原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

『福島の子どもたちの手紙』を朗読するエリさん

エリさんは8月16日放送の第47回あおぞら放送「テントひろばから~」の「テントひろば 通りすがり」というコーナーに出演してくださいました。以下のその時の様子です。キャスターは松元チエさんです。
録画(0:56:31~1:06:00)
http://www.ustream.tv/channel/tentcolor#/recorded/37368561



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チエさん はい、続きまして「通りすがり」は、今週の月曜日にたったひとりで東電本店に出向いて、福島の子どもたちの手紙を次々に読み上げることで福島の困難さを伝えた、エリさんでよろしいですかね、エリさんにお越しいただいています。
この活動はおひとりで始められたんですか?

エリさん・チエさん

エリさん あ、そうです。
チエさん 今ここに持っておられるのが、これは福島のこどもたちが描いた絵なんですかね。

エリさん2(絵)

エリさん この本から(「福島の子どもたちからの手紙」)
チエさん この本は、これはもう出版されている本ですよね。

えりさん1

エリさん はい。
チエさん エリさんが手紙を集めて出版されたんですか?
エリさん ってわけじゃないんですけど、手に取って読んで、衝撃受けて、手紙を集めて本として出版して、記録として残すだけで終わってしまうのはすごくやだなーって思って。
やっぱこれを受けて日本の、今を生きる大人たちがちゃんとこの声を聞かないといけないよな、と思って、本を出版したから終わりにしては絶対いけない、と思ってこないだ東電前でもちょっと読ませてもらったんですけど。
チエさん それは今度、これからずっと、まだたくさん手紙が、詩があると思うんですけれども、これからもずっと東電の本社前で読み続けていこうと思ってるんですか?
エリさん うん、まあそういうふうに思ってなかったですけど、東電前とかではなく、どちらかというと今もなお無関心でいる大人の人たちにしっかり伝えたいと思って、もうそこらへんで読み上げて訴えて行きたいと思っています。
チエさん じゃあそういうことで、今日はこの本の中からいくつか紹介していただけるということですので、ちょっとじゃあ、お願いしてよろしいでしょうか。
エリさん じゃあちょっと代弁させていただきます。

エリさん3(朗読)

     
     福島市 小学校3年生 男の子
      僕は、しょう来サッカー日本だい表になりたいです。
      でも今の福島では、いっぱい練習できません。
      いつになったらほうしゃのうは、なくなりますか。 
      僕は、大人になれますか?
      早く外であそびたいです。
      家ぞくがはなれてくらすのもいやです。  
      友だちとはなれるのもいやです。
      どうか僕たちをたすけてください。

     福島市 小学校5年生 男の子
      外であそびたい。
      きれいな空気がすいたい。  
      なんで、原発をこんなにたくさん作ったのですか。  
      死にたくないです(早く)
      友達とはなれるのがいやです。
      
     福島市 小学校3年生 女の子
      外であそびたい
      ほうしゃのうはいつなくなるの?
      マスクをしたくない
      びょうきになりたくない  
      もっとふくしまにいたいけどもういれない
   
     福島市 小学校5年生 女の子
      福島県から引っ越してきた
      福島県の友達を早く福島県外ににがして下さい。
      お願いします。
    
     福島市 小学校5年生 女の子
      「わたしは何さいまで生きられますか?」
       なんで、わたしだけ、転校しないといけないんですか。……
       テレビでは福島市は安全ですといっているけど、 
       じっさいに、こうえん会にいくと、いろんな人があぶないと言っています。
       他の県の人達も、福島の子供、わたしたちを福島県からにがそうと、
いろいろなプロジェクトを考えてくれています。
       なぜ福島市は、ひなんにならないのですか。
      
     福島市 小学校1年生 男の子
      ぼくのこわいもの 
       つなみ 
       じしん 
       ほうしゃのう  
       ライオン 
       おかあさん 
       おばけ
       1ばんめにこわいものは つなみ
        ぜんぶながされちゃうから
       2ばんめにこわいのは じしん 
        ゆれるところがドキドキするから
       3ばんめにこわいのは ほうしゃのう  
        しんじゃうかもしれないから
       
       しんじゃうのはいやだ
       ひとりぼっちはさみしいから
       みんなとたのしくすごしたい

     福島県 中学3年生 女の子
      福島から北海道に来て、…… 
      ここではマスクをする必要もなく、
      北海道でとれた美味しい食べ物もたくさんあり、
      安心して暮らせます。 
      心配だった学校生活も、友達がたくさんできて部活動もとても楽しく、
      今は本当にここに来てよかったと思っています。

      でも手放したものもたくさんあります。
      自分がうまれそだった場所、
      大好きな自分の家、
      仲良しの友達、
      おじいちゃんおばあちゃんとの時間、
      お父さんとの時間。

      安全に健康に暮らしたいだけなのに、
      なぜこんなにたくさんのものを諦めないと
      それが手に入らないのですか。
      
      友達は今も福島にいます。
      みんなにも安全な毎日を過ごさせてあげてください。
      私たちの生活をこんな風に変えてしまった責任がある人たちは
      今すぐそれに気づいてください。
      そして心から反省してください。

      誰もが笑顔に戻れる日をいつも願っています
      こころから 願っています

     福島県三春町 中学校2年生 女の子
      お願い
       震災と原発事故から5ヶ月が経ちました。
       今、福島県を離れて暮らす人は何人いるでしょうか。
       そして、福島県に残って窓を閉めて生活している人はどれほどいるでしょうか。
       全国に避難している福島の人たちが、どんな思いで故郷を離れてきたのか、
       皆さんにわかってもらえるでしょうか。福島の子供たちがプールにも入れず、
       マスクをして登下校しているこの状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます。
       今まで法律で決まっていた数値を何十倍にも引き上げて、それが安全だと言われても、
       私には信じられません。
       そんなやり方は私たち中学生の間でも通用しないでしょう。
       福島県民よりもお金の方が大切なのですか。
        大人が勝手につくった原発で、なぜ、福島の子供たちが被爆しなくてはならないのか。
       なぜ、こんなつらい目にあわなくてはいけないのか、これほどの事故が起きても、
どうしてまだ原発再開を目指すのか、私にはまったくわかりません。……
       私の友達を、仲間たちを、絶対に誰ひとり傷つけないでください。
       私たちが将来、本当に安心して暮らせるように、今できる最大限の努力をしてください。
       よろしくお願いします。

チエさん はい。エリさん、どうもありがとうございました。
今のですね、いろんな手紙はこの『福島の子どもたちからの手紙 ~ほうしゃのうっていつなくなるの? KIDS VOICE 編』、これは実はですね、朝日新聞社、朝日新聞出版社から出版されているものですので、もしもうちょっと声をききたいということであれば、ぜひこの本をご覧いただければと思います。
またエリさんにも声を紹介してもらいたいな、と思います。

(書き起こし:pipi、写真:青空放送アーカイヴスより) 

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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