原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

福島原発事故の責任を問う 9.30院内集会&東京地検包囲の報告

9月30日(火) 福島原発告訴団はバス3台で福島県各地から上京し、東京地検に対して「地検は自らが起訴せよ」という趣旨の「上申書」を提出しました。

この日の行動はユープランの動画にあります。ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=2ZdkyeWQuPo&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA

■参議院議員会館講堂で院内集会
 東京地検への上申書の提出と抗議行動に先立って、12時~13時30分まで、参議院議員会館講堂を満杯にした340名を超す人々で集会を持ちました。

▼写真
告訴全体

●司会は福島告訴団の地脇さん

●佐藤和義副団長が次のような挨拶をしました。
「福島原発事故から3年余たったが福島は厳しい状況に置かれている。福島がなかったのようにして川内原発再稼働に向かっている。原発輸出を行う一方、再生可能エネルギーの買い取りは縮小という。全国告訴団が中心になって福島の風化と被災者の分断を封じていこう。
検察審査会が3人の起訴相当を出したが、地検が自ら起訴することが必要。今日はそのための行動。 私たち被災者・被害者が声をあげ続けて事態を変えていこう。」

●海渡雄一弁護士は最初に、河合弁護士と手分けして、今日地検に提出する「上申書」の解説をすると言われました。
Image2カイト

★海渡弁護士は、上申書では被疑者勝俣、武藤、小森はこの深刻な災害を予見することができたという点を出した。検察審査会は津波想定を重視した議決を出したがその通りだ。
 2002年政府の地震調査研究推進本部(推本)」は福島県沖でマグニチュード8クラスの地震が30年以内に20%程度の確率で発生すると予測した。(ドイツの場合は100万年に1度の確率で計算)
 2008年、東京電力の土木調査グループは被疑者武藤に15.7mの津波が生ずる試算を報告したが、武藤らは推本の意見、土木調査グループ試算を取り入れなかった。

★朝日新聞叩きで「吉田所長の調書」を取り上げているが、吉田調書の意義は大きい。
朝日がスクープしなかったら、今日、吉田調書などは公開にはならなかった。
吉田調書では、「中越沖地震対策会議」が社長、会長、武藤、武黒、吉田らでもたれ、そこで、「太平洋側の場合、今想定しているより大きい津波が来る可能性を否定できない。対策が必要」「その場合のお金の配分も検討した」とある。である以上、勝俣の「知らなかった」という証言はウソ。東電は中越沖地震の対策に大わらわで、津波対策にお金をかけることをやめたと思う。
 東電の刑事上の罪を決めるのは裁判所の役割だ。検察はそれを指定弁護士に任せることは卑怯なこと。自らで東電の罪を立証することだ。検察が起訴せよ」と海渡さんは発言を結んだ。

●河合弘之弁護士も福島の真実を明らかにするためには、検察の手で責任者を起訴することが重要なのだと言われた。
河合弁護士

★河合弁護士は福島原発事故関連のいろいろの裁判によって、連鎖的に事態を明確にしていくことができている点、裁判どうしがいい関係になってきている点を指摘された。
★政府の事故調の報告書が出て、それを元にして東電株主代表訴訟の訴状が書けた。その訴状で書いたことはそのまま告訴団の訴状に使えるなと考え、告訴団の告訴状ができた。告訴団訴訟では検察審査会が起訴相当の議決を出した。その議決の内容は、株主代表訴訟に生かして闘っている。清水、武藤らは逃れられない。ブーメランのようだ。
 株主代表訴訟のなかで、テレビ会議電話が明らかにされたが、某新聞社の人が裁判が終わったらテレビ会議の記録は破棄されてしまうかもしれないというので、証拠保全を申し立て、認められた。
検察審査会の議決は大飯原発差し止め訴訟の判決が影響している。

★津波で事故を起こした花火工場の事業者と原発事業者の予見可能性の能力は同じか?
被害が大きい施設であればその事業者の注意義務は大きく、予見可能性の能力が問われる。検察は同じように予見可能性はなかったというがそれは間違っている。あらゆる観点で違う。
 吉田調書の内容は重要。朝日新聞の記者がスクープをしたので、それを私たちは情報公開請求をして証拠にした。
テント裁判を含めて、ブーメランのようにつながって、相乗効果になっている。
 飯館村の人たちが損害賠償訴訟を起こした。「謝れ 償え なくせ原発」ということで立ち上がった。私たちの闘いはみな密接につながっている。それぞれの持ち場の闘いを徹底的にやろう。

●保田行雄弁護士は「これからの被害者の闘いについて」話された。
Image2保田

検察審査会の議決は大きい。まだ、良識が残っていた。福島の被害者にとって本当によかった。
 飯舘村の長谷川さんたちから相談を受けた。原発被害を糾弾し、原発完全廃止を求めて立ち上がった。8月に訴訟団を結成した。村民の約半分3000人を超える人が参加してきている。
 政府の原子力損害賠償紛争審査会(原陪審)は中間指針定め、保障を定めている。損害はなにが原因かということで、政府の避難指示があったかどうかで損害の有無を判断するとしている。汚染実態を反映してない。今福島でやられているのは除染と避難解除。これは 何を意味するかと言えば損害倍書の打ち切りだ。不動産賠償をしたからと言って元の生活にはもどれない。それでおしまいというのは絶対に許されない。
 飯館村の闘いはこれからのあらゆる闘いの再度の契機になる。脱原発の運動と被害者の運動を結びつけていこう。全ての被害者の完全賠償を勝ち取っていこう。告訴団の闘いはとても重要だ。

●弁護士の話の後、告訴人の話からの発言がありました。とても重い内容でした。
工藤悦子さん(会津坂下町)
菅野千代子さん(浪江町)
菅野つよしさん(川俣町山木屋)
 告訴人の発言は、別途します。


●さらにその後、広瀬隆さんと落合恵子さんの迫力ある発言がありました。

●福島原発告訴団団長・武藤類子さんのまとめ 
Image2武藤

検察審査会の議決はうれしかった。東京地検に葉書を送ってください。
それから「11・16 もう我慢しない!立ち上がる 原発事故被害者集会」に参加してください。被害者が声を上げなければならないということで集会をします。
 今日の行動への参加とカンパ17万円余、ありがとうございました。
 福島では分断が進みみんな疲れ切っています。自分たちは被害者なんだと思い続け、意識し続けていることは大変なことです。しかし、そうしないと被害の責任を追及していくことはできないと思う。二度とこのような被害・悲劇をくりかえさないために皆さんの協力をお願いします。手と手を重ねていきたい。よろしくお願いします。

■東京地検への「上申書」提出と抗議行動

上京団検察前

告訴シュプレヒコール

(まとめ:あれこれ屋 写真:ユープランさん あれこれ屋)

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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