原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

原発の再稼働を許さない!全国集会

原発の再稼働を許さない!全国集会
~福島原発事故の深刻さを踏まえ、みんなで原発再稼働をとめよう~

新安全基準が施行された8日(月)、朝8時半から六本木の規制庁前で行われた申請に反対する抗議行動のあと、12:00からは参議院議員会館101号室で以下のように関連の集会が開かれた。
12:00~12:30記者会見(Uplanさん http://www.youtube.com/watch?v=14EDdm_un78 参照)
13:00~15:15市民の集会(同上00:31:58~)
      「原発の再稼働を許さない!7・8声明」の読み上げ
15:30~18:24規制庁との交渉(同上http://www.youtube.com/watch?v=8qbF4caynF0)
     :今後の行動について話し合い
18:40    閉会
 
わたしは市民の集会に30分ほど遅れて出席したが、会場には全国から100名以上が集まり、熱気があふれていた。
司会はアイリーン・スミスさん(グリーン・アクション)、満田夏花さん(FoE Japan)
最初に中嶌哲演さん(原発設置反対小浜市民の会)から開会の挨拶(録画 00:32:15)
次に安西ユキコさんの発言(北海道・余市町在住)(同00:33:40)
「わたしは泊原発から30キロの余市町に住んで、農業をやっています。この二年間に原発のもろさ、放射能の恐ろしさをすべて学びました。今度、再稼働されたら、余市では暮らせないと思っています。子育ても出来ないと思っています。でもそういう訳にはいかないから、やっぱり、とにかく止めるしかない。再稼働どころか、もう廃炉にするしかないと思ってます。
いつも、こういう運動って登山といっしょだなぁと思うんですよね。すっごくスピードをあげて登る人もいるし、ゆっくりのんびり休みながらの人もいる。そういう色んな登り方を邪魔しちゃいけないと思うし、みんな応援しあうしかないと思うんですよ。いっつも選挙の結果をみたり、いろんなことで負けたぁ~と言うんだけど、わたしは負けていないと思うんですよ。どんどん前に進んでいると思っています。みんなで手を取り合っていると思います。
40年以上も(反対運動を)続けているアイリーンさんがいて、わたしはいつも彼女を思い出すんです。とにかく、頑張らなくちゃ!と思います。皆さん、よろしくお願いします」
(聴く人みんなに希望を与えてくれる元気なメッセージでした)。
長谷川克己さん(郡山市から静岡県に避難)(同00:35:51)。原発事故があっても国が何とかしてくれると思っていたが、そうではなかった。正しい情報が知らされず、職場の仲間たちに余分な被ばくをさせてしまった。今、福島の事故も収束出来ずにいるのに、原発再稼働に向けて動いている「ねじれ」状況に対し、改めて不審と憤りを感じている。そして最後に,以前に作ったという詩を朗読された。
発展
昼下がり、かたわらで息子と娘がたわむれる。
あーあぁーあぁと近寄ってくる妹をあやすお兄ちゃん。
「お兄ちゃんのことが大好きなんだよね」
誇らしそうにお兄ちゃん。
放射能はもうこの子たちのからだの中に入ってしまったのだろうか。
もうこの子たちのからだをむしばみ始めているのだろうか。
全部もらってあげる方法はないのだろうか。
見知らぬ大人たちはこの子たちを置き去りに、
どんな発展をめざしているのだろうか。
お父さんとお母さんがずっと守ってあげるからね。
先に死んでしまってもずっとずっと守ってあげるからね。

 長谷川さんは終了時間前に退席されたが、その際の発言も心にひびくものだった
(原子力規制を監視する市民の会HP、原発の再稼働をゆるさない!7・8全国集会「同じ国民として考えてください!」(文字起し)を読んでください)。
ここで、ゲストのゼロノミクマ君の紹介(同00:44:09)

