申し立て委任状の入った箱をもって
s-s-箱をもって


 午後2時半からは記者会見・報告集会が日比谷図書文化館・コンベンションホールで行われ、平日にもかかわらず250名以上の方が参加して満席。資料も全て配布しきって、ぎりぎりに行ったわたしは入手することが出来ない程でした。
集会は以下のように行われました。進行役は人見やよいさん(郡山市在住)。
録画:http://www.youtube.com/watch?v=Z0shLoiI34s(2:33:59)
nomorefukushima2011さんからお借りしました。
冒頭に約6分ほど、委任状提出送り出し集会の様子も収録されています。

14:00 開場
14:20 フルート演奏 鞍田東さん(いわき市)(0:10:53~)
14:30 開会あいさつ 団長・武藤類子さん(0:15:24~)
武藤類子告訴団長挨拶
 1300万人の東京都民から選ばれるたった11人の検察審査員に、私たちの「真実を明らかにしてほしい、二度と福島の悲劇を繰り返させないために責任を問い正してほしい」と言う思いを届けるには、大きな世論を喚起して行かなければならないと思います。そのために何が出来るかを皆さん、真剣に考えてみてください。
 たとえば、告訴団の冊子『これでも罪を問えないのですか』を皆さんの住む地域の図書館にリクエストしていただき、これを広めてください。
・新聞へ投書してください。これほどの大きな被害がありながら、誰ひとり罪を問われない理不尽さを。
必ず「起訴相当」を導き出し、裁判の場で罪を問いましょう
:武藤さんの挨拶の全文は「福島原発告訴団」のブログ(11月26日付け)にアップされています。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/   
資料1)「不起訴について各新聞社の社説」(9月11日~14日に掲載された東京、佐賀、北海道、琉球新報、朝日ウエブ各新聞の社説)
   2)「全員不起訴 先に結論」北海道新聞2013年9月11日付コピー

第一部「検察審査会への取り組みに学ぶ」
海渡雄一弁護士:JAL墜落事故遺族代理人・福島原発事故告訴団弁護士(0:21:30~)
 JAL墜落事故の場合、8.12連絡会は3回検察審査会の委員の方々とお話する機会を得た。その際に心がけたことは、委員の皆さんの心を揺り動かさなければならない。この事故に対して誰も責任を取らないのはおかしい、と思ってもらえるように説明することだった。
 たとえば、福島の原発事故の場合、この事故は東電がまともに仕事をしていれば、防げたのではないか。
東電は2008年にすでに15.7mの津波が来た場合のシミュレーションをしていたが、その結果を直ぐに政府には伝えず、2011年3月7日になってやっと保安院に報告した。この事実を知っている人は少ない。
隠されている事実を市民の共通認識にしていくことが必要。そうすれば、審査委員の人たちにもそれが伝わっていく。
審査会委員に対して、情で迫る。事実・法の論理で迫る。このどちらもが重要。
配布資料:海渡雄一「これでも東京電力の罪は問えないのか」、岩波書店「科学」、2013年11月号コピー)
レジメ:「検察審査会と日航機事故」日航機事故被災者家族の会 8.12連絡会事務局作成

藤崎光子さん:JR福知山線脱線事故の遺族(0:34:27~)
 検察、裁判所の対応のなかで、なにもかも「初めてのことで」「押しの勝負」でした。被害者の知る権利を強調して要求を通しました。裁判所や検察からは大阪のおばちゃんは押しが強いな、と思われたと思います。
皆さんもあれもダメ、これもダメ、と言われたら、わたしたちの例を参考にして「尼ケ崎では出来た!」と言って、要求を通してください。
明治以来の刑法では処罰の対象としては個人しか想定されていない。「組織罰」の法制化を求める運動をしていきたいと思っています。
(藤崎さんは若いころ法律事務所に勤めていたそうで、このプロセスでその時の経験が大いに役立ったという印象を受けた。また、これはJAL8.12連絡会にも共通するが、自分たちの経験を他の人たちにも役立てたいという姿勢が強いのが印象的だった)。
レジメ:「JR西日本福知山線列車脱線事故 強制起訴裁判に関して」遺族 藤崎光子

