原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

朝から夜まで国会の周り 秘密保護法絶対反対!原発絶対反対!

1月24日(金)は通常国会開催初日。安倍内閣が昨年12月6日に強行成立させた秘密保護法に反対して、「秘密保護法廃止」を訴える行動が朝から行われた。
 朝9時には、「秘密保護法を考える市民の会」や「破防法・組対法に反対する共同行動」が議員会館前を陣取り反対の声をあげていた。

s満田

s-D共謀罪

昼12時30分から、「秘密保護法廃止実行委員会」主催のヒューマンチェーンが行われた。
3000人の人々が集まり、1時30分と2時にチェーンをつなぎ、国会を包囲した。
この後、参議院議員会館で「秘密保護法に反対する全国ネットワーク結成」の院内集会が開かれたが会場はすぐ満杯。400名の集会となった。

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▲朝日新聞(1/25)

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▲議員会館前 国会を包囲したぞ

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夜には、火炎テツとその仲間たちを中心に、若い人たちが議員会館前で抗議行動。
ここでは、都知事選についての意見の交換・論戦が行われた。主張は主張。支持する候補者のビラを撒き、選挙に行くことを呼びかけよう、原発推進候補を落とそうと。

 山本太郎さんもかけつけ発言した。
「今日、安倍首相の『施政方針演説』を聞いた。なにひとつ心に来ないウソばっかり。特定秘密法の問題でもわかる。この国会が終わるギリギリの頃、集団的自衛権を持ち出して、手も足も出ないようにされるかもしれない。だから都知事選が終わったらすぐに集団的自衛権が容認されるかも知れないと言うことをみんなに伝えていく作業をしていかなければならない。都知事選は落としてはならない。落としたら名護市民に顔向けできない。札束で頬を叩かれてもふるさとを売らないと言った人々に僕たちは顔向けできない。
 候補者を一本化出来なかった。どうするか。前回よりも高い投票率を得るしかない。2月7日からオリンピックが始まる。都知事選の意識が削られていく。得票率がを高めるために全力で走りませんか。
あなたの大切な人を、あなた自身を戦場に連れて行かれないために、ここがふんばりどころ。特定秘密保護法反対!戦争する国絶対反対!なんでもかんでも秘密にするな!お前のたくらみバレてるぞ!」
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▲山本太郎さん

ロックンローラーの浦邉力さんの福島を忘れるな、「死人こそ発言権を」という歌は心にしみるものがあった。
s-Image死人にこそ
▲歌のお兄さん 浦邉さん

浦邉さんの歌
潮風 腐敗臭 かもめ ダンプ でこぼこ
道路だった道 土台だけになった民家の上 ぬいぐるみと花がおかれてる
誰もが心の底からなにかしたいと思った ささやかに灯った善意を にやけて吹き消すな

おお 死人に口なしと言うけど 死人にこそ発言権を
がれきをかき分け 手をのばせ 死人にこそ発言権を

壊れた防潮堤 夕暮れまで奇蹟を待って 海をながめる人
警戒区域から見知らぬ土地へ 思いでさえ持ち出せなかったと涙

着飾りつづける都会よ
なにも終わっちゃいない うわっ面な愛でなかったことにするんじゃない

おお 死人の声をきけ 死人にこそ発言権を
泥を吐き出し 目をさませ 死人にこそ発言権を

福島 沖縄 宮城 岩手 
なんで俺たちに聞こえない 見えないんじゃなくて見ないだけ
自分事にさえ耳をふさぐな 生きながら死んでる いつまで続ける 
死んだら終わると いまだに本気で思っているのか

おお 亡者は黙らせろ 死人にこそ発言権を

歴史のウソを暴露しろ
死人にこそ発言権を おお 死人に口なしというけど 死人にこそ発言権を
やつらの胸ぐらつかんで 死人にこそ発言権を

若いママさんたちも秘密保護法反対、原発反対を絶叫していた。
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▲「こどもを守れ! 戦争反対!」

首相官邸前の脱原発金曜日行動も、秘密保護法闘争や都知事選のため参加する人も多かった。

(報告・写真 あれこれ屋)

2月10日はテント裁判・第5回口頭弁論です。ご参加お願いします。

「脱原発テントといのちを守る裁判」の第5回口頭弁論が、2月10日(月)14:00~15:00まで、東京地裁103号法廷で行われます。いつものように13:00~事前集会、傍聴抽選並び、13:30傍聴券抽選締め切りとなります。

今回から、裁判の内容が変わります。経産省・国がわの淵上さん、正清さんを被告とした「明け渡し請求」に対して、その基礎となる「テントの所有・占有」を争点にした踏み込んだ内容に入っていきます。 多数のご参加をお願いします。

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経産省前抗議行動 第2弾!