各地から活動や問題点などの報告 (数字は録画の時刻)
北海道からは、山口たかさん(脱原発をめざす女たちの会・北海道)、泊原発と自然エネルギーを考える市民の会(Shut 泊)、マシオン恵美香さん(ベクレルフリー北海道)、深町ひろみさん(北海道の脱原発のために地方自治を考える市民の会)、斎藤哲さん、脱原発をめざす北電株主の会(マシオン、山口、深町)、北海道の脱原発のために地方自治を考える市民の会(深町)、北海道のエネルギーの未来を考える10、000人の会などから5名が参加。
00:45:55山口たかさん(脱原発をめざす女たちの会・北海道) 
    「北海道の問題としては、①泊原発1、2、3号機の再稼働問題、②函館から直線距離で25キロのところにある青森県・大間原発(フルモックス燃料使用)の建設、③岐阜県瑞浪市にある研究施設と幌延町にある深地層研究所が統合されると言われており、日本中の放射性廃棄物が幌延にやってくるのではないかと危惧している。この3つをまとめてノーと言っていきたい」。 
00:49:27マシオン恵美香さん(Shut 泊)「3つの原発を動かしながら、電力料金の値上げと2つのイヤなことを同時に言われたことは、泊原発26年間の反対運動始まって以来、初めて。福島原発事故の後、初めて稼働されたのが泊3号機。斎藤さんは北海道庁の前で53回も金曜日に反対運動を続けているグループの一員。7月13日には泊原発の近くの岩内で全国集会を予定しています。朝の規制庁前抗議行動に参加の皆さんも多勢、来てくださると言ってくださいました。遠いですが、泊まで応援にかけつけてください」
00:53:15 中嶌哲演さん(原発設置反対小浜市民の会、大飯原発)
     1)大飯、高浜周辺では8世紀始め(奈良時代)、16世紀末慶長年間に大地震・大津波が起こっており、文献にも残っている。国は両原発周辺の津波調査を一か所も行っていない。これを強く求めて行かなければいけない。
     2)原発依存からの脱却をどうやっていくか、具体的に反対運動の側からも示して行かなければならない時期になっている。国策を受け入れた自治体が原発と決別する、その試みを国、関西などの電力消費地がどう手助けしていくのか、知恵を絞って行く必要がある。
     3)経産省総合エネルギー調査会のワーキンググループで全部廃炉にした場合の損失補填をどうすべきか、を検討している。これは非常に重要な分科会だと思うので、在京の方はぜひ傍聴に行ってほしい(第一回はすでに開催済み)。
00:56:54石地優さん(プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会、高浜原発)
     (共同通信社が行なった原発自治体アンケートを引用して)再稼働した場合の責任の所在についてうやむやになっていることを指摘。この点について議論してほしい」との問題提起をした。
      (地図を示しながら)敦賀、大飯、高浜と約80kmにわたり15の原発関連施設があるが、原発立地をつなぐ道路は東西に一本あるのみ。南北方向の道路は出来ていない、という現実を見てほしい」
01:02:20大野恭子さん(原発さよなら四国ネットワーク、伊方原発)
    「日本一長い半島の付け根にある伊方原発」について中央構造線系活断層が活動期にある、南海トラフ地震の可能性(MG8以上の地震)など、さまざまな問題点を説明。昨秋の避難訓練では県がヘリコプターと船を用意したが、風や雨が強くて実際には使用出来なかった。今日は四国電力原子力本部前でも抗議行動が行われていると報告。、
01:11:43石丸初美さん(代表)、江口さん(事務局)(玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会(玄海原発裁判の会)。活断層の連動、免震事務棟の設置予定(2015年)、防潮堤(高いところにあるから問題ない-九電)、防災問題などさまざまな問題点を指摘。「佐賀県知事は2006年に活動を始めてからわたしたちに一度も会おうとしない。知事室の前には赤いロープが張られて近寄れないようになっている。最近、県庁内に「抗議行動を禁止する」という立札が立てられた。一方、原発付近には「五重に守られているから安全です」という立札が立ったまま。これからも市民は怒っていることを示して行く」。 
01:18:45 向原祥隆さん(反原発・かごしまネット、川内原発)
「地震調査研究推進本部(文科省)が最近、川内原発周辺の活断層について調査結果を発表、九州電力の調査結果よりも断層がつながっており、原発方向に伸びていると発表、また原発周辺では火砕流の痕跡が見つかった。議事録を見ると、九電の活断層評価はデタラメだと書いてある」。「原発の南側では漁獲量が五分の1位に減っていたが、原発が止まってから、近くで魚が取れ始めている」。
「9月に隣のいちき串木野市の市長選挙があるので、力を入れて闘って行きたい」