第二部「検察審査会に向けてやれることはなにか」
河合弘之弁護士(1:08:20~)
 今回、罪名を「業務上過失致死傷罪」に絞りました。
被告訴人の人数も絞った(東電の原子力担当役員:堤紀男、小森明生、武藤栄、武黒一郎、榎本聡明、および勝俣恒久元会長)。
審査委員は原子力についての知識がそれほどない、と想定されるため、本事件を審査委員が把握するのをわかりやすくする、誤解を避ける等の理由からこのようにしました。
事件を福島から東京に移送したということは、我々が願っていたように、自身も放射能の危険にさらされながら生活している裁判官による裁判、福島県民による審査会を開かせないようにするためであります。
不起訴という判断もあらかじめ決められていた、極めて政治的なものと言えます。強制捜査もなかった。任意聴取のみで、事故現場の検証もしなかった。
最近、小泉元総理の「脱原発発言」が話題になっています。特に自民党支持者に大きな波紋を投げかけています。
これは、我々が日々、運動してきた積み重ねがあったからこそ、彼はその頂点に火をつけたのです。彼は原発は危険だとは言っていない。最終処理場が決まっていないことに絞り、極めてわかりやすい論理です。小泉勝手連的に彼の発言を支えて行きましょう。特に女性の方にお願いしたい。
これは日本の国を放射能から解放し、子孫が安心して暮らせるようにする、救国の大事業です。これからもやることはたくさんあるが、思いつめすぎないで、日常の生活を楽しみながらうまくやりましょう!
資料 1)「検察審査会申立の対象者を東京電力担当役員6名に限定した理由について」弁護士河合弘之、保田行雄、海渡雄一
   2)「検察審査会の申立て対象を6人に限定したことについて(告訴団役員会から)」福島原発告訴団団長 武藤類子
人見:ありがとうございました。なんだか、一気に明るいムードになったと思います。

保田行雄弁護士(1:37:50~)
s-Image2保田保田

 不起訴については「東京電力福島原子力発電所における事故に関連する告訴・告発事件の処理について」という東京地検の文書が資料として配布されているので、それをぜひ読んでいただきたい。
それをどう打ち破っていくのか。文科省の地震長期予測の調査推進本部からは日本海溝でかなり大きな地震が起こりうることが提示されていました。それがいかに政府によってつぶされていったか、東電が土木学会と組みながら、いかに画策したかという事実も明らかになっています。この事実を具体的に跡づければ、東電の過失責任を問うことは充分に可能であると思います。
公害罪は1970年に作られました。人の健康に有害な物質を排出しただけで罪となる。法人も処罰の対象になる。
 戦後の四大公害裁判の1つ、水俣公害事件(1958-1960)は1976年に当時の社長、工場長を起訴し、1988年に有罪が確定した(業務上過失致死罪)。公害反対運動、社会運動の高まりが起訴を助け、長い時間をかけて有罪を勝ち取りました。
 9月3日に汚染水問題について福島県警に告訴しました。告発は10月11日に受理された。公害罪で東電の責任を明らかにしていきたい。
検察審議会と汚染水告発を車の両輪としていくことが大事であると考えています。そのために「想定外」の闘いを闘っていく必要があると思います。
資料:<東電福島原発事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか ―告訴団が暴いた「汚染水」の新事実はどうなる?>明石昇二郎、週刊金曜日2013.9.13(959号)コピー

質疑応答(記者優先で)(1:48:35~)。
Q:検察審査会の進捗状況について(NHK記者)
A: まだ、わかっていません。
Q:委任状の内訳について(共同通信記者)
 5735通もの委任状が送られてきて、まだその内訳を整理するまでに至っていません。福島県内・外の内訳についてもまだ把握できていないのです。また、審査会と汚染水問題と同時に行なったので混乱が生じた面がありました。
Q:福島県警の進め方について(汚染水問題)
A:1週間前に「特捜部が設置された」という新聞報道を確認するために行ってきましたが、明確な答えは得られませんでした。生活安全課でこれまで担当の方の部下の方が対応してくれましたが、こちらから提出した書類を非常に中身をよく読み込んでいるという印象を受けました。