午後1時から テント裁判・「土地明け渡し訴訟」関係で経産省へ

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▲経産省から出てくるテント・メンバーたち

 1月10日、午後1時から、経産省に対して、テント裁判関係で二つのことを行った。一つは、「土地明渡し訴訟」の原告当事者である「大臣官房情報システム厚生課厚生企画室」に対して、大口弁護士、一瀬弁護士、淵上さんら8人程で、国有財産使用許可申請書数十通(第1、第2、第3のテント毎)を提出しようとした。しかし、これについては受取を拒否した。
二つは、「土地明渡し等請求」の取り下げを要求する署名約4000通を提出。これについては素直に受け取った。いままでの提出分も入れると合計1万筆を越えた。

午後5時から、資源エネルギー庁に「新エネルギー基本計画」について申し入れ
 1月10日午後5時からは、6日に実現しなかった「新エネルギー基本計画」について資源エネルギー庁に申し入れが行われた(その詳細については「経産省前テントひろばテント日誌」1月12日付け参照のこと)。引き続き、経産省前で抗議行動が行われた。参加者は約60名。
その模様はuplan さんの録画でみることが出来る。
http://www.youtube.com/watch?v=CzVoGEWYJww
(発言の前の数字はその発言の始まる時刻を示している)

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経産省前で抗議行動 進行係は高瀬さん。
まず、テントひろば代表の淵上太郎さんの挨拶。(略)


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▲黒田さん(マイクを持っている人)

子どもたちの健康被害はますます明らかになる
次いで、郡山から駆けつけてきてくれた「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんの怒りのスピーチ。
 (12:31)「皆さん、こんばんは。寒い中、ご苦労さまです。金曜日、東京の人たちが毎週、毎週、こうやって集まってくださることに、本当に東京にはたくさんの仲間がいるんだということで力づよく思っています。
 あの事故からまもなく3年がたとうとしています。3年の間に何があったか。事態はますます悪くなるばかりです。子どもたちの健康被害がますます明らかになって来ています。いちばん最近の数字でも、59人の18歳未満の子どもたちの甲状腺ガンが発見されました。これはまだまだ福島の子どもたち全員を測ったわけでも全くありません。2次検査もまだ終わっていない途中の数字です。しかもウクライナ、あのチェルノブイリの地元からの報告によりますと、健康被害はガンだけではない、さまざまな形で人体に影響があるということがわかってきています。
 病気はガンだけではないんです。今、福島では専門家さえも色々な数字をめぐってあーだ、こーだと言われています。わたしたちはこのことに本当にいら立っています。専門家が数値をめぐって、統計のし方をめぐって、調査の仕方をめぐって、あーだこーだ言っている場合か、と思うんです。対策を考えてください。これからの子どもたちを健康にするために、今すぐ対策を考えなくちゃいけない、そういう時期がとっくに来ているんだと思います。

 子どもたちを被ばくさせないこと 
 そのひとつが、具体的には子どもたちを被ばくさせないことです。安全なところに子供たちを避難させてください。こういうことをわたしたちは最初から声を限りに訴えていますけれども、国や県の動きは本当に非情なものです。国や県は子供たちの命を守ろとしていない。このことを強くつよく訴えたい。
子どもたちの命を守ろうとしない国。今までさまざまな公害病がありました。それに学ばないばかりか、さらに危険な事態がこれから明らかになってくることが分かっているのに、何の手も打とうとしない、この国。しかし、わたしたちはあきらめることも出来ません。多くの子どもたち、そしてわたしたちが福島市、郡山市、そこから避難することがなかなか出来ないなかで、子どもたちは学校に行き、保育所に行き、マスクもしないまま。圧倒的多数の人たちが多くの問題をかかえながら、そこで暮らすしかない状況が続いています。
原発は収束を迎えるどころか、太平洋をわたって放射能が次々と、外国まで押し寄せて来ていることが分かっています。そして、除染の結果、この枯葉や放射能で汚れた土をどうしていいか、わからない状況にあるわけです。
 