 さらに静岡・鈴木さん、志賀原発立地在住者の方も出席、文字通り北は北海道から南は九州まで日本全国からの参加だった。各地からの報告の後、具体的にどう運転再開を止めていくか、防災問題、規制庁との交渉について活発な議論が行われた。議論の始めに新潟県柏崎市議の金子貞夫さんから現在の柏崎刈羽原発の状況について報告があった(01:26:40~)。
 「先日の東電広瀬社長との会談で知事が問題にしたのは、フィルターベントの設置に関して、安全協定に基づく事前了解についてだった。この点は我々と見解を共有しているので、今回、東電を申請断念に追い込むことが出来たのはとりあえず第一ラウンドの勝利と言える。次の問題は断層問題で、これについては意見聴取会で再検討すべきとの声も専門家からあがった。この問題について、専門的な部分と運動的な部分をどう結びつけて行けるか、行政、特に知事を動かしていくことが出来るかが最大のポイントである。今後も廃炉に向けてがんばって行きたい」。
最後に「原発の再稼働を許さない!7・8声明」を読み上げて市民の集会を締めくくった。

規制庁交渉 
 休憩を挟んで、3:30からは規制庁との交渉が始まった。
 規制庁側からの出席は以下の3名。
新保一彦氏 原子力防災課(地域防災担当)課長補佐
布田洋史氏 安全規制管理官付(PWR・新型炉担当)管理官補佐
牧野祐哉氏 安全規制管理官付(地震・津波安全対策担当)管理官補佐
 
交渉は前もって主催者側から提出された「再稼働の審査に関する質問書&資料」に即して行われた。そこでは以下の項目について質問がなされたが、くわしいやりとりは録画および文字起こし(原子力規制を監視する市民の会HP)で見てほしい。
1. 活断層評価等について(1)(2)(3)
2. 免震事務棟について(1)(2)
3. 防潮堤について
4. 敷地内破砕帯調査が完了していない原発について
5. プルサーマルについて(1)(2)
6. 専門家の参加について
7. 非公開で行っている電力会社からの「ヒアリング」の公開について
8. 地元や周辺住民・自治体の声の反映について
9. 地域防災計画について
特に防災計画については、各地から具体的な例をあげて避難が不可能であるとの声が多数あ
がった。会場で配られた資料には「解体待つショーラム原発 100%完成した原発をどう止めたか」(反原発新聞1991年10月20日付)の記事が添付されていた。「100%完成していたこの原発を止めたのは「住民避難の計画が不十分だという住民の主張だった」という。取材をしたアイリーンさんは「とにかくしつこく、あけらめないでやるんだー ということが、(インタビューをした)バーバラさんの話で一番印象に残った」と記事を結んでいる。
交渉は予定の終了時間を大幅に上回り、18時すぎまで続いた。その後、とりいそぎ今後の
取り組みについての話し合いが行われ、アイリーンさんが新潟の金子さんの「みんなでつながるとすごいことが出来る」という発言を引用して、「本当にみんなでつながって絶対、再稼働を止めましょう」と宣言して長時間にわたる集会が終了した。

 7月12日のあおぞら放送「テントから~」で、原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんが出演し、この集会についても報告・解説しているのでご覧ください。
(00:17:40~00:40:20)。
  http://www.ustream.tv/channel/tentcolor



Video streaming by Ustream

(まとめ:あっきい)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
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