原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

テント裁判第6回口頭弁論開かれる

4月23日(水)午後2時からテント裁判第6回口頭弁論が東京地裁103号法廷で開かれた。裁判に先立ち、午後1時から地裁前で短い開廷前抗議集会が行われた。

テント出発
▲経産省前テント出発


淵上 (1)
▲地裁前で裁判について発言する被告の淵上さん

川内
▲鹿児島・川内原発反対を闘う村山智さん

人見
▲福島の女たちの人見やよいさん

抽選に入る
▲傍聴抽選のため地裁へ

当日の様子は録画(Uplan 三輪佑児さんによる)で見ることが出来る。カッコ内の数字はそのシーンの始まる時刻を示している。

■地裁前抗議集会 https://www.youtube.com/watch?v=i9TxxVaahpE (1:47:40)



シュプレヒコール
渕上太郎さん(03:29~)
今日のスケジュールの説明(09:40~)
村山智さん(原発ゼロをめざす鹿児島県県民の会)(10:53〜)
人見やよいさん(原発いらない福島の女たち)(13:27〜)、
正清太一さん(18:05〜)
シュプレヒコール(19:24~)

傍聴券を求めて集まった人は約200人。傍聴に入れなかった人々はそのまま地裁前で抗議行動を続けた(28:00〜)。

抗議行動の進行役を務めた乱鬼龍さんの川柳:
・民論を集め テントは今日も立つ
・占有後楽 次代のために占拠する

■第6回口頭弁論の内容(別途)

■裁判報告集会 https://www.youtube.com/watch?v=oy9k_pxQAO (1:33:34)


午後4時からは参議院議員会館講堂で「裁判報告集会」が行われた。
(わたしは公判後、テントに寄ってから何人かの人々と参議院議員会館に向かったが、途中、警官が歩道に一列に並んで通せんぼをした。オバマ大統領の来日で警備が厳しくなっているためだろうか。目的を告げると、無線で上官と連絡をして、やっと通してくれるというハプニングがあった)。

会場は満員。司会はKさん。

渕上太郎さん(01:44〜)
今回の裁判から裁判官の一人が交代した(向かって左側、女性)ので、「更新意見書」というものを読み上げて、今までの裁判の経過と自分の考えを表明した。

1)テントを占有するということについて。
2)川内原発の再稼働について。
  規制委員会、国、地元(県知事、市長、市議会)と再稼働について判断される流れになってい
  るが、どの段階でも原発が安全かどうかの判定はされない。それによって本当に困るのは地元
  住民である。
  福島県双葉町の老人病院の例。
  再稼働に反対する運動をしぶとく続けていかなければならない。

福島瑞穂議員(16:55~)
・激励のあいさつ

正清太一さん(24:05~)
・福島の原発を造ったのはGE。日本のメーカーは俺たちの造ったものはもっといいぞ、とべトナム、香港などに売りに行っている。
・原発の寿命は20年(40年の間違い?)とされているが、それを延長しようとしている。このような点を考えていただきたい。



大口弁護士 
大口弁護士(26:25~)
・去年の今頃、第1回公判が終わったときは、この裁判をどのくらいやっていけるか、不安があったが、うまく行っていると思っている。
・裁判所と経産省が結託してどんどん押してくるのではないか、心配していた。

・テントがいかに貴重なものか、ひしひしと感じている。
外国の人たちは、唯一の原爆被爆国なのになぜ、再稼働するのか、日本人は何を考えているのか、と思っている。この脱原発テントの存在が、外国人の不信感を拭う役割をはたしている。
先日もベラルーシから婦人がテントを訪問したそうだ。
我々は経産省から感謝こそされても、文句を言われる筋合いはまったくない。

・今回、裁判の中味に入った。
テントを維持しているのは被告二人、他はその手下(占有補助者)という経産省の見方は間違っていることを指摘。
主体的に関わってきた人すべてが陳述出来るようにする。
できるだけじっくり戦っていく。
経産省が抑えようとしても押さえられないというような、ダイナミックな闘いを展開していく。


集会での川内発言
村山智さん (48:42~) 
今朝、薩摩川内市からかけつけた。薩摩川内市は保守的と思われているが、実際は多くの市民は署名、シール投票をやっても過半数が再稼働に反対。

わたしは原発から15キロの地点にある団地に住んでいる。3.11の後、27日に団地自治会の総会が開かれた。このままでいいのか。立ち上がろうじゃないか、という提案があった。
186世帯のうち、122世帯が参加した。さまざまな議論が交わされて、結局、3号機の増設をやめさせ、1,2号機の安全点検、避難訓練、避難道路の確保などについて市長との交渉を3月末にやることになり、採決を行った(反対:ゼロ、保留:21、賛成:74)。
会長は九州最大のゼネコンの役員、副会長は九電の社員。翌日の「朝日新聞」が取り上げてくれた。勇気ある人々が1,2号機を止め、3号機増設を凍結させていることを皆さんにぜひ、知ってもらいたい。
4,5日前には、役員会を開いて団地などに測定器設置を市に要求することになった。

商工会が原発推進の母体になっている。
市の中心に3キロにわたる商店街がある。
去年行ったシール投票では5割が再稼働に反対、3割が支持だった。
署名の場合は住所、氏名を書かなければならないので、いろいろなしがらみから、応じてくれない人も多い。署名は出来ないが、あなたたちを応援していると言ってくれる人が圧倒的。すべての人が心の中は反対と言ってよい。

