原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

4月23日 第6回テント裁判の法廷報告

◆裁判の様子
4月23日午後2時過ぎからテント裁判は始まった。
この日はもろ、いよいよ経産省前テントひろばの占有についての審理が始まる予定だったが、4月の裁判官の異動で、右陪審(裁判長の左の裁判官)が女性裁判官に替わったため、「裁判の更新手続き」になった。更新手続きは、今までの審理で何が争点なのか、被告が何を主張していたのかを右陪審にも知らせるために、被告、弁護士が主張を整理して述べる。それでこの日も、まず、淵上さんが、そして正清さんが発言した。そして河合弁護士が裁判の経過について述べた。

その上で、一瀬弁護士が占有に関して、「準備書面8」の内容を述べて、裁判は終わってた。「いよいよおもしろくなるぞ」という感じの法廷にはならなかったが、おもしろくなっていくことは確かだ。

◆4月23日に提出した「準備書面(8)」
(経産省まえテントひろば・ブログより)

 裁判開始から約1年。第6回裁判で被告のテント側は、準備書面(8)を提出し、経産省前の3張りのテントの敷地(以下、本件土地)の占有問題について、踏み込んだ主張を出した。原告・国の主張(本件土地全体は被告ら2名が占有している)を単に否認するだけでなく、占有者の氏名を明らかにして、具体的に反論した。
準備書面(8)は、次回から論議されます。必ず読んでください。

●以下、今回出した被告の主張のポイントを紹介します。

(1) まず重要な点は、何時の時点での「土地の占有」が問題になっているかです。原告は本件土地に関して「占有移転禁止仮処分」を申し立て、その決定が昨年3月14日に執行されています。従って、昨年3月時点の「土地の占有」が争点です。

(2) 次に、本件土地の大部分は3張りのテントの敷地ですから、誰が3張りのテントを所有し、又管理・運営しているかも問題となります。その際には3張りのテントの所有や管理・運営の主体は団体か個人かが問題となりますが、テント運動の性格上その主体は団体ではなく自主的な個人であると被告は一貫して主張しています。そこで3張りのテントに個人の誰がどの程度関わっているのかが重大な争点となります。

(3) この点に関して、昨年3月に占有移転禁止仮処分を執行した東京地裁執行官の宮本英一は、第1テント内にいた氏名不詳の男性が「この場所は『9条改憲阻止の会』、『経産省前テントひろば』が使用しているということでいいと思います。代表者は正清さん、渕上さんです。」と述べたとする仮処分執行調書を作成しています。しかし、これは全く事実に反しています。しかも経産省は、一昨年8月になってテント前の2か所に不当・違法に設置した監視カメラや職員の目視情報からテント運動の実情をよく知っており、上記の調書が嘘だということを充分認識しています。

 要するに原告は、もともと宮本執行官と結託して上記のような虚偽の事実を調書に記載させ、被告ら2名のみが「本件土地部分を排他的及び継続的に占有する者」だと決めつけて今回の裁判を起こしたのです。

(4) 3張りのテントは、その建てられた時期や経過も異なるし、所有者も、また管理し運営している者も別々です。誰が土地の占有者であるかは各テントの実態を考慮し3張りのテントごとに具体的に認定される必要がありあります。

今年1月、多数のテント運動の参加者(今回は44名)が、テント運動の側から本件土地の占有問題の真実を明らかにするため、経産省に「国有地使用許可申請書」を提出しました。不当にも経産省の担当職員は、3回に及ぶ上記の許可申請書の提出を頑なに拒み続けました。

そこで、今回、被告側は準備書面(8)で、3張りのテントについて、上記の44名の個人が自分たちこそがテントを所有し、管理・運営しているという事実を明らかにしました。具体的には、第1テント関係では男女20名が、第2テント関係では16名が、また第3テント関係では7名が、それぞれ実名を出して本件土地の占有に関する真実を主張したのです。

(5) 今回の被告準備書面(8)によって、原告がテント撤去、土地明け渡しの判決を得るために、上記の宮本執行官と結託して虚偽の「仮処分調書」をでっち上げた悪事を暴露する闘いの決定的な第一歩が始まったのです。

 テント運動は間もなく1000日になります。政府の原発再稼働の動きが強まる中で、テント運動の役割はますます大きくなっています。次回の7月16日の裁判では、第2テント及び第3テントの設置経緯を明らかにして被告側主張を補充します。原告からも反論の書面が出される予定です。

(報告:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
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