原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

脱原発テント裁判第2回口頭弁論(その5) 報告集会

16時から 弁護士会館で報告集会

 7/22裁判の報告集会は、16時から弁護士会館2Fのクレオで行われました。会場は満杯でした。司会は第2テントの簑口さん。
 
宇都宮さん
▲宇都宮さん

■宇都宮弁護士
 まず、テント裁判弁護団の副団長の宇都宮健児弁護士が、14時からの裁判の「前代未聞の人違い訴訟」に触れた上で、ご自身が意見陳述された{原発問題で司法はほとんどことごとく住民の訴えを排除してきた犯罪性}を指摘しました。そして、原発をやめたドイツの司法と大きく違う点として、「ドイツでは地震がないのに、地震への対策、備えがないことを理由に原発の稼働を認めなかった。ドイツ最高裁は、戦後500件からの違憲判決を出しているが人権を守るという観点から立法をチェックしている。ヒトラー政権への協力の反省から裁判官組合があり、裁判官も原発や軍事基地反対の集会やデモにも参加している」ことを指摘しました。そして、日本の裁判は行政・政府や企業に追随している。この裁判ではそういう裁判のあり方、裁判官のあり方も変えていこう。福島厳罰事故の被害は押し隠すことは出来ない、私たちは声をあげ続けて行こうと訴えました。

澤地
▲澤地さん

■澤地久枝さん
 続いて、テント応援団の澤地久枝さんが、このテントの闘いの意義、支援を述べられました。澤地さんの発言は別立てにします。

更に上杉崇子弁護士が14時からの裁判での各弁護士の意見陳情の内容紹介をされました。

Image2河合ら
▲河合さんたち大写し

Image2楽しく
▲全体

■河合弁護士たち
 その後、記者会見を終えた河合弘之弁護士、淵上さん、正清さん、そしてAさんが登壇して、裁判で明らかにした「前段未聞の人違い裁判」の報告をされました。(略:記者会見の様子などを見て下さい。)
 「選挙結果に一喜一憂しては行けない。われわれに理があることは明らか。山本太郎さんが当選したこと大きい。自民党以外は原発いらないとなった。私たちのテントひろばなどの闘いがあったからだ。テントを心の拠り所に、これを大事にして、あらゆる場所でたかっていこう。日本中の原発をとめて行こう。
 あまり思い詰めるな!ここで負けても次がある。勝つまでやる。じっくり楽しみながらやる。裁判はおもしろくなってきた。原発を止めるということは一番重要なのだ。」と河合さんは言って終わりました。

Image2駒崎さん
▲駒崎さん

■駒崎ゆき子さん(原発いらない福島の女たち、郡山市議)
<福島の子どもたち>
 今の河合弁護士のお話、とっても元気が出ました。いろいろのことがあり、心が沈みがちでしたので、闘い続けていけは勝利につながるという意義を感じました。
 郡山の14人のこどもたちの、放射能年間1ミリシーベルト以下の安全なところで学校運営をしてほしいという郡山集団疎開裁判をしてきました。4月の判決で敗訴しましたが、判決は、郡山の子ども達が年間1ミリシーベルトをゆうに超えるところにいるというゆゆしき事態にあるという危険性は認めたのです。
 あの原発事故のあと、枝野官房長官は「直ちに影響はない」ということを言い続けました。生活優先だったから、お母さんたちは子どもをつれて給水車に2時間も並び、スーパーに、ガソリンスタンドに並んだのです。そのときは放射能が高かったことは知らされてなかったんです。15日の夕方から1時間当たり245マイクロシーベルトもあったんです。お母さんたちはわかっていたら行かせなかったと言っています。

<甲状腺がんの発生>
 いま福島の子どもたちに甲状腺検査がなされています。県民健康管理調査検討委員会の6月5日の第11回の報告では、23年度(2011)と24年度(2012)で甲状腺がん、もしくはその疑いがあるという子どもが28人も出ました。郡山市は3/31に放射線検査が終わったのですけど50508名の受診者の中から二次検査の必要な子どもは442人おりました。この発表の時は、2次検査が終わったときは5人しかいなかったのですがその5人のうち2人が甲状腺癌もしくは悪性の結節いう判断がされました。県立医大は「これは前からあったもので、まだ2年しかたっていないんだから(多いはずはない)と言っています。しかし、チェルノブイリノ統計をみても、次の年から甲状腺がんがあったんだと、福島医大の山下俊一教授は自分の書いた論文で言っていますが、いまは「それは前からあったんだ」と変えています。こういうことを許してはおけません。
 こういう状態で除染してどれだけの子ども達が甲状腺がんになるのか危惧しています。
 参議院選挙で自民党が圧勝しましたが、郡山から出た自民党衆議院議員さんは「いまの郡山市は復興・復興へと加速することだけ」と言い、それが目的のような政策がなされています。復興するというのは元に戻すということです。安全な上での復興しかあり得ないのです。除染に総額60億円の予算がついています。除染しなければ安全が保てないというのは矛盾ですが、実際には除染をしても戻らないのです。除染し年間1ミリシーベルト以下にすることを目的にしていますが、私は議会で糾しましたが、達成されていません。

<避難の問題> 
チェルノブイリでは60㎞圏内の国民を避難させました。郡山市は60㎞圏内です。
 避難は自主避難しかないのです。お母さんたちはとても苦悩しています。私は電話相談を受けていますが自主避難のお母さんたちが経済的に大変なこと、周りの人たちとコミュニケーションがうまくいかなくて精神的な病になっていることがわかります。それから、地元からの帰れコールです。「みんなが普通に暮らしているのになぜあなたは帰って来ないのか」と言われることです。帰ってきたお母さんはなかなか元のような関係に戻れない。分断です。
 復興、復興と進む中で、放射能は危険だということを口に出せない。避難したいと思っていてもいろいろな事情で避難できない人もいます。そういう人たちは放射能のことは聞きたくないと言います。
 そういう中で、今日の裁判の聞き元気がでました。しなやかに、がまん強く、何語にもめげず、この闘いを続けて行きたいと思います。
 政府や行政に、公的に2人の子どもだけでも避難させたいと議会の中でも言っていますが現実のものにならない。
 ある避難したした人から松本市で避難者を受け入れる宿泊所をつくりたいという相談を受けました。そういう支援が広がっていますので、郡山に住んでいる人がそれを受けられる手立てを考えていかなければならないと思っています。

<第2テントをネジロに> 
 テントは重要な役割をしてくださっています。このテントの前で福島の現状をいっぱい訴えることはできました。経産省を囲んでかんしょ踊りもできました。そういう訴えをしていくことが福島の子どもたちの支援につながっていくと思っています。このテントは絶対になくしてはいけない。
 第2テントは福島の女たちのテントだと言われておりますが、ここをネジロにきちんと頑張って行きたいと思っています。

 みなさん!福島のことを忘れないでください。再稼働するために福島の事故がなかったことにされようとしています。
 みなさん福島に来てください。

 報告集会はこのあと、傍聴報告などを受け、終わりました。

(報告・写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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