川内原発の課題はないとマスコミは書きたてているが、課題だらけ。九電は活断層を出来るだけ小さく小さく見せようとしている。政府の地震調査会が九電の評価はとんでもないと批判。
九電は想定しているエネルギーの11倍のエネルギーご起こる可能性があることを認めたが、地震対策はやらないと言っている。
避難訓練、火山の問題もある。規制委は火山が噴火した際の避難を考えると、危険な火山があるところの半径160km以内は原発設置は出来ないとしているが、九電は危険性はないと逃げようとしている。
「川内をストップ出来れば、全国でストップ出来る」を合言葉に頑張っていきたい。

集会での人見さん
人見やよいさん(原発いらない福島の女たち)(1:05:45~)
1月から2か月半、カゼをひいていた。放射能の影響ではないか、と思わずにはいられない。
53歳なのにこの状態なのだから、若い人たち、子どもたちはもっとその影響を受けていると思う。

先日、ベラルーシ、ドイツの人たちと都路地区、それから大熊町のゲートまで行った。
ベラルーシでは「チェルノブイリ」という言葉を使ってはいけないという命令が出されたと聞いて、ショックでショックで仕方がない。
そのうち、福島という名前すら、使うな、なかったことにされてしまうのかも知れない。原発はバンバン動かされて、第2の福島がどこかで起こされるのかも知れない。そんなことを考えたら、この国がどこへ向かって行くのか、怖くて、怖くてしようがない。

国に向かってモノを言って行く拠点としてテントがある。そこに対して、このような無法な圧力がかかったことに対して怒りが禁じられない。出て行けというだけならまだしも、お金を払えていうのはとんでもないこと。
わたしたちは主権者として国に対してモノ言う権利が絶対あると思う。国はわたしたちの叫びを聞く義務があると思う。そして安全な暮らしを保障する義務もあると思う。わたしたちはそれを求めていく権利がある。
たくさんの人がそれを大きな声で言っていくしかない。

福島ではいろんな考え方が生まれてしまって、その中で小さな対立もある、分断もある。原発を持っている他の地域の皆さんにはそうならないようにしてもらいたい。

東京は影響力が大きいので、都民の皆さんには脱原発の候補者を選んでもらいたい。
東京だけでなく、全国で脱原発の候補者に勝ってもらいたい。国民の力で勝たせてあげたい。
そう言っている福島でも自民党を勝たせてしまって、ほんとに申し訳ないんですけど、次の選挙では必ずそうしたい。

テントが裁判に勝つこと、
脱原発の候補者が勝つこと。
いままでは負けて、負けて、負けて来たが、
これからは勝って、勝って、勝っていきましょう。

八木さん(伊方の家)(1:17:25~)
伊方の家は昨年11月25日に設立されて、ほぼ5か月が経った。この間に伊方の家を拠点として「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」が八幡浜市、宇和島市、伊方町で井戸川さんの講演会を開催、先日は木幡さんの講演会を実現させた。
伊方町内でのこうした催しは34年ぶりに実現した。ようやく言論と表現の自由、人々の知る権利を奪い返し始めたということで非常に大きな注目を浴びた。

今、村山さんの話を聞いて、伊方ではまだまだだということを痛感。川内原発の再稼働阻止と伊方原発の再稼働阻止を連帯してやっていかなければいけないことを痛感した。
伊方では草の根の運動は20年近く途絶えている。
愛媛で反対しているのは、2自治体のみ。高知では多くの自治体が反対、対岸の大分県でも8自治体が反対している。
八幡浜市では、原発に対する不安、怒りを行動に表わすに至っていないことを今回の選挙で痛感した。八幡浜市の請願運動を実現させたい。そのための住民運動を作っていき、突破口として行きたい。

斎藤なぎささん(たんぽぽ舎)(1:25:10~)
去年11月から毎月第一水曜日に行われている東電本店合同抗議参加の呼びかけ(呼びかけ団体:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎)。

杉山さん(福島原発行動隊)(1:27:50~ )
明日の原子力損害賠償支援機構法学習会・院内交渉のお知らせ

「川内反原発ドンパン節」 村山智さん(1:29:38~)
・秋田県の民謡「ドンパン節」に村山さんが歌詞をつけたもの。
「これが鹿児島県民の心をとらえ、全国民にひろがることが出来れば、再稼働をストップ出来ると確信しています」。
(最初、岩手の民謡という紹介があったが、訂正された)。

ドンドンパンパン ドンパンパン
ドドパパ ドドパパ ドンパンパ

1)福島原発 忘れない
  爆発原発 忘れない

 (繰り返し)原発ゼロでも大丈夫 電気は足りてる、困らない
        ドンドンパンパン ドンパンパン ドドパパ ドドパパ ドンパンパ

2)川内原発 動かすな
  日本の原発 動かすな

 (繰り返し)原発ゼロでも大丈夫 電気は足りてる、困らない
        ドンドンパンパン ドンパンパン ドドパパ ドドパパ ドンパンパ

3)反対する人 かわいいね
  廃炉言う人 なおかわいい

 (繰り返し)原発ゼロでも大丈夫 電気は足りてる、困らない
        ドンドンパンパン ドンパンパン ドドパパ ドドパパ ドンパンパ

4)ふるさと 守れ、国 守れ
  子どもを守れ、 孫守れ

 (繰り返し)原発ゼロでも大丈夫 電気は足りてる、困らない
        ドンドンパンパン ドンパンパン ドドパパ ドドパパ ドンパンパ


次回公判は7月16日(水)午後2時から。

第6回公判関連書面 (テント日誌URL: http://tentohiroba.tumblr.com)
・準備書面(8): テント日誌4月26日参照
・渕上太郎意見書: テント日誌4月24日参照
・正清太一意見書: テント日誌4月23日参照

(報告:あっきい 写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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