原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

福島原発告訴団、東京地検要請・東電前「汚染水」打ち水抗議行動  8月8日、ハッパをかけにまいりました (1)

福島原発事故告訴団 東京地検前に集合

 8月8日(金)12時、東京地検前に武藤類子告訴団団長、佐藤和良副団長、海渡雄一弁護士をはじめ、各地の告訴団事務局メンバー、サポーターが集まった。
もともとは検察審査会に早く議決を出してほしいという要請をするために地裁前に集まることになっていたのが、7月31日に議決書が出たため、急きょ、地検に上申書を提出することになったといういきさつがあった。

 朝7時に福島を出発した貸切バスは渋滞のため、まだ到着していないというハプニングがあったが、予定通り、集会は始まった。進行役は関東事務局の地脇さん。参加者は約200名。

▼東京地検前で
Image2全体

 その模様はUplanの三輪さんの録画で見ることが出来る。発言者の名前の後ろの数字は録画登場時刻を示している。
https://www.youtube.com/watchv=jJ3uPOCK0I&index=1&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA
20140808 UPLAN 東京検察審査会と東電前『汚染水』打ち水抗議行動 および緊急記者会見

挨拶:武藤類子さん(0:50)
 7月31日に東京検察審査会が3人の被疑者に「起訴相当」、1人に「不起訴不当」の議決を行いました。検察は市民の大多数の想いを受け止めて、強制捜査を含む再捜査をしっかり行っていただきたい。そして真実に基づき、裁判という司法の場において、この事故の責任を追及していただきたいと思います。

 わたしたちは何度でもここに激励に参りたいと思っております。お集まりの皆さん、ようやく一つの山を越したところです。まだまだ続く道ですけれども、力を合わせていっしょに進んでいきましょう。

▼片山小金井市議
Image2小金井市議

その後、郡山市から静岡に避難しているHさん(4:15)、、関東事務局の片山かおるさん(6:40)、支援者のMさん(9:20)、Oさん(11:10)、静岡事務局の東井怜さん(14:10)、田村市から避難しているKさん(17:55)のスピーチがあった。

▼海渡弁護士
Image2海渡弁護士

最後に海渡雄一弁護士の発言(20:55) 
私たち弁護団にも審査会のなかでどういう議論をしているのか、全くわからなかった。ただ、議決の出る少し前からいろいろな動きがあった。

 7月7日に審査会から保田弁護士に電話があった。我々は「1万年~10万年に一度の津波であってもそれについては対応すべき」と書いたが、その根拠はなにか、という質問だった。7月11日にはファクスがきて、どういう対策を取っていれば、この事故は防げたのか。原子炉を停めておけばよかったと言っているが、それはどういう意味か、など7月15日までに返事をほしいという要請。わたしは10日からすでにジュネーブ(国連人権委員会)に行っていたので、もう1週間延ばしてほしいと頼んだが、認めてもらえなかった。そのとき追加書面で出した内容が議決書に大幅に引用されている。

 決定が出てからマスコミを通じてわかったことは、5月末くらいまでは目立った動きはなかった。ところが最後の1ヶ月くらいの間に状況が激変したようだ。その理由ははっきりしている。その頃、僕らは上申書を出したが、その中味は京都地検の古川さんの論文と大飯の判決文で、この判決に基づいて判断してください、と伝えた。推測だが、それが大議論になったのではないか、と思っている。福井地裁の大飯原発訴訟に勝ったことが、審査会の勝利につながったと推測している。

 検察審査会で3名の起訴相当が出た以上、今後は検察が起訴すべきである。強制捜査の記録量が膨大になるので、指定弁護士ではやり切るのはほとんど不可能。正規の裁判を東京地裁で開かせ、東京電力の責任を明らかにさせる。それが日本全国の原発を確実に停めていく、再稼働を許さない、そういう闘いと一体の闘いとして、この刑事裁判を実現させていきたい。

▼まとめの挨拶:佐藤和良さん(29:35)
Image2まとめ

その後、シュプレヒコールをして、東京電力本社前に移動した。

 一方、弁護団と告訴団の代表10名は東京地検で佐藤主任検事と古宮検事に45分間面会した(以下、佐藤和良さんの報告より引用)。

その後、東京地裁記者会見室で記者会見
Image2記者会見

▼佐藤和良さんの報告
 午後1時、弁護団と告訴団の代表10名が東京地検に入り、佐藤主任検事と古宮検事に面会して、以下の趣旨の『徹底した再捜査と起訴を求める上申書』を提出しました。
● 上申の趣旨
1 検察官は、東京電力に対して直ちに捜索を含む強制捜査を実施すべきである。
2 検察官は、被疑者勝俣、武黒、武藤、小森について、再度取調を行うべきである。
3 検察官は、検察審査会の議決に示された市民の良識に耳を傾け、不起訴の判断を見直し、被疑者勝俣、武黒、武藤、小森について起訴せよ。
4 検察官は、十分な捜査を行うために検察審査会法41条の2 第2項に基づき、再捜査の期間について延長を必要とする期間(3ヶ月が適当であると思料する)とその理由を通知するよう求める。
検察は,検察審査会の議決に基づき、福島第一原発事故の真実を明らかにし,各被疑者の刑事責任を明らかにするため、捜索を含む強制捜査と取調を実施し、被疑者勝俣、武黒、武藤、小森について起訴をするべきである。

▼武藤類子団長(45分間の面会で)
*検察審査会の議決書には予見可能性があると言う事実がしっかりと述べられていること
*再捜査をしてほしいこと。
*是非、検察の手で起訴をしてほしいこと。
*検審の11人中8人以上の賛成を必要とする「起訴相当」は日本に住む市民の大多数の意見の反映だと思うこと。等を述べ、上申書とともに「被害者証言集」を提出しました」。

注:徹底した再捜査と起訴を求める上申書(PDF)
  https://docs.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxSW9qbzFHYXA5ZGM/edit?pli=1

  検察審査会議決の解説(海渡雄一)(PDF)
http://www.labornetjp.org/news/2014/0802kaido
「なぜ検察審査会は東京電力役員の起訴を求めることができたのか 検察再捜査と    今後の展望」
 内容
 1 3名の役員に起訴相当、1名に不起訴不当の決定
 2 今回の議決は福島人々の被害の重みを理解して出された画期的なものである
 3 原子力事業者に課せられた高度の注意義務を確認
 4 議決の基礎となった予見可能性の判断方法についての考え方
 5 審査会が認定した津波想定に関する事実関係
 6 津波の可能性についての議決の検討とその意味
 7 浸水したら、過酷事故になることはわかっていた
 8 必要な対策を講じていれば、結果の回避、軽減はできた
 9 規制当局や他の電力事業者も十分な対応をしていないということは、東電の言い逃   れの理由とはならない
10 各被疑者らの責任
11 検察審査会の思いと今後の展開

(まとめ:あっきい、 写真:三輪さんの録画からお借りしました)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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