原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

脱原発テント裁判 第8回口頭弁論報告集会 @参議院議員会館講堂

10月14日(火曜日)、午前中の脱原発テント裁判を終え、13時から参議院議員会館講堂で裁判の報告集会が行われました。

司会の垣内さんは右翼のテント襲撃と台風19号の災害について概略を報告したのち、「非暴力と服従をつらぬき、脱原発のために雑草のごとく何度でも立ち上がります」という力強い言葉で開会を宣言しました。

■被告の正清さん「二つの問題が解決するまで闘う」
正清さんはテント設立の経緯を簡単に述べ、福島の女たちのたたかいと結びついていること、世界の脱原発のたたかいとつながっていることを述べました。
「いつの間にかオリンピックが大事で、福島の原発事故は終わったようになっているが、福島は全く解決していない。まずは、原発の再稼動をしない、そして福島の子どもたちを中心とした子どもの救援対策を行うというこの二つが解決するまで、弁護団とともに頑張る。」

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■河合弁護士「皆さんとともにあるからこそ闘う」
河合弁護士は午前の法廷で、ご自身がつくられた映画を裁判の証拠として出すと言われました。それで、報告集会では「これから名刺に映画監督・弁護士と書きます。」といって笑いを誘い、次のように述べられました。
「10月12日にテントを襲った右翼は原子力村と同じ。経済産業省も右翼と同じようにしたいと思っているだろう。
 この種の裁判では、弁護団と被告団の協力関係が大事で、このテント裁判はいい形で成されている。裁判公判の出席者より、報告集会の参加者の方が多いのも珍しく楽しい。皆さんは話をよく聞いてくれる。団結を確認し、自分の属する団体にもどったらまたそこで頑張る。その繰り返しが大事で、運動を広げていくということである。
 今、我々弁護団は「無償の闘い・正義の闘い」をしている。なぜ弁護士たちが無償で裁判闘争をするのか、それは皆さんとともにあるからだ。原発を無くし、日本を安全で住みやすい国にしようという気持ちが同じだからであるということを理解してほしい。

政治的・経済的状況で、裁判所が変わってきているので、裁判所を励まし、応援し、奮い立たせていい判決を書かせたい。
 電力会社は再稼働をやめるとは言えない。やめたと言った途端に、債務超過会社になる。それを防ぐために、再稼動を言い続けるという面もある。電力会社・経産省は怖れるに足らずで、多くの国民がのノー・原発を言い続けることが大事である。

初監督作品である映画「日本と原発」は2年前に思いたった。原発についての本はたくさんある。でも読まれない。多くの国民が原発を考えるのにビジュアルしかないと思ったので、海渡雄一弁護士に手伝ってもらって作った。11月8日から28日まで十数回ロードショウがある。これはいろいろの裁判で証拠として使いたい。一人でも多くの国民が脱原発の確信を持ってもらいたい。力をあわせ仲良く頑張ろう。

■被告の渕上さん「一番いいたかったこと」 
法廷での弁論で一番言いたかった事は、テントは極めて政治的なテント。原発反対という国の政治的政策に対して政治的理由で占拠しているのだから政治問題である。しかし、国・経産省は政治問題にしたくないから真正面から政治的な答えをいわないで、あの一角の土地の不法占拠としての問題のみをひたすら主張している。
 福島の人たちが「やばい」と思えば逃げるのは当たり前のことではないか。それに手を貸すのが国や東電がやることなのではないか。20ミリシーベルトは安全とか、100ミリシーベルトでも大丈夫だとか、内部被爆などは問題ないとか、そういう彼らのやり方を許さない。テントの存在の根拠の一つはそこにある。

薩摩川内市の海岸にテントを建てた
私は九電の川内原発の再稼動に反対して、九電の直下にある薩摩川内市の久美崎海岸にテントを建てた。
10月9日には薩摩川内市で、国や地方自治体は説明会を開いているが、参加者は5千人程度、人口の2.5%に過ぎない。10月9日の説明会では、質問者9人うち8人は反対乃至疑問を呈している。最後の一人は「規制庁の皆さんのご意見、よく分かりました」。途端に拍手というやらせ。1号機、2号機の安全は担保されていない。住民の意見を取り上げもせずに再稼動などありえない。