 福島に来て、状況をごらんください。 
 福島の東半分、皆さん、一度来てごらん下さい。フレコンバックという、大きな袋の中に山積みになってあちこちにあります。わたしが毎日通う所でも、1m位のところにこのフレコンバックが3つ4つあります。ここを通らなければ、先にいけないわけです。日常のなかに廃棄物があります。わたしたちは本当になんという事態を迎えたことか、と不幸を恨むこともあります。しかし、わたしたちはホントにやれることをすべてやりつくして行きたいと思っています。
 この新エネルギー基本計画、その目標は原発をもう一度、動かすということにあります。福島がこのような、どうしてよいかわからないような状況にありながら、避難しようとする人たちに何も手を差し出すことが出来ない状況にありながら、再稼働なんて、とんでもない! わたしたちは満身の怒りをもって、特に「原発いらない福島の女」は声を限りに出したいと思っています。石破さんがデモや叫ぶ人はテロリストだと言ったそうです。先ほどの交渉の中で、わたしたち「福島の女たち」はテロリストになると言って、それはちょっと言い過ぎだろうとちょと注意されましたが、過激なのはわたしたちではありません。放射能を撒き散らしてそのままにしている国、これ以上に危険なものがありますか。わたしたちは子どもを守るために、わたしたちが生き延びるために、本当のことを言い続ける。どうか、皆さん、「福島」は福島だけの問題ではありません。東京も数値が高いです。再稼働などありえません。
 エネルギー問題ということならば、わたしたちは生き延びたいという命のエネルギー、平和と民主主義のエネルギー、そういうまっとうなエネルギーでこれに対抗していく、そういうふうに思いました。国のエネルギー政策、メチャクチャです。日本人でいることが恥ずかしい。このエネルギー政策を絶対許さず、わたしたちはいろいろな課題に取り組んでいきたいと思います。どうか、皆さん、今年もまた、よろしくお願いします。
 
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▲斉藤美智子さん(ハンチングをかぶる白い服の人)

テントでのマイク・アピールを続ける斉藤美智子さん 
 続いて、ほぼ毎日、テントに来て夕方、「経産省前をご通行中の皆さま」と脱原発の呼びかけを行っている斎藤美智子さんのアピール。斎藤さんは40年以上も前から反原発運動を続けている。
 (21:35)経産省は今、この世界最大の核事故を起し、何らの収束もない只中にあって何の反省もなく、ただただ原発を動かすのが仕事だと、大いなる錯覚に陥っているのではないでしょうか。おかしいです。誰が考えても世界最大の核事故で住民は放射能災害にどう対応していいかわからないで、みんな困り果てているではありませんか。大切な国民の命そのものをないがしろにするような政治がいったいどこの国にあるのでしょうか。あなたたちは何のために仕事をしているのか、単なる文言上の、字面の都合のいいことを並べたてて作文をしていればいいはずではないでしょう。おかしいと思いませんか。しかもこのようにわたくしたちの命の声に全てゲートを閉ざして排除している。その姿勢自体が民主主義に開かれた社会に逆行するものとしてある。いった私たちの国ってなんなのだ、警察国家か、軍事独裁国家か。70年代以来、わたしたちは原発があるなんて知らないできた。地震国に原発を造るなんて、日本人てなんておろかなのか。

世界中から人が来て、原発反対を言っている
福島以前、あのヒロシマ、ナガサキの8月の反核の日、核はゴメンだというあの原爆被害がくりかえされないように、ということで、全世界の人がこの日本の国に来て、原爆反対を言っています。その人たちはよもや、この日本に核、原発があるなどとは夢にも思わなかった。3.11が起きた。日本人てなんのだ、原発に反対することもしないのか。
 わたしたち、原発反対をたからかに謳いあげ、核のない、放射能汚染のない世の中を、と声を上げる人々は残念ながら、甚だ限られています。推進してきた役人たちはなにをしてきたか。必ず警察権力によって脅してきたではありませんか。どれだけ多くの人が故なき罪によって裁判闘争をしても、警察が検挙した人に対して無罪は出さない。本当にわたしたちはどれだけ苦しんできた。これはあってはならないこの国の未来を奪う悪業でなくて、なんでありましょう。今、わたしたちは心の底から怒りをもって、命の声をあげているのです。