神田香織さんの応援スピーチ(講談師)(1:58:35~)
s-s-Image1神田
 いわき市の出身、告訴団の一人でもあります。講談で精一杯、原発とつなげていこうと思ってやっています。講談では12月は「討ち入り」をテーマにすることが多い。彼らのように割腹せよ、とは言わないが、反省して責任をとらなくては始まりません。
 講釈師、ウソをつき、と言われていますが、最近はこの国の首相がウソをつきまくっていて、やりにくくて仕方がない。これからは向こうがウソをつくのなら、講釈師は見てきた本当を語っていきたいと思っています(拍手)。
先ほどのお話にもあったように、明るく、楽しく、そしてしつこく、しなやかに、しぶとくやっていきましょう。そして呆れ果てても、あきらめないことが大事です(一同、神田さんに合わせて大声で「あきれ果ててもあきらめない」を繰り返す)。

決意表明
庄司郁子さん(三春町)(2:02:47~)
s-s-三春町庄司さん
 60年余りのこの原子力の歴史そのものが情報操作、不都合なことを隠蔽する歴史で、最初から一方的で不均衡なものであったことに余りにも無自覚で来たと思います。
今度こそ、徹底的な事故の総括、検証が行われて、二度とこういうことが起きないようにしていく、わたしたち自身の主権者としての自覚、責任が必要な時なのだということを強く感じております。
わたしたちのコミュ二ケーション力を高めて、それをたくさんの人々、特に都民の方々にそれを伝えていってほしいと切に願っております。

浅田正文さん(田村市都路から金沢市へ避難)(2:07:53~)
s-s-Image1浅田
 最も被害の大きかった福島からは検察審査会に加わることが出来なくなりました。東京の方に祈る気持ちで、お願いするしかありません。
事故直後、東京の水は飲めませんでした。今、松戸、柏そのほか関東でも大変な状況にあります。北陸にも関東地方からたくさんの方が母子避難で生活しております。
どうか、東京の皆さん、福島をあなたがたの生活に重ねてほしいんです。
太平洋の魚が食べられない。水が飲めない。外で子どもを遊ばせれられない。日比谷公園、代々木公園、上野動物公園にも行かれなくなったことを想像してみてください。
福島をご自身のこととして、審査会へぜひとも起訴するような、心ある生活者の一人として臨んで頂きたいと思います。
日本にもウソつきではない、本当に良識ある日本であることを審査会で示して頂きたいと思います。

菅野經芳さん(川俣町仮設住宅に在住)
 s-s-Image1川俣町町議・菅野さん
 6月いっぱいまで神奈川県横須賀市に避難していましたが、7月から川俣町の仮設住宅に住んでいます。
先日、町から集落ごとに線引き内容の説明がありました。そのとき、町長と1対1で2時間半ほど、復興の見通し、除染、災害の対策、この先の住居の見通しについて聞いたのですが、答えは出てきませんでした。
一番、残念だと思っているのは、避難対象者は東電の補償金が出るが、避難地区以外は対象にならないので、東電から金がもらえていい、というような声を聞きます。避難している人の心情が全然わかっていないのです。
お互い、被害者同士、足を引張ってどうするんだ、東電とは、今回の放射能被害とはなんなのか、考えてみようではないか、という提案をしているところです。
わたしたちは住めるところもある、財産もあるのに、そういう権利を侵害されている現状をお分かりいただきたいと思います。

