原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

11/29 テント裁判 第4回口頭弁論・傍聴報告・感想など

 11月29日(金)に第4回テント裁判口頭弁論がありました。当日もいつものように1時から東京地裁前で抗議集会をしました。そして、1時30分の傍聴〆切りに並びました。今回並んだ人は200名でした。
東京地裁前で集会
s-らんさん

 
双葉町からの避難者・亀屋幸子さん
s-亀屋さん
 
 当日は、東京地裁前で、狭山事件で無実なのに犯人にでっちあげられた石川一雄さんの証拠の全面開示と再審無罪を訴えた行動がありました。テント裁判参加者も一緒に集会をする形になりました。無実無罪を勝ち取るまでともに頑張りましょう。
 反原発を闘いテント裁判応援団の鎌田慧さんは「狭山事件の再審を求める市民の会・事務局長」です。鎌田さんの公式ブログに狭山事件の案内等掲載されています。
 s-石川

石川一雄さん・早智子さん夫妻
s-石川さん夫妻

 裁判所の中は、法廷はもちろんどうしたわけか写真撮影が禁止されています。ですから写真なしで、傍聴報告を2つ紹介します。

■11.29脱原発テント裁判を傍聴して 
 河原井純子さん(「日の丸・君が代」強制・処分に反対してなんども停職処分を受けながら闘った元教員・裁判の経験者)
 いろいろな民事裁判を傍聴してきたが「証人尋問」を除くと書面のやりとりが主で、まるで次回裁判日程を決定するための法廷であった。「傍聴者に内容のわかる裁判を!」と切望していた。
 そんな中、29日のテント裁判は、わたくしたち被告側の丁寧な口頭弁論が「本裁判は何が主眼か」を明快にひとりひとりの傍聴者に伝えていた。こういう展開をすべての裁判に望みたい。
 法廷では、準備書面の4と5の弁論と、淵上さんと正清さんの意見陳述があった。とっても充実した内容であった。準備書面4では国・東電がいまだに解決の道を探ろうとしてはしていない事実を、放射線量の御全土を鮮明に示しながら具体的に訴えた。最後に「いまだに福島は汚染されている。人の健康・命を考えていない」と結んだ。まさに「命より金」への断罪である。
 
 準備書面5は、まず高級官僚のブログでの許せない暴言にふれ、それが「停職2ケ月の処分」ですませている事実への批判からはじまった。
 1年半の脱原発テントに1000万円の賠償を要求してきたことに対して、自民党の職権濫用の具体化を示した「自民党本部と衆議院会館との間に土地を自民党駐車場として、なんと50年近く無料で使用している(2012年民主党政権の時に判明)というのである。 また、「全世界に及んでいる放射能の汚染の中、安倍首相の『コントロールされている』の大ウソ発言は直ちに全世界の謝罪しなければならない」と強調した。また、内部被曝を含めて福島の悲惨な状況が語られた。
 淵上さん、正清さんの2人の意見陳述も力強く、心に届いた。決してあきらめずに立ち向かう姿に元気と勇気を共有する。とにかく、なんとしても「秘密保護法案を廃棄しなければ!」とさらに決意して、裁判の報告集会にむかった。(準備書面4、5は追って、テント裁判ホームページに掲載)

■裁判傍聴感想文 理路整然と『本件は訴権の乱用である』と主張!さすが!              ケロップ(テント番のひとり)
 抽選に当たった。くじ運の悪い私、ほとんどどんなくじにも当たったことがなかったのに。地裁の入り口で、飛行機にのる時のような「凶器持ち込み検査?」を受けて法廷へ向かう。席はもうほとんど一杯で、奥の方に一つのこっていた空席を、手をあげて教えてくれる人あり、座る。携帯の電源を切る。静かで、代理人や裁判所職員らしき人のみが少し動いている。裁判官も原告側も被告側も、資料を読んでいる。
 
 「傍聴席にお願い」と、裁判官が話しはじめる。「拍手したり発言したりする人が時々いらっしゃるが、そういうことをしないでほしい。当事者の発言を聞いて、考えながらやっているのが、審議が止まってしまう。」ああ、お決まりのお説教だなと思ったら、「そういうことをしたい気持ちになられることは十分理解しています」と。くすくすっと、皆が小さな声で笑った。笑うのは禁止されていないようだと前に誰かが書いていたっけ。なのでちょっと大きめの声で笑った。たしかにやや神経質そうな裁判官だが、嫌な感じではなかった。注目の集まる国家的な問題を担当することに自負もあって、きちんとやりたいと望んでいるのでは。(希望的観測。)
 
 今日は被告側の意見を言う日であるらしい。弁護士さんが次々に立って、提出した書類の内容を説明する。『本件は訴権の乱用である』ということを様々な論点から理路整然と証明。さすがはプロですね。くわえて正清さん、渕上さんも堂々と。すごいなあ。話術は弁護士さんよりうまいですね。
 ひとつだけ、変だなと思ったのは、自民党も国の土地を占拠しているのになぜテントだけ明け渡し請求なのか、の件。自民は400坪、テントは1坪、と言っていたようですが妙ですよね。テントは第1テントだけでも六畳間2つ分ですから6坪あります。第2、第3テントも合わせれば、15坪はあるでしょう。ミスタイプかなにかでしょうが、画竜点睛を欠くという感じで残念でした。
 傍聴希望者が減ってきていますね。がんばって、もう少し増やしましょう。

裁判中、法廷の外(地裁前)では抗議集会
いろいろな人が発言
s-園さん

s-馬場さん

(報告:河原井純子さん、ケロップ、あれこれ屋、写真あれこれ屋)

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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