生きとし生けるものを直撃する放射能汚染
 このようにわたしたちを常に締め出して、知らない振りを決め込んでいても、残念ながら放射能汚染はあらゆる生きとしいけるものを区別なく直撃しています。しかもホットスポットの中にさえ、国民を放置するような、こんな愚かな国がどこにあるでしょうか。いったい国の政治は何のためにしているのか、本当に恐ろしいとはお思いになりませんか。あなたたちがいくらこうしてわたしたちを締め出しても、現実の放射能は何ら低減るわけもない。本当に現実問題としていずれ、どちらが正しいかは歴史が証明する。わたしたちはあくまでおかしいことはおかしいと、正義と命にかけて、ここで命の限り、あってはならない、この放射能汚染にノーの声を上げ続けて、何とかして、この国にもまともな、当たり前の一人ひとりの国民を大切にする当然の国を取り戻していかなければ、と声を上げ続ける。本当に経済産業省は何のためにあるのか、こんな放射能汚染を起こすほど、不経済きわまりないことはほかに考えようもないではありませんか。悔い改めていただきたい。あなたたちも同じ人類の一員のはずです。単なる機械的な事務マシーンじゃないと思います。あなたたちの人間性をかけて、このあやまてる国の政策を正すのが、あなたたちの責務です。そのために税金で給料をもらっているではありませんか。恥を知りなさい! 怒りをもってあなたたちに、一人ひとりの命の声とともに届けます。

 次に「川崎市民の会」の池田さんからアピールがあって、今日の抗議行動は終了した。

追記:この録画には、このあと文科省前で行われた福島集団疎開裁判の会の抗議行動の様子も収められている(29:50)

(まとめ:あっきい  写真:Uplanさんの録画からお借りしました)

1月6日 渕上太郎さんによる声明文の読み上げ @経産省前抗議行動

淵上さん 抗議のアピール第一弾

s-淵上

リクエストがあったので、先にアップした1月6日の経産省前抗議行動における渕上太郎さんの発言・声明文の読上げを再録します。(uplanさんの録画の0:10:23から)

渕上太郎: 
経産省というか、エネ庁ですが、とんでもない政策を決めてもらった。パブコメに1ヶ月かけてその直後に閣議決定をしようとしている。一体、これは何なんですか。そのように問いたい。
 原発事故が起きたのが11年の3月11日です。この深刻な事故に対して、さまざまな人たちがさまざまなことを言い、結局のところ、原発はゼロにした方がよい、という圧倒的な世論があるのです。これに対して、今回のエネ庁の見解は、枕言葉で反省するとか、国民の意見を聞くとか言いながら、実のところ、2010年、つまりまだ、原発事故が起きていない時のエネルギー政策に完全に舞い戻ってしまった、そういう内容となっているわけです。わたしたちは断じてこれを許すことが出来ません。経産省前のテントひろばを代表して、声明を読み上げたいと思います。

声 明   「エネルギー基本計画」の閣議決定を許さない 

資源エネルギー庁の総合資源エネルギー調査会総合部会(後、基本政策分科会)は、新たなエネルギー政策について、2013年12月に「意見」として約10ヶ月に亘る会議をまとめ上げた。

 このまとめ意見について2013年12月6日から、いわゆるパブリックコメントが求められてきたが、本日(2014年1月6日)がその締め切りの日となっている。

 この「意見」は、2010年の「エネルギー基本計画の第2次改定」と基本的に全く同じものである。

 2012年には、東電福島原発事故を受けて、民主党政権下において、革新的エネルギー・環境戦略として「2030年代に原発ゼロを可能にするよう、あらゆる政策資源を投入する」という決定をしているが、極めて不十分であったこともあり閣議決定には至らなかった。

 昨年末登場した自民党安倍総理は、この間、「国民生活や経済活動に支障が出ることのないように、エネルギー需給の安定に万全を期す」「エネルギーの安定供給」「コストの低減」「規制委員会により規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」といった発言を繰り返してきた。

 今回の意見は、この総理の発言等と軌を一にするものであって、2012年の革新的エネルギー・環境戦略の決定を容赦なく踏みにじったものである。経産官僚が、原発推進・再稼働ありきの規定方針のもとで、17回に亘る会合を強引に取り仕切ってきた結果でもある。

 もとより総合部会・分科会委員15名は、総合エネルギー調査会の会長である三村明夫(元鉄鋼連盟会長、新日鉄住金相談役・名誉会長)が茂木大臣と相談して決めたものであるが、原発反対派は圧倒的少数である。

 経済成長のためには、原子力を「基盤となる重要なベース電源」として位置づけることこそが、今回の主要な狙いであったことだけは明確である。その限りにおいて、「シビアアクシデント対策を講じることが出来ず、深刻な事態を防ぐことができなかったことを深く反省し、このような事態を二度と起こさないようにするため、事故原因を徹底的に究明し、安全性向上のための努力を不断に講じなくてはならない」などと言っても、彼らにとっては枕詞にしかなっていない。

