原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

橋本あきさん(原発いらない福島の女たち)の話 @9.23さようなら原発全国大集会

9月23日、東京・亀戸中央公園に集まった1万6000人の人たちを前にして、橋本あきさん(原発いらない福島の女たち)は発言しました。

▼橋本あきさん
Image2橋本

「こんにちわ。福島から来ました橋本あきと申します。今日はこのような上段でわたくし如きが話をするなんて、夢にも思っていませんでした。しかも3年前には遠く、神のような存在だった方々がお話しする中で一緒に、こういう座にいるなんて、ホントにわたし、恐れ多い感じで、今、立っています。

1986年のチェルノブイリ原発事故当時のニュースなんて全然記憶になく、社会に対する関心も薄かったようなわたしで、何の危機感も状勢を知ろうとすらしなかったように思います。でも、わたしは中学生の頃から1行日記もどきをつけていたので、一応、何か記録があるか、探してみました。
4月26日 土曜日友引 くもり 10時間の仕事をして足腰が痛い。
4月27日 桜が終盤となり、さみしい時、とあるだけでした。
でも、5月1日先勝 晴れのちくもり、ソ連の原発事故のせいか、ゆうべよりかなり冷え込む。朝夕こたつがほしいと書いてあり、わたしなりに驚き、ちょっとは世界状勢を考えていたようでした。それで、自分でもちょっと安心しました。やはり記憶というものは薄れゆくものだし、我が身に起こらないと忘れていくものだということをつくづく思いました。

 話はちょっと変わりますが、わたしの父親は大変な大酒飲みでした。毎晩の晩酌は当たり前、たまに外へ飲みに行くと、決まって大きな声で軍歌を歌って帰ってきました。軍歌特集のLPレコードを聞いて、よく泣き伏せっていました。悲惨な戦争体験で多くの犠牲者、恐怖、飢えを思い出していたのだと思います。軍国少年がそのまま年老いて人生を送っていたような父でした。国や政府のいうことに関しても、物申すなんてことはとんでもないことだとよく言っていたし、それらを聞いていた若いときのわたしはそんなもんだと思って、ただ聞いていました。でも今、こういうことになって、今、父が生きていたら、この有様はなんだ、このまま、黙っていていいのか、とか、大喧嘩になり、親子断絶になっていると思います。
でも、わたしの子どもがアトピー性皮膚炎で生まれてから、社会的な問題に関心が行き、食品添加物、地球環境とかに関心が広がり、やっと原発に行き着いた次第でした。
 
 その頃から、原発、沖縄、憲法などの勉強会やらデモやらがあると、せっせと出かけて学びました。わたしは大きなことは言えないし、大きなことも書けません。しかし戦争と原発はいらないと大きな声で言えるし、書けます(拍手)。

田中正造さんの言う「山を荒さず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さずあるべし」。これこそ、政府、官僚に今、必須科目として学んでほしいことだと(拍手)、これはわたし、大きな声で言いたいと思います。
そして今の子どもたちに教えるのは、わたし、宗教とか色んなアレではないんですけども、愛国心てあまり使いたくない言葉なんですけども、今の子どもたちに、こういう田中正造さんの言うことを人間の一番基本だということを教える時期じゃないかと思います。

今、生きている源の土、水、空気等が壊され続けていますが、今、壊さなければならないのは、日本政府の言う、嘘、ごまかし、脅しです。これによって、今や福島ばかりではなく、日本全体を汚し続け、30年後とか、金目とか、よくもヌケヌケと言えるもんだと、いらぬ関心さえ出てきてしまいます(拍手)。
原発か、再生エネルギーかと、論争が起きていますが、電気なしの生活はできないが、自分は消費を抑える力、知恵、工夫はあるよって言う人はかなりいると思います。そして、どう考えても原発はいらないんだと結論が出るはずです(そうだ!の声)。その証拠に百万ドルの夜景と言われている東京、原発なしで成り立っていますからね。
 
 最後に、わたしのような何の知識も学識もない者が、単に原発をとてつもなく怖いもの、単純にそういう風にしか思ってない者なんですけども、こういう場に立つなんて世も末に思えますし(笑い)、大変な時期にあると思います。3年半過ぎても、東京電力福島第一原発の事故、事件がもたらしていることをもっともっと広げ、原発再稼働なんてとんでもない!と、諦めず、繋がって行きましょう。(大きな拍手) 

デモ出発


録画(1:06:35~1:12:04)
http://www.youtube.com/watchv=vVLk3naEQZk&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA(uplan)

(まとめ:あっきい  写真:uplan さん ムキンポ)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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