片山 薫さん(東京都小金井市)
 小金井市の市議会議員をしています。これまで関東事務局の一人として参加してきました。
審査会が東京にまかされたということは、都民に重い責任が課されたな、と思っています。東京の中では、原発事故も福島の困難な状況も忘れられたような生活をしています。
これは東京が変わる大きなチャンスだと思っています。でも、東京都民だけでは出来ない。全国から力を声を寄せてもらえば、東京の人にも力になると思います。
東京には8700人以上の避難者がいることを、改めてしっかり伝えて行きながら、この運動に取り組んでいきたいと思っています。
 自分がなにが出来るか、出来ることをやっていくことが大切だと思います。
子ども被災者支援法自治体議連というものが出来ました。東京都でも無所属、超党派などでもっと議員さんの力を発揮してほしいと思っています。
福島の求めに応じながら、福島に寄り添って運動を続けて行きたいと思います。

山田はるみさん(京都反原発めだかの学校)(2:23:10~)
 関西では「京都反原発めだかの学校」という本当に老舗のグループが中心になって、告訴団の関西支部をつくっています。支部報までつくって、なかなかしっかりした形になっています。
告訴団について、告訴人1681名、検察審査会702名、汚染水683名が加わってくれて、支部をつくったなりの成果はあがったと思います。でも、関西まで行くと福島が遠いなぁと感じます。
福島から避難されている方もいらっしゃいますし、子どもたちの保養キャンプなどもしばしば開かれていますが、この会場のような熱気とか感じられることがなくて、わたしはそれを伝えたいなぁと思いながら日々活動しています。
 京都は関電の管内ですが、関電もなかなかの会社で、毎月のように広報の方と話し合いを行っていますが、意見がかみ合いません。
今は大飯原発、高浜原発の再稼働を何とか阻止したいと思って色んなことをしています。
3.11のことを忘れないように、ということで毎月11日にに関電京都支店前でアピール行動をしていますが、だんだん道行く人の反応が悪くなっている気がしています。特に首相が変わってからは雰囲気がガラッと変わったような気がします。
でも黙ってはおしまいだと思います。とにかく、声を上げ続けていきたいと思っています。

まとめと今後の予定 佐藤和良さん(副団長)(2:26:40~)
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 オリンピックの開かれる東京での審査会、これは手ごわいですね。はっきり言って。今、片山さんが全国の力を借りて、なんとか東京の検察審査会を盛り立てていかなければならないと話されましたが、その通りだと思います。
史上最大の公害である、この福島原発震災、この公害の原点はなんであるか、ということで、
今もなお被ばくさせられている。15万の人が避難をさせられ、強制的にふるさとを奪われ続けています。これは戦後最大の被害です。この被害の現実に立ち返り、被害の実態を都民の皆さんに訴える機会を多くつくって、広げていくことが基本になると思います。
そのためには、都民の目に露出する仕方を工夫しなくちゃいけない。プロジェクトチームを立ち上げて、都民に向けてアピールするようなことを考えて行きたいと思っています。
12月18日に福島県警に高濃度汚染水の海洋放出の告発の第2次申立てを行います。11月25日まで告発人を募集していますので、まだの方はよろしくお願いいたします。
検察審査会については1年くらいで決まると思います。この1年、東京に通いつめて、皆さんと輪を広げていきたいと思っています。
結局、東京も現地であることをお忘れなく!実際、東日本は等しく汚染されています。子ども支援法では対象地が33か所に限られていますが、東京まで広げなければなりません。
問題は多岐にわたっていますが、心を1つに、足をひっぱらないでやって行きたいと思います。

最後に「われらゆるがず」を全員で歌って、中身の濃い集会を終わりました。

(報告:あっきい  写真:nomorefukushima 2011さんからお借りしました)

伊方原発再稼働阻止ツアー(その2) 愛媛新聞記事

■愛媛新聞 12月2日

s-Image2伊方愛媛新聞
愛媛新聞 12月2日
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伊方原発再稼働阻止ツアー(その1)