 私たちは、今回の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会のまとめた「意見」について、全く認めることは出来ない。ましてや、パブコメ募集1ヶ月の締め切り直後に、閣議決定をしようとは、断じて許すことはできない。

 原発に反対する福島の人々は、「経済より命」と言っている。今日でも国民の大部分は「原発ゼロ」を期待している。ここにこそ真摯に耳を傾けるべき国民の意志があると私たちは、確信する。

 私たち「経産省前テントひろば」は、新年を迎えて、「脱・反原発」の闘いとその全国的運動の1つの拠点として、引き続き奮闘する決意を改めて明らかにするものである。

 2014年1月6日

                  経産省前テントひろば代表 淵 上 太 郎

1月6日(月) 再稼働阻止!新春もちつき大会@テントひろば

新春餅つき大会 にぎやかに楽しく
寒の入り、仕事始めの1月6日(月)、テントひろばでは新春もちつき大会が行われた。用意されたメニューは、5種類のおもち(小豆あん、ごま、きなこ、納豆、大根おろし)、2種類の汁物(豚汁、鶏汁)、きぬかつぎという多彩なもの。
第一テントのTさん、第二テントのケロップさん(わたしは密かに彼女を「おもてなしマイスター」と呼んでいる)が中心になって事前の準備を進めてくださった。
3日、新橋にあるEさんの事務所に15キロのもち米を搬入。
4日、ケロップさんが買い物、小豆あん作りをしてくださった。
5日、臼、杵などもちつきに必要な道具がテントに運びこまれ、臼と杵を完全に水に濡らし、ビニールシートで包んでしばって翌日の餅つきに備えた。また、新橋にあるEさんの事務所ではもち米をとぎ、豚汁、鶏汁の下ごしらえをケロップさんと娘さんがしてくださった。

いよいよ当日、6日
ケロップさんほかが9時半から事務所でお湯をわかし始め、10時から蒸籠3枚分の米を蒸し始めた。
10時からは第二テントのメンバーのほか、たんぽぽ舎からのお手伝いなど10名近くで大根おろし、きな粉、ごま、納豆の下準備。
蒸しあがったもち米はなるきさんのピストン輸送でその都度、テントに運びこまれた。杵の担当はHさん他、数人の男性陣。

予定よりやや遅れて、臼、杵を温めて、餅つきが始まる

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▲返しのYさんも、杵のつき手のHさんも“きまっている”

つきあがった餅を小さくちぎり、丸めるのは第二テントの女性陣。去年もやった作業だ。
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▲いよいよ、用意した材料を開け、“始めるよ”

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▲“こんなにのびるんだー”

みんな「おいし~い」

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▲新橋で作られた豚汁、鶏汁が運ばれてきて、皆さんに振舞う。

テントの前はにぎやか。豚汁をすすり、次々に出来上がった餅を食らう。楽しい!
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s-あんころ餅


ご近所さんへ挨拶

お餅が一通り出来上がったところで、大家さん(?)の経産省はじめご近所さん(農水省、財務省、文科省)、お世話になっている地下鉄改札口、虎ノ門のコンビニ等へご挨拶に配る。
経産省は今年も受け取らなかった。
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▲警備員さん、本部に問い合わせ

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▲ぞろぞろ出て来て断られるも、今年もよろしくとTさん挨拶

アイアラックさん(女性)、ビタミンさん(女性)、背高のっぽのイギリス人トミーさん(男性)など異色の顔ぶれ5名で出かけた文科省は受付で受け取ってくれたそうだ。

<ご近所さん挨拶>を送り出し、スタッフも一息つく▼
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お天気に恵まれ、事故もなく、みんなお腹いっぱい食べて、残ったおもちはお土産にして皆さん、満足して帰っていただけたようです。

(報告:あっきい、写真:ナガちゃん、あれこれ屋)

1月6日 「エネルギー基本計画の閣議決定を許すな」 経産省前申し入れ行動・記者会見@テントひろば

■2014年事始め第一弾 経産省への申し入れ行動を経産省あれこれ言って受け付けず
年明け早々の1月6日は12月6日から始まったエネルギー基本計画へのパブコメ募集の締切日でした。テントひろばの「エネルギー基本計画の閣議決定を許すな」抗議行動の第一弾が午前10時から行われました。本来は資源エネルギー庁への申し入れを予定していたのですが、10日前に依頼したにもかかわらず、返事が得られなかったので、急遽、経産省前抗議に切り替えられました。
その様子はuplan さんの録画で見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=mjZJY0fibGg

