原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

1月6日 渕上太郎さんによる声明文の読み上げ @経産省前抗議行動

淵上さん 抗議のアピール第一弾

s-淵上

リクエストがあったので、先にアップした1月6日の経産省前抗議行動における渕上太郎さんの発言・声明文の読上げを再録します。(uplanさんの録画の0:10:23から)

渕上太郎: 
経産省というか、エネ庁ですが、とんでもない政策を決めてもらった。パブコメに1ヶ月かけてその直後に閣議決定をしようとしている。一体、これは何なんですか。そのように問いたい。
 原発事故が起きたのが11年の3月11日です。この深刻な事故に対して、さまざまな人たちがさまざまなことを言い、結局のところ、原発はゼロにした方がよい、という圧倒的な世論があるのです。これに対して、今回のエネ庁の見解は、枕言葉で反省するとか、国民の意見を聞くとか言いながら、実のところ、2010年、つまりまだ、原発事故が起きていない時のエネルギー政策に完全に舞い戻ってしまった、そういう内容となっているわけです。わたしたちは断じてこれを許すことが出来ません。経産省前のテントひろばを代表して、声明を読み上げたいと思います。

声 明   「エネルギー基本計画」の閣議決定を許さない 

資源エネルギー庁の総合資源エネルギー調査会総合部会(後、基本政策分科会)は、新たなエネルギー政策について、2013年12月に「意見」として約10ヶ月に亘る会議をまとめ上げた。

 このまとめ意見について2013年12月6日から、いわゆるパブリックコメントが求められてきたが、本日(2014年1月6日)がその締め切りの日となっている。

 この「意見」は、2010年の「エネルギー基本計画の第2次改定」と基本的に全く同じものである。

 2012年には、東電福島原発事故を受けて、民主党政権下において、革新的エネルギー・環境戦略として「2030年代に原発ゼロを可能にするよう、あらゆる政策資源を投入する」という決定をしているが、極めて不十分であったこともあり閣議決定には至らなかった。

 昨年末登場した自民党安倍総理は、この間、「国民生活や経済活動に支障が出ることのないように、エネルギー需給の安定に万全を期す」「エネルギーの安定供給」「コストの低減」「規制委員会により規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める」といった発言を繰り返してきた。

 今回の意見は、この総理の発言等と軌を一にするものであって、2012年の革新的エネルギー・環境戦略の決定を容赦なく踏みにじったものである。経産官僚が、原発推進・再稼働ありきの規定方針のもとで、17回に亘る会合を強引に取り仕切ってきた結果でもある。

 もとより総合部会・分科会委員15名は、総合エネルギー調査会の会長である三村明夫(元鉄鋼連盟会長、新日鉄住金相談役・名誉会長)が茂木大臣と相談して決めたものであるが、原発反対派は圧倒的少数である。

 経済成長のためには、原子力を「基盤となる重要なベース電源」として位置づけることこそが、今回の主要な狙いであったことだけは明確である。その限りにおいて、「シビアアクシデント対策を講じることが出来ず、深刻な事態を防ぐことができなかったことを深く反省し、このような事態を二度と起こさないようにするため、事故原因を徹底的に究明し、安全性向上のための努力を不断に講じなくてはならない」などと言っても、彼らにとっては枕詞にしかなっていない。

 私たちは、今回の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会のまとめた「意見」について、全く認めることは出来ない。ましてや、パブコメ募集1ヶ月の締め切り直後に、閣議決定をしようとは、断じて許すことはできない。

 原発に反対する福島の人々は、「経済より命」と言っている。今日でも国民の大部分は「原発ゼロ」を期待している。ここにこそ真摯に耳を傾けるべき国民の意志があると私たちは、確信する。

 私たち「経産省前テントひろば」は、新年を迎えて、「脱・反原発」の闘いとその全国的運動の1つの拠点として、引き続き奮闘する決意を改めて明らかにするものである。

 2014年1月6日

                  経産省前テントひろば代表 淵 上 太 郎

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
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