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■乱気流さん報告「テントを守るために」
テントが右翼に襲撃されたとき、テントにいて襲撃を受けた乱さんの話。
「その前の週の日曜日にも街宣車15台が来てテント前に乗り上げて、第1テントの戸を壊したりしていった。向こうは再稼動をどうしてもしたいが、世論が反対であったり、御嶽山の爆発などで再稼動の無理が分かってきたりするので、焦っていると思われる。襲撃・破壊はこれで終わるとは思えないので、テントを人民の意志で守るという正攻法で守って行きたいと思う。
 金曜日行動で寄っていただくのもいいが、別の時にも、是非多くの人にテントに来ていただきたい。テントの存在は、日本の原子力政策だけでなく世界の原子力政策に影響するものと思うのでこれからも宜しくお願いしたい。

■吉田弁護士「占有は2人ではなく43人の主張」
「国、経産省は正清・淵上さんの2人だけが占有していると言っているが、占有者はもっ大勢いる。今日の裁判では、「自分にもテントひろばのあるところを占有する権利がある」という独立共同参加の申し立てをした。
今度は申し立てた人たちが原告になって、国を訴えていく。みんなで一緒にやって占有しているんだと主張し、43人が占有している証拠を揃えて積極的に闘っていく局面に入っていくということ。頑張っていこう。

■相田和正さん(茨城県東海村村議・東海塾主宰)

▼相田さん
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○テント裁判の印象
やっとテント裁判に参加できた。私たちは東海第二原発の差し止め訴訟をやっている。行政訴訟も起こしている。そういう裁判と比べて今日の公判廷の印象は、われわれが経験してきた裁判とは違って法廷の中が自由な雰囲気だった。淵上さんが「あんたたちはお金をもらって来ているのだろう。われわれは一銭ももらってない」などと言ったが、そういうことが法廷で言えるということに新鮮な驚きを感じた。そういうことは私たちもずーっと思ってきた、ふざけんじゃないよ。こっちは必死でやっているのに向こうは仕事としてやってる。こんな理不尽な話はないということを言いたくても言えなかった。この裁判ではちゃんと言えている。この裁判の雰囲気はみんなでつくっている。そういう意味でこの裁判は偉大な裁判だと思う。

○東海村第二原発について
東海第二原発は3.11のとき、東西に1.2メートル地盤がずれた。上下に0.2メートル沈んだ被災原発だ。津波があと70センチ高かったら全電源喪失の可能性があった。福島第一原発事故と同じになった。偶然によって維持された。しかし、その後、ポンプがこわれ、圧力容器もこわれ、逃がし安全弁がこわれた。危機一髪の状態、
JCOは危険な状態にあったというを認めようとしない。この原発は36年のボロボロ原発だ。東海第二原発から東京まで110キロ。30キロ圏内は96~98万人が住む人口の密集地。また、そばに再処理工場があって434立方メートルの氷水がたまっている。冷却していなければ水素爆発を起こす危険性を日常的にかかえている。

○12月に県議会選挙がある。
茨城県議会は保守の牙城。ここに人を送り込むために「東海第二原発を止める会」という政治団体をつくった。候補者5名を立てる。3・11以後の初めての選挙なので第二原発をどうするかを初めて問う選挙になる。皆さんにも支援をお願いしたい。

○東海村は原子力の発祥の地と言われている。学者も総資本も総結集して原発が推進されてきた。この地から脱原発の流れを生みだせればと考えている。脱原発首長の村上元村長は全国を駆け回っている。頑張りましょう。

■熊さん「川内反原発テント報告」
熊さんは川内原発反対のテントを建てたことを報告。「来てください。目の当たりに原発を見てください。」とアピール。

■福島の女たち 橋本あきさんと黒田節子さん

Image福島

報告集会での発言が予定されていた勝又さんがこられないので、橋本あきさんが勝俣さんからのメッセージを代読されました。(次回に来られる。)
続いて黒田節子さんが国道6号線の危険な状態など福島の現実の報告と再稼働なんて許されないことを発言しました。
「暴力には胸が悪くなる。相手が無知・暴力・無経験なら、私たちは経験力を結集して屈しない。非暴力・不服従を培い、さらに経験を加えていこう。
 なにかあるときにはテントに座り込みに来たい。先日、辺野古に行った。テントに、負けない方法として「勝つ事はあきらめない事」という書いてあった。福島もあきらめることはできない。

■再稼動阻止ネットから今後の行動についての発言があり、最後に司会からカンパ金額発表があり、閉会となりました。

(報告:アイアラック  写真:あれこれ屋 ユープラン)

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2014/11/07(金) 18:55:32 | |   [編集]

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「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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