どの発言者も基本計画のとんでもない内容についての怒りと批判を口にしています。それぞれの発言についてはぜひ、録画をご覧ください。以下、発言の前の数字はその録画の始まり時刻を示しています。

経産省前抗議行動
経産省正門前に集合後、まずシュプレヒコール、続けてテントひろば代表渕上太郎さんが声明を読み上げ(10:24)、郡山市在住「原発いらない福島の女たち」のメンバー、人見やよいさん(17:15)が抗議のスピーチをしました。最後に渕上さんが「経産省はウソつきであります。我々は12時から餅つきをやりま~す」のひと言を残し、テントひろば前に移動しました。
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▲抗議声明を読む淵上さん

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▲福島の現状を訴える人見さん

(22:51)記者会見:今月中に閣議決定されようとしているエネルギー基本計画に反対し、阻止するためのテント行動について  司会はテントスタッフの垣内さん。

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26:33 渕上太郎さん(テントひろば代表) 基本計画冒頭のところで、注目すべき文章があります。「福島の重大事故の教訓を乗り越えて」と書いてあるんですが、乗り越えてはいけない。教訓をそのまま受け止めて次の政策に反映しなければいけない。「乗り越える」ことによって、福島原発事故のことを完全に忘れ去ってしまい、原発を推進するというのが今回の結論になっています。国民の多くの方々が原発に反対しているわけですが、彼らは結局、「どうしても原発が必要だという意見だけを真摯に受け止めたということになっています。

28:56 吉田明子さん(Foe Japan)エネルギー基本計画の策定経過、内容について。

38:25 柳田真さん(たんぽぽ舎)基本計画の問題点3点の指摘、
原発現地と連帯して、再稼働の阻止に全力を注ぎたい。

43:50 木村結さん(東電株主代表訴訟事務局長)
「福島民友」は、フクイチのタンクの漏れが28日34、000ベクレル、29日33万ベクレル、30日42万ベクレル、2日は39万ベクレルで数値が下がって安定している、原因は不明と伝えています。ところが、31日、1日の測定値がない。マスコミもほとんど報道しません。わたしたち自身が伝えていく努力が必要となっていると思います。
韓国には一人デモというのがあります。一人ひとりが伝えたいメッセージをプラカードに書いて一人でぽつんと広場とか繁華街に立っている。わたしは一人で立つ勇気がないので、ツィッターで、二人分のプラカードを用意して何時から何時までどこどこに立っています、という情報を拡散すると、初めての人でも来てくれます。若い人と出会うきっかけにもなります。韓国では集会は室内ではなく、オープンな場所で行われている。わたしたちも市民に見える形で、集会やアピールをする時期に来ているのではないか、と思います。

s-Image2記者会見人見
50:07 ▲記者会見で発言する人見さん 右端マイク) 

福島の人はパブリックコメントが募集されていることすら、ほとんどの方が知りませんでした。年末・年始に郡山や福島の駅の前で先ほど吉田さんが紹介してくださった、パブコメを出しましょうというチラシを配りました。「わたしたちの福島の事故がなかったかのように書かれている、ひどい計画なんです。福島県民を侮辱するものなんです。これに対してわたしたちはノーを言わなければいけないんです!」とさんざん言いました。福島はネット人口も少ないんです。マスコミにも余りのっていないんだと思うんです。こんなとんでもないこが決められようとしているのに、それがみんなに伝わっていない、これは由々しき問題だと思います。
2012年の意見聴取会のとき、福島県でも40人の方が原発なんてもういらないんだと言いました。原発をまずゼロにして、その上でエネルギー問題を考えればいいんだと声を大にして言いました。原発を稼働させるという選択肢はもうない、わたしたちのこのひどい状況を見たら、それはみんなわかるはずだという風に口々に言いました。最後まで残って官僚に詰め寄って、みんな泣きながら叫びました。そんな思いをして作り上げた原発ゼロという方針だったはずです。

2010年、事故前の基本計画が復活しちゃうなんて信じられません。これは福島だけの声ではない。見えない戦場の最前線でくらしているわたしたちの気持ちが霞が関の人たちにはおわかりにならないんだと思います。これは全く戦争中と同じだなぁと、近頃つくづく思うんです。大本営にいるここの人たちは相変わらず、突撃しろ、前線をあげろ、拡大しろという命令をいっくらでも下しているんだと思います。

