原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

経産省前抗議行動 第2弾!

午後1時から テント裁判・「土地明け渡し訴訟」関係で経産省へ

s-DSCF7989.jpg
▲経産省から出てくるテント・メンバーたち

 1月10日、午後1時から、経産省に対して、テント裁判関係で二つのことを行った。一つは、「土地明渡し訴訟」の原告当事者である「大臣官房情報システム厚生課厚生企画室」に対して、大口弁護士、一瀬弁護士、淵上さんら8人程で、国有財産使用許可申請書数十通(第1、第2、第3のテント毎)を提出しようとした。しかし、これについては受取を拒否した。
二つは、「土地明渡し等請求」の取り下げを要求する署名約4000通を提出。これについては素直に受け取った。いままでの提出分も入れると合計1万筆を越えた。

午後5時から、資源エネルギー庁に「新エネルギー基本計画」について申し入れ
 1月10日午後5時からは、6日に実現しなかった「新エネルギー基本計画」について資源エネルギー庁に申し入れが行われた(その詳細については「経産省前テントひろばテント日誌」1月12日付け参照のこと)。引き続き、経産省前で抗議行動が行われた。参加者は約60名。
その模様はuplan さんの録画でみることが出来る。
http://www.youtube.com/watch?v=CzVoGEWYJww
(発言の前の数字はその発言の始まる時刻を示している)

s-Image2経産1

経産省前で抗議行動 進行係は高瀬さん。
まず、テントひろば代表の淵上太郎さんの挨拶。(略)


s-Image2黒田
▲黒田さん(マイクを持っている人)

子どもたちの健康被害はますます明らかになる
次いで、郡山から駆けつけてきてくれた「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんの怒りのスピーチ。
 (12:31)「皆さん、こんばんは。寒い中、ご苦労さまです。金曜日、東京の人たちが毎週、毎週、こうやって集まってくださることに、本当に東京にはたくさんの仲間がいるんだということで力づよく思っています。
 あの事故からまもなく3年がたとうとしています。3年の間に何があったか。事態はますます悪くなるばかりです。子どもたちの健康被害がますます明らかになって来ています。いちばん最近の数字でも、59人の18歳未満の子どもたちの甲状腺ガンが発見されました。これはまだまだ福島の子どもたち全員を測ったわけでも全くありません。2次検査もまだ終わっていない途中の数字です。しかもウクライナ、あのチェルノブイリの地元からの報告によりますと、健康被害はガンだけではない、さまざまな形で人体に影響があるということがわかってきています。
 病気はガンだけではないんです。今、福島では専門家さえも色々な数字をめぐってあーだ、こーだと言われています。わたしたちはこのことに本当にいら立っています。専門家が数値をめぐって、統計のし方をめぐって、調査の仕方をめぐって、あーだこーだ言っている場合か、と思うんです。対策を考えてください。これからの子どもたちを健康にするために、今すぐ対策を考えなくちゃいけない、そういう時期がとっくに来ているんだと思います。

 子どもたちを被ばくさせないこと 
 そのひとつが、具体的には子どもたちを被ばくさせないことです。安全なところに子供たちを避難させてください。こういうことをわたしたちは最初から声を限りに訴えていますけれども、国や県の動きは本当に非情なものです。国や県は子供たちの命を守ろとしていない。このことを強くつよく訴えたい。
子どもたちの命を守ろうとしない国。今までさまざまな公害病がありました。それに学ばないばかりか、さらに危険な事態がこれから明らかになってくることが分かっているのに、何の手も打とうとしない、この国。しかし、わたしたちはあきらめることも出来ません。多くの子どもたち、そしてわたしたちが福島市、郡山市、そこから避難することがなかなか出来ないなかで、子どもたちは学校に行き、保育所に行き、マスクもしないまま。圧倒的多数の人たちが多くの問題をかかえながら、そこで暮らすしかない状況が続いています。
原発は収束を迎えるどころか、太平洋をわたって放射能が次々と、外国まで押し寄せて来ていることが分かっています。そして、除染の結果、この枯葉や放射能で汚れた土をどうしていいか、わからない状況にあるわけです。
 
 福島に来て、状況をごらんください。 
 福島の東半分、皆さん、一度来てごらん下さい。フレコンバックという、大きな袋の中に山積みになってあちこちにあります。わたしが毎日通う所でも、1m位のところにこのフレコンバックが3つ4つあります。ここを通らなければ、先にいけないわけです。日常のなかに廃棄物があります。わたしたちは本当になんという事態を迎えたことか、と不幸を恨むこともあります。しかし、わたしたちはホントにやれることをすべてやりつくして行きたいと思っています。
 この新エネルギー基本計画、その目標は原発をもう一度、動かすということにあります。福島がこのような、どうしてよいかわからないような状況にありながら、避難しようとする人たちに何も手を差し出すことが出来ない状況にありながら、再稼働なんて、とんでもない! わたしたちは満身の怒りをもって、特に「原発いらない福島の女」は声を限りに出したいと思っています。石破さんがデモや叫ぶ人はテロリストだと言ったそうです。先ほどの交渉の中で、わたしたち「福島の女たち」はテロリストになると言って、それはちょっと言い過ぎだろうとちょと注意されましたが、過激なのはわたしたちではありません。放射能を撒き散らしてそのままにしている国、これ以上に危険なものがありますか。わたしたちは子どもを守るために、わたしたちが生き延びるために、本当のことを言い続ける。どうか、皆さん、「福島」は福島だけの問題ではありません。東京も数値が高いです。再稼働などありえません。
 エネルギー問題ということならば、わたしたちは生き延びたいという命のエネルギー、平和と民主主義のエネルギー、そういうまっとうなエネルギーでこれに対抗していく、そういうふうに思いました。国のエネルギー政策、メチャクチャです。日本人でいることが恥ずかしい。このエネルギー政策を絶対許さず、わたしたちはいろいろな課題に取り組んでいきたいと思います。どうか、皆さん、今年もまた、よろしくお願いします。
 