 11月30日(土)~12月2日(月)まで行われた伊方原発再稼働阻止ツアーの報告をテントひろばグループ参加者とたんぽぽ舎グループ参加者で分担して行います。

<11月30日の行動>
●テントひろばグループ
 11月30日から12月2日までテントひろばが募集した伊方原発再稼働阻止ツアーに参加した。
 11月30日は出発が遅れたため、松山空港についたのは11:40頃だった。すでに到着していたANA搭乗組(主にたんぽぽ舎関連参加者)は空港からバスで伊方へ、わたし たち一行27人はまず、宿泊先の松山ユースホステル(道後温泉近く)に路線バスで向かった。
 
 終点の道後温泉で下車して徒歩7~8分。近くにある伊佐爾波(いさにわ)神社の階段137段を登って行くことも出来る。
 早速、一間に集まり、既に届いていたチラシ2枚(明日の集会の案内、再稼働反対の呼びかけ)をポスティング用に折った。さきほどのバス車内での賑やかさとは打って変わったように沈黙が流れ、約1時間で2000枚を折った。

ユースホステルで真剣に作業
s-1130ユースホステル
 
 その後、4つのチームに分かれて地元の方がまだ回れていなかった地域をポスティング。くわしい地図がなかったので迷うこともあったが、4時半ころには手持ちのちらしを全て配り終えた。
 わたしたちは土橋駅周辺を担当したが、松山の町に親しむ機会にもなり、有意義な行動だったと思う。ユースで夕食をとり、食後はそれぞれ自由に過ごした。道後温泉に行った方もいたが、わたしはラウンジで大統領(ユースのオーナーの呼び名)や数人の方と話をしてすごした。
 松山ユースホステルはとてもユニークで、環境にも配慮している。また、松山に来ることがあれば泊まってみたいと思った。

●たんぽぽ舎グループ
 たんぽぽ舎グループは11時45分に松山空港から出発する<伊方・三崎地区>行きチャーターバスに合わせて集まった。約50名。

<伊方原発を見る>
 伊方原発は佐田岬半島の付け根に位置する。展望台から見るそれは小さくチャチィく、危うい感じだった。岩礁を利用した埋め立て地に立地している。海岸線ギリギリ。四国を貫く中央構造線、活断層、地震、津波などまったく無視してつくられていることがわかる感じ。さらに、佐多岬半島は狭く、伊方の所でも展望台から見れば、右手は伊方原発のある瀬戸内海、左手は太平洋が一望できた。つまり住民の避難なども無視なのだ。伊方から祝島(上関原発建設策動)が見えた。近い。

伊方原発について説明する斉間さん
s-伊方原発を説明する斉間さん

 伊方原発の所で、長く反対運動を続けて来た斉間淳子さんが合流してくれた。バスにも乗り込んで、原発の説明や長い闘いの歴史を話してくれた。

バスの中の斉間さん
s-バスの中の斉間さん

 バスは一路、半島突端の三崎地区へ向かう。伊方以東も三崎地区までに約5000人が住むという。原発事故が起きたら避難は海からしか出来ない。三崎地区では用意した「伊方原発再稼働反対と12.1集会への参加を呼びかけるチラシ」を配布した。2人一組になって、各戸を訪問し、訪問の理由など話しながら、住民のみなさんの声をお聞きすることをした。予想したよりみなさんしゃべられたと思う。

三崎港のたたずまい
s-D三崎地区のたたずまい


 原発のある地域はどこも美しい景観。三崎を17時過ぎに出発して松山の繁華街に戻り、その日の行動を終えた。

(報告:アッキー、あれこれ屋、写真:アッキー、あれこれ屋)

東電合同抗議のお知らせ

10月から始まった4団体主催の東電合同抗議が今週も行われます。
今回は第3回目に当たり、今年最後となります。
秘密保護法のことで力を奪われがちな昨今ですが、追及の手を緩めていないことを東電に示すためにも、ぜひご参加ください。
(終わってから参院議員会館前の秘密保護法反対集会に行っても間に合います)


◆12/4東電本店合同抗議行動にご参加を!
 汚染水止めろ!柏崎刈羽再稼働するな!東電解体!東電本店合同抗議

 日時:12月4日(水)18:30~20:00
 場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
 
主催:経産省前テントひろば・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟

プロフィール

原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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