前線にいるわたしたちは、原発はもういらないんです。放射能が怖いんです。これから10年後にどんな健康被害が現れるか、思っただけで怖いんです。地震が起きる度に怖いんです。原子炉がどうなっているのかなぁと思うだけで怖いんです。汚染水がダダ漏れしています。それもホントに怖いんです。どんなことが起こるか、わからない。そんな状況で暮らしているわたしたちに、原発を推進するという命令書を出してきたら、どんな気もちになるか、考えてもらいたいんです。

こんな計画をわたしたちにつきつけてくる、あなたたち公務員は国家公務員をやめるべきだと言いたい。これにサインしようとしている政治家の皆さんは政治家をやめるべきだと思います。なぜなら国民の望んでいない方向にとんでもない舵を切ろうとしているからです。
自分の国でも処理出来ない原発をよその国に売るのはやめてもらいたいです。それは日本の恥です。戦争の時の賠償がどうたら、ということに対して、日本はいつまでも謝らない、謝罪しないって言われますよね。それと同じことがまた将来、起こるんだと思います。あなたたちが売りつけた原発によって起きた被害をどうするんだって、きっと言われると思う。そのとき、日本はどうするんですかね。恥ずかしいことはしないでほしいです。未来の子どもたちに対して、責任のとれる生き方をしたいです、大人として。子どもたちに安心して暮らせる環境を残したいんです。原子力ではないんです。

この年末年始をはさんだ短い1ヶ月間でご意見を聞きました、なんて言われたら、腹の虫がおさまりません。このまま1月中に閣議決定するなんて、おろかなマネはやめてもらいたい。それが福島からの叫びです。「エネルギー基本計画」、こんなデタラメが許されるわけがありません。この中継を見ているみなさんもパブコメをいっぱい書いて、これからでも間に合うので送ってください。どうか、よろしくお願いします。

57:50 質問タイム

1:04:31 テントひろばの今後の行動スケジュールについて
1月10日(金)経産省に対し、国有財産使用許可申請書を提出。テント訴訟取り下げを求める請願署名1万筆も同時提出 
  18:00 経産省前抗議行動
  19:00 官邸前抗議行動(首都圏反原発連合主催)に合流。
1月17日(金)
  18:00 経産省本館前、別館資源エネルギー庁抗議行動
  19:00 官邸前抗議行動(首都圏反原発連合主催)に合流。

1月8日(水)18:30 東電本店前合同抗議(呼びかけ:テントひろば+たんぽぽ舎)
2月10日(月)14:00 脱原発テント裁判第5回口頭弁論(テント占有実態を明らかにする予定)

追記:6日受付が締め切られたパブコメの数は約19、000通にのぼったそうです。また、当初1月末に予定されていたエネルギー計画の閣議決定がわたしたちの要求だけでなく、「細川・小泉連合」の影響を受けたせいか(?)延期となりました。

(まとめ:あっきい 写真:UPLANさんからお借りしました)

1月4日(土)  今年もやりました!第3回「経産省包囲マラソン」

 経産省前テント正月企画の「経産省包囲マラソン」が1月4日、応援団を含めると25、6人ほど集まり成功裡に終了しました。
今年の特徴は3年連続参加のKさんをはじめ、自分の思いをゼッケンに書いた参加者や、この日のために事前準備をしてきたおじさん、郵政ビル隣道路工事警備のおじさんと連帯したランナー等と、すっかり定着した正月行事になって来ました。
s-記念撮影1
▲参加者記念撮影

 11時スタート、コースは40キロコース(制限時間3時間、45周)、20キロコース(22周)、10キロコース(11周)の3種類。周回については自己申請。予定では14時終了でしたが、30分程早く終了。走者は11人(うち3人は女性)。40キロコースエントリーなし、20キロコースは5名が完走! 歩いて応援組も5人でした。
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▲トップでゴール

s-トップ回数の
▲3年連続参加

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▲応援して歩く人々

政府が原発推進に舵を切替えたエネルギー政策に対する私達の闘いと、経産省前テント死守が重要になる今年をマラソン・応援参加者で交流しあった1日でした。

(報告・写真: たかはしひでみ)

1月2日(木) 「明けまして 安倍打倒でございます。」と新年の挨拶

午後1時頃から、年始行事・イベント 第48回「After311―霞が関の中心で愛をさけぶ」お正月スペシャル 経産省前テントひろばオープンマイク」の準備が始まり次々人が集まってきた。

