原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

CINEMA DE TENT (しねま で てんと)第一回上映会報告

「ブライアンと仲間たち」上映会に参加しました

このブログでもご案内した、CINEMA DE TENT (しねま で てんと)第一回上映会が12月2日(日)午後5時からありました。上映されたのは早川由美子監督の作品「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」(2009年/イギリス・日本/カラー/97分)。
この作品は英米政府のイラクへの派兵に反対し、2001年6月2日からイギリス国会前広場にテントを張って以来、10年以上にわたって寝泊まりしながら反戦活動を続けたブライアン・ホーと彼に共鳴して行動をともにするようになった仲間たちを追ったドキュメンタリー。
早川監督は2007年4月にジャーナリズムを勉強するため、ロンドンに留学した。滞在し始めて1ヶ月が過ぎたころ、偶然ブライアンに出会った。最初は国会前広場のテントで反戦活動を続ける彼の様子を撮影してYouTubeにアップしたらどうかな、というくらいの軽い気持ちだったという。ブライアンがちょっとでもテントを空けると、その間に警察が来てテントを撤去しかねないので、常に誰かがいなければならない。早川さんもテントに通い続けるうちに、これは映画にして発表しなければならないと思うようになった。こうして1年半ほどテントに通い、カメラを回し続けた結果、完成したのがこの作品である(2009年度日本ジャーナリスト会議・黒田清JCJ新人賞受賞)。
イギリス政府はブライアンたちの行動を黙って見逃していたわけではない。2005年には彼の活動に大幅な制限を与えるような法律を制定したのだ(重大組織犯罪及び警察法)。「抗議活動の条件に違反したとして、サポーターが突然逮捕されるのは日常的」「平和活動を快く思わない市民が襲いかかってくることもある」。早川さん自身もデモ行進を撮影している最中に機動隊に突き飛ばされたこともあったという。上映後の監督のお話も含めて、わたしたちの知らない(知らされていない)イギリスの一面を知るよい機会でもあった。
上映会はテントならではのハプニングもあったが、それを解決しながら上映を続けていくのもテントらしかった。今日の観客はほとんどが何らかの形でテントひろばに関わっている人たちなので、テントひろばの置かれている状況と重ね合わせながら身につまされる思いで見たという感想が異口同音に聞かれた。観客にはフランス人の男性もいたので、フランス人のデモについて、若い人の参加などの話題も出て、上映後のお話会も充実したものになった。
残念ながら、ブライアンは2011年6月に肺がんで亡くなってしまった。62歳だった。
この映画の予告編を公式サイトで見ることが出来る。また、DVDも発売されていて申し込むことも出来る。
http://www.brianandco.co.uk/jp_index.htm
公共住宅の問題を扱った早川さんの2作目の作品「さよならUR」(2011年)も見てみたい。
(報告:あっきい)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
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