原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

7/16 脱原発テント裁判報告(その2) 裁判報告会

テント裁判 第7回口頭弁論の報告会
テント裁判の報告会は、衆議院第一議員会館の大会議室で午後4時から行われました。
司会は大賀さん。

○被告・淵上さんの発言。
 淵上さんはその日の弁論が「大飯原発再稼働差し止めの福井地裁判決の意義」を軸に行われたことの重要性を改めて確認しました。そして、「国が2人を訴えたが、土地が国の所有かどうかなど争ってもしょうがないこと。争うべきことは、われわれはなぜあすこに居るのか、そのことが裁判にならない限り、裁判ではない。また、福井地裁判決について彼らに意見を言わせなければならない。裁判を持続させて力関係を変えていこう。」と言われました。

○被告・正清さんの発言
 正清さんは「日本が原発をどうするかは世界の注目になっている。核廃棄物の処理はできないのだ。ロシアはウラル山脈の東側に核廃棄物の捨てる場所があり、そこの住民が反対運動をやりはじめたという。フランスの廃棄物はほとんどロシアのオビ川に持っているということだ。日本は核廃棄物の最終処分場をモンゴルにおしつけようとした。最終処分場は全く目処も立ってない。無計画なのだ」と言われました。

○佐藤英行さん(北海道岩内原発問題研究会・岩内町町議、泊原発反対運動) 

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佐藤さんは1978年に勉強会をたちあげ、泊原発の中心的役割を担っている人です。この日は、『知ってましたか、8つの理由』のバンプを配られ、話をされました。
「いま北海道には核に関する大きな問題が3つある。一つは泊原発、二つは大間原発建設差し止め函館訴訟、三つめは幌延町へ日本原子力開発機構(旧動燃)が高レベル廃棄物の最終処分場の実験場をつくっていることです」と言われ、それぞれの問題について、概略説明されました。
 泊は北海道の炭鉱採掘の発祥地で、炭鉱の閉鎖以降、原発が用意されていく過程、現在の泊の様子。原子力立地給付金で北海道の中では様々な住民生活上での優遇措置がとられてるが、しかし、今日泊村の人口は減っていること、吹雪になれば動きようがないこと、活断層、火山のこと、津波の計算などについて話された。
「大間原発については函館市の184の町内会連合会が、建設凍結の決議をあげて全市的に署名運動をしている。署名は北海道選出の国会議員を通して提出する。全国からも募金が2300万円集まっている。」
「大飯原発の福井判決を力にして、原発訴訟を束ねて、脱原発原告訴訟団全国連絡会を10月にたちあげ、全原発を廃炉にするまで闘っていこう」言われました。また、原子力防災計画の、避難問題についての取り組みの問題点も提起された。やはり、原発が立地して現地で闘っている人からの話は内容が深く、聞く意義が大きいと思いました。

○淺野弁護士はその日の第7回口頭弁論で、「占有」問題に踏み込んで陳述した内容を話されました。
○河合弁護士はテントがなぜあすこに建っているかを明らかにするうえでも、大飯原発訴訟の福井判決がいかに重要な内容をだしているかについて陳述したことを話されましたが、 略します。

○福島大熊町の被災者の木幡ますみさんの怒りに満ちた発言

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「今日の朝日新聞、福島民友新聞に、がれき撤去で放射能が拡散し、宮城県の丸森町の方にも飛んだということです。そのことをいまになって明らかにしました。私たちは一時帰宅をするたびに、線量が高くなっているねと言っていて、町長にも言ったら「そんなことはない。君の思い過ごしだ」なんで答えていました。3.11と同じように隠していたんです。南相馬の人たちは水を飲んでいた。都路村の人も戻ってこい戻ってこいと言われたり、生活していたんです。
 東電と言っても2種類の人たちがいます、一つは地元の福島第一に勤めたりしている人たち。先日東電に勤めている知り合いの若い夫婦が遊びに来ました。体は大丈夫かときいたら、「血液がだめなんだ。でも東電は人手がなく働かなくちゃならない」と言ってました。
 東電は全社員をつれて福一に来るべきなんです。ところが福島第一に働いている人は死ぬまでそこで働けと言う感じです。今年の冬、柏崎の人が会津に雪かきに来てくれました。きけば東電の人だそうです。「ここに雪かき来ないで第一に行ったら」と言ったら「イヤーあんな危ないところには行けませんよ」と言いました。別の人が「私の息子は第一にいるんだ」と言ったら、黙ってしまい、えらい人は「もうしゃべんな」と言いました。
 確かに第一は危ないんです。チェルノブイリでは事故の時働いていた人は全員亡くなっています。この間、40代、50代、60代で亡くなる人が増えています。第一で働いていたという人が多いです。 私の知り合いも「去年元気だった。去年の成人病検診ではなんともなかったんだけど、今年2月になって、いきなり具合が悪くなった。体中にがんがすごい。進行が早いんだいよね」と言っているうちに7月に亡くなりました。3.11に第一で働いていた方、自衛隊の方、警察の方が次から次に亡くなっています。私はその家族に、また、働いている人に、「絶対死んじゃいけない。死んではなんのこともできないよ」と言っています。
 大熊町の被災者であっても東電の人は、住めなくなった住宅のローンの財物賠償は一切もらえません。だから働いてローンを返す以外にないのです。ローンを払うためにお前ら働けということ。そして他の従業員は第一には行かせない。本当にひどい。被災者支援法も全然進んでいません。福島県の子ども。中通りや浜通りで最近こういうことが問題になっています。甲状腺だけが問題と言うことではないだろう。鼻血問題は井戸川さんの言うとおりだと思います。双葉町の伊澤町長は獣医さんで、体のことについては知っている筈なんです。双葉郡の犬や猫も鼻血を出し、血尿を出して、死んでいるんです。人が鼻血を出しているのは事実です。この頃は体中に発疹が出ている人が多いです。肝臓を痛めている子どももいる。しかし、因果関係は証明できない。聞き取り調査もしてない。どういう人がどういう(病気の)状態にあるか、なぜ福島県は調べないんですか。なにもやらないで、漠然と鼻血は因果関係がないと批判するのはおかしい。
 今年の秋に知事選挙があります。それで私たちは「福島県知事選を考えるスクラムの会」をつくりました。原発ゼロを推進する知事を選びたい。」
 「 いままでのいろんな闘いを見てくると、女の人たちとか、住民の人たちが頑張っている。私も闘うことしかできないけれど、闘っていきたいと思います。」
木幡さんは怒りを体中で表して、しゃべっておられました。

(報告と写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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