s-Image2斉藤
▲斉藤美智子さん(ハンチングをかぶる白い服の人)

テントでのマイク・アピールを続ける斉藤美智子さん 
 続いて、ほぼ毎日、テントに来て夕方、「経産省前をご通行中の皆さま」と脱原発の呼びかけを行っている斎藤美智子さんのアピール。斎藤さんは40年以上も前から反原発運動を続けている。
 (21:35)経産省は今、この世界最大の核事故を起し、何らの収束もない只中にあって何の反省もなく、ただただ原発を動かすのが仕事だと、大いなる錯覚に陥っているのではないでしょうか。おかしいです。誰が考えても世界最大の核事故で住民は放射能災害にどう対応していいかわからないで、みんな困り果てているではありませんか。大切な国民の命そのものをないがしろにするような政治がいったいどこの国にあるのでしょうか。あなたたちは何のために仕事をしているのか、単なる文言上の、字面の都合のいいことを並べたてて作文をしていればいいはずではないでしょう。おかしいと思いませんか。しかもこのようにわたくしたちの命の声に全てゲートを閉ざして排除している。その姿勢自体が民主主義に開かれた社会に逆行するものとしてある。いった私たちの国ってなんなのだ、警察国家か、軍事独裁国家か。70年代以来、わたしたちは原発があるなんて知らないできた。地震国に原発を造るなんて、日本人てなんておろかなのか。

世界中から人が来て、原発反対を言っている
福島以前、あのヒロシマ、ナガサキの8月の反核の日、核はゴメンだというあの原爆被害がくりかえされないように、ということで、全世界の人がこの日本の国に来て、原爆反対を言っています。その人たちはよもや、この日本に核、原発があるなどとは夢にも思わなかった。3.11が起きた。日本人てなんのだ、原発に反対することもしないのか。
 わたしたち、原発反対をたからかに謳いあげ、核のない、放射能汚染のない世の中を、と声を上げる人々は残念ながら、甚だ限られています。推進してきた役人たちはなにをしてきたか。必ず警察権力によって脅してきたではありませんか。どれだけ多くの人が故なき罪によって裁判闘争をしても、警察が検挙した人に対して無罪は出さない。本当にわたしたちはどれだけ苦しんできた。これはあってはならないこの国の未来を奪う悪業でなくて、なんでありましょう。今、わたしたちは心の底から怒りをもって、命の声をあげているのです。

生きとし生けるものを直撃する放射能汚染
 このようにわたしたちを常に締め出して、知らない振りを決め込んでいても、残念ながら放射能汚染はあらゆる生きとしいけるものを区別なく直撃しています。しかもホットスポットの中にさえ、国民を放置するような、こんな愚かな国がどこにあるでしょうか。いったい国の政治は何のためにしているのか、本当に恐ろしいとはお思いになりませんか。あなたたちがいくらこうしてわたしたちを締め出しても、現実の放射能は何ら低減るわけもない。本当に現実問題としていずれ、どちらが正しいかは歴史が証明する。わたしたちはあくまでおかしいことはおかしいと、正義と命にかけて、ここで命の限り、あってはならない、この放射能汚染にノーの声を上げ続けて、何とかして、この国にもまともな、当たり前の一人ひとりの国民を大切にする当然の国を取り戻していかなければ、と声を上げ続ける。本当に経済産業省は何のためにあるのか、こんな放射能汚染を起こすほど、不経済きわまりないことはほかに考えようもないではありませんか。悔い改めていただきたい。あなたたちも同じ人類の一員のはずです。単なる機械的な事務マシーンじゃないと思います。あなたたちの人間性をかけて、このあやまてる国の政策を正すのが、あなたたちの責務です。そのために税金で給料をもらっているではありませんか。恥を知りなさい! 怒りをもってあなたたちに、一人ひとりの命の声とともに届けます。

 次に「川崎市民の会」の池田さんからアピールがあって、今日の抗議行動は終了した。

追記:この録画には、このあと文科省前で行われた福島集団疎開裁判の会の抗議行動の様子も収められている(29:50)

(まとめ:あっきい  写真:Uplanさんの録画からお借りしました)

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント(必須)
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/tb.php/220-0dbf794e

プロフィール

原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

QRコード

QR

福島とともに