原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

第5回脱原発テント裁判 「土地明け渡し訴訟」の報告(その1)

2月10日(月)、午後2時~3時まで、東京地裁103号法廷で、テント裁判の第5回口頭弁論が開かれました。都知事選挙の次の日で、雪の残る寒い日でした。

 12時すぎからテント前には人が集まりはじめました。そして12時半過ぎには横断幕を先頭に、地裁に向かいました。13時から、地裁まで抗議集会をしました。

 司会は垣内さん。福島から橋本あきさん、黒田節子さん、椎名千恵子さん他が上京され、橋本さんが挨拶をされました。東京に住む双葉町からの避難者の亀屋さんもいつものように参加。また、伊方から参加された方も発言されました。
s-橋本亀屋
▲発言する橋本あきさん

s-伊方
▲伊方の人

 被告の淵上さんはこの日の裁判から、土地の占有問題に論戦が入ることを明らかにしました。傍聴券抽選締め切りが1時30分なので、シュプレヒコールなどしてから、傍聴抽選に並びました。並んだ人は284名。法廷の傍聴席は約100名なので、抽選に外れた人は外でリレートークなどをして裁判が終わるまで待機しました。

s-Image3地裁
▲シュプレヒコール

s-Image2傍聴に
▲傍聴に入る

□裁判の様子 
裁判の内容については、近藤順一さん(元東京の中学校教員・「君が代」不起立で処分うける)が寄せてくださった報告を紹介します。

 約2倍の抽選となった103号法廷は傍聴人で埋め尽くされた。二人の被告と代理人弁護士が次々弁論し、主導権を握って法廷を圧倒した。国側は、まともな弁論を避けて、不当にも結審を迫ったが、これにも被告側代理人弁護士は強く抗議した。

●被告正清太一さん:東電は、注水の8割、1時間当たり3・4トンの汚水漏れを認めた。原発事故は全く終息していないばかりか、関東一帯に被害をもたらしている。脱原発テントは、思想信条を問わず、原発やめろ、被害者を救えの声を命がけで発信している。
テントは2年半、880日を超え、全国の脱原発を闘う人々の支援を受けている。裁判は国側の不当な行為であり却下されるべきである。

●被告淵上太郎さん:資源エネルギー庁のが出した「エネルギー基本計画」は原発を「エネルギー基盤となる重要なベース電源」と言っている。原発ゼロ政策の後退である。規制基準は安全基準ではなく、国は安全確保を地方自治体に任せている。極めて無責任な措置である。無事に避難できる保証はなく、再稼働はできない。このことを政府は真摯に受け止めるべきである。

●代理人河合弁護士:福一の事故は未解決であり、汚染は続いている。都知事選に当たって、対応を先伸ばしした。次の2点を指摘する。(1)今も緊急事態宣言発令状態が継続している。(2)テント広場はこの危険性を訴え続けている。原発停止、火力発電のために3兆円かかろうとも、それを惜しむ必要はない。国の訴えは<訴権の濫用>だ。

代理人浅野弁護士:第2テントは、原発いらない女たちが運営し、第3テントは全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が、それぞれ担当している。独自の運営担当である。

●代理人大口弁護士:第1テントも被告の2人だけで占有問題しているわけではない。国は仮処分申請の時17名を出してきたではないか。監視カメラのビデオ記録をみればいい等々、占有について詳細に、積極的意義を展開する。

●代理人吉田弁護士:監視カメラの全画像を開示するべきであり、裁判所は国に文書提出命令を出す必要がある。占有土地部分に被告を含めてだれがが立ち入ったかどうかの全てを明らかにする必要がある。

●代理人上杉弁護士:公共空間の平和的占有の意味を確認する必要があり、脱原発テントは、国の極限的人権無視に対する正当的な表現行為として認められるべきである。

 原告・国側は、裁判が1年以上経過していることから、結審のめどをたてるよう裁判所に迫ったが、被告代理人弁護士は素早く、これに反論し、国は無責任にも必要な文書・資料を出していないことを訴えた。裁判長も、次回以降、必要な陳述書、意見書を提示し、弁論を継続するよう指示し、弁論を継続することを確認した。

□次回弁論は、4月23日(水),14:00~15:00 

裁判後、参議院議員会館・講堂で総括の集会を持ちました。(報告は次回)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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