オープンマイクの主催者・浦辺力さんが登場。
s-浦邉出だし

その後、次々といろいろな人が歌を歌ったり、日頃思っていることを発言。
テントでおなじみのわかち愛さん
s-大島さん

ヨウカンさんが会津磐梯山、と反原発の歌をうたう。
s-ヨーカン

力強く話し、熱っぽく歌った。
s-明けまして安倍打倒でございます。

反原発、反秘密保護法、反TPPの替え歌などが出てきて面白かった。
s-Dぼけまる目次

ある人が新年の挨拶は「明けまして 安倍打倒でございます」でいこうと提案。みんな「よーし」と、幾度も「明けまして 安倍打倒でございます」と唱和した。
正月なのでスーツで来たという人が歌っているうちに早くも夜になってしまった。
s-お正月なのでスーツで

s-D夜になってしまった。

 昼間はわりと寒くはなかったけれど、だんだん寒く冷え込んでくるが、ずーとずーと夜8時まで続いた。

 (報告と写真: あれこれ屋)

第3回 世界から原発なくそう!紅白歌合戦 ~主権はこっちだ!霞ヶ関デモクラシー

皆様、2014年を如何お迎えでしょうか?
当ブログ管理人・しろたまです。
「おめでとう」とは言いません。
その言葉は政府に脱原発政策を決めさせるまでとっておきましょう。
そして2013年は運動の「敗北」の年だったと思っています。
おめでとうなどと浮かれている状況ではないのです。

そして経済産業省前テントひろばは大晦日も正月も関係なく、休むことなくそこにあります。
スタッフは誰かしら必ずそこで戦っています。

2013年12月31日。
テント3年目、この大晦日もテント前で「世界から原発なくそう!紅白歌合戦」が行われました。

UPLAN三輪祐児さんの動画


今回はサブタイトルを「主権はこっちだ!霞ヶ関デモクラシー」とし、歌の合間に憲法を前文から朗読していくという趣向。私たちの武器は憲法。霞ヶ関の真ん中で憲法を読み上げながら年を越すという、素晴らしい企画でした。

紅白歌合戦 1
▲まずは憲法前文を読み上げる浦邉力さん

紅白歌合戦 2
▲トップバッターは紅組、月曜定例会お吉さん&ヤッコさん

紅白歌合戦 3
▲白組最初は東電のヘルメットを被った東迎さん

紅白歌合戦 4
▲憲法9条を暗唱するしろたま

紅白歌合戦 5
▲紅白歌合戦の企画・準備・司会と獅子奮迅の活躍、浦邉力さん

紅白歌合戦 6

経済産業省の電気は周囲の省庁の電気が消えてもずっと1部屋が点いていました。
(紅白歌合戦~カウントダウンが終了し、機材が完全撤収されてから消えました。つまり…防犯カメラ担当が残ってた?)

紅白歌合戦 7
▲寒さに負けず、年越しをテント前ですべく集まった仲間たち

大阪の関西電力本店前には、毎週金曜日に関電包囲している人たちが集まっているとのこと。大阪に帰省中のドラム隊の村上ダミアンさんが関電本店前にいるということで力さんが電話。
関電前の人たちはこちらの様子をレイバーネットの中継で見ているということで、「がんばろう!」「関電前もがんばれよ!」とエール交換。
ちなみに関電前は約70人が集まっているそうで、こちらの倍近く。
テントが建った年の2011年の大晦日にはテント前に2~300人の人が集まったのだが…

紅白歌合戦 8
▲関電本店前包囲の方たちとエール交換

紅白歌合戦 9
▲紅組トリはウラクマ

歌と憲法の読み上げを交合にすすめ、いよいよ終盤へ。
紅組のトリはウラクマことうらんちゃん&クマさん。名曲「廃炉節」と「原発なくたって」

紅白歌合戦 10
▲大トリはジョニーHさん

白組トリかつ大トリは2年連続でジョニーHさん。
替え歌大王のメドレーは「ジョニーHデラックス」。

紅白歌合戦 11
▲全員で蛍の光

最後は全員で「蛍の光」を合唱。
力さん、ジョニーさんがギターを弾き、クマさんのピアニカ、うらんちゃんのリードボーカルで、みんなで繰り返し歌いました。

いよいよ年越しが近づく。
15秒前からカウントダウン。
「0!」と全員でこぶしを突き上げ、「NO NUKES YEAR!」と叫ぶ。
2014年を原発ゼロで越すことができました。
しかし再稼働申請が出されている原発は14基。戦いはこれからも続きます。
そしてテント裁判も続きます。
絶対負けない、諦めない戦いをともに作っていきましょう!
今年もテントひろばのご支援、よろしくお願いいたします。

(報告:しろたま、写真:三輪さんの動画より)

プロフィール

原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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