原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

1月13日東京地検に第2次告訴・告発(2015年告発)

◆1月13日東京地検に第2次告訴・告発

福島原発告訴団・弁護団は1月13日(火)に東京地検に第2次告訴・告発(2015年告訴)を行った。その様子はUplanさんの録画で見ることが出来ます。名前の後のカッコ内数字は録画登場の時刻です。
https://www.youtube.com/watch?v=Dgh1512WVJc

<記者会見>

Image2告訴記者会見

記者会見に臨んだのは、告訴団団長・武藤類子さん、副団長、佐藤和良さん、弁護団の河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士、保田行雄弁護士の5名でした。

まず、武藤類子さんから今回の告訴・告発に踏み切ったことについての発言がありました。
本日、福島告訴団のうち14名が東京地方検察庁に新しい告訴を行いました(第2次告訴・告発または2015年告発)。
被告訴人は東京電力、原子力安全保安院、原子力安全委員会、電事連です。今、告訴した理由は、政府事故調の調書などが公開されて、その内容から具体的に、津波対策を怠った人々の名前、事実が明らかになってきた。このことは原発事故を起こした大きな原因になっている。その責任をきちんと明らかにしてほしいと思ったことです。

以前から、東京電力のトップの人たちを告訴していますが、その方々の責任がこのことによって更に明らかになってくると考えています。そういう意味で今回の告訴は非常に重要な告訴だと思っています。

新たに、東京電力関係者及び経産省原子力安全・保安院関係者ら9名が、業務上過失致死傷罪の被疑事実で告訴・告発されたが、その氏名、役職等は以下のとおり。

被告訴・告発人
1.酒井俊朗……東京電力株式会社の福島第一原発の津波対策の検討実施に当たっていた者
2.高尾誠………同上
3.西村某………同上
4.森山善範……2008年~2009年当時,保安院原子力発電安全審査課長,
           ついで保安院審議官,文科相大臣官房審議官,
           保安院原子力災害対策官(併任),
           (独)原子力安全基盤機構総括参事,
           (独)日本原子力研究開発機構執行役,同理事(現在)
5.名倉繁樹……保安院原子力発電安全審査課審査官(当時),
           原子力規制委員会安全審査官
6.野口哲男……保安院原子力発電安全審査課長(当時),
           保安院主席統括安全審査官,(独)原子力安全基盤機構企画部長
7.原昭吾………保安院原子力安全広報課長 (実質的に人事権を有する) の立場にあった者(当時),
           保安院関東東北産業保安監督部長,保安院原子力災害現地対策本部統括班
8.氏名不詳の原子力安全委員会の津波対策担当者
9.氏名不詳の電事連の津波対策担当者

今回提出された告訴・告発状は以下のような構成になっている(末尾の数字はページ数)。

◆告訴・告発状 (*数字はページを示す)
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxSmd0TGRpMDNEVTA/view

告訴・告発の趣旨・・・1
「被告訴・告発人らの下記所為は、刑法211条業務上過失致死傷罪に該当すると思料するので、被告訴・告発人らの厳重な処罰を求めるため、告訴・告発する」。

告訴・告発事実の要旨・・・1

告訴・告発の事情・・・4
第1 本件に関する推移と第二次告訴に至った理由・・・5
第2 東電の津波対策を葬った人々を浮かび上がらせた新たな証拠・・・12
   (*12月9日に提出した上申書の内容)
第3 2014年12月25日政府事故調調書の第三次公開などによって明らかになった事実・・・35
   (*悪事が露見して行った過程)
第4 津波の予見可能性と被告訴人らの過失・・・51
   (*今回の告訴状のキモとも言うべき部分)
第5 本件において過失責任を問われるべきものは誰か・・・84
第6 被害の発生と因果関係・・・96
第7 検察の威信を掛けて欲しい・・・102
第8 立証方法(甲号証)・・・104


告訴・告発状の全文(全105ページ、記者会見で配布)
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxSmd0TGRpMDNEVTA/view

「本日の第2次告訴・告発(2015年告訴)について」 (プレスリリース)、全4ページ。
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxSmJINDY5bjhDLU0/view?pli=1
*「別紙」として告訴・告発事実時系列表を添付。

Image2海渡記者会見

つぎに、海渡弁護士(2:04)から、今回の告訴・告発についての解説がありました。
その詳しい内容は、16日に行った院内集会での同弁護士の解説とほぼ同内容です。

海渡弁護士の告訴状解説(1月16日の解説の書き起こし)
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxd3dwWlFiVFdIZkE/view?pli=1

その後、河合弁護団団長から、この第二次告訴の意義についての説明がありました。(28:22)
今回の告訴の意義は3つあります。
1)原子力安全保安院、原子力安全委員会については情報をもっていなかったので、告訴の対象から外してきたが、ついに役所にまで踏み込み、個別の名前をあげて規制側職員の責任追及を始めたこと
2)今までは、情報がなかったためにとかげの頭と胴体しか、問題にすることが出来なかった。それがとかげのしっぽの方もわかってきたので、全体を告訴出来るようになったこと
3)原子力安全保安院とか、原子力安全委員会とか、今も再稼働の推進のために動いている。おこがましくも、復興対策のトップをやっている。そのことをぜひ、メディアの皆さんは深刻にとらえてもらいたい。検察は不起訴にするという情報が流されているが、しっかり質問して答えを報道してもらいたい。

その後、質問タイムに移り、約50分で会見は終了した。

<記者会見・院内集会>
午後1時からは参議院議員会館で記者会見・院内集会が行われました。出席は午前の司法クラブ記者会見に出席した5名のほかに、到着が遅れた福島からの告訴人5名があとから加わりました。進行役は告訴団副団長の佐藤和良さん。

その模様はUplanさんの録画で見ることが出来ます。名前の後のカッコ内数字は録画登場の時刻です。
https://www.youtube.com/watch?v=NzoJPJH-EM4

●武藤類子さん(1:03)

●海渡弁護士の告訴状解説(4:25)
書き起こし(1月16日)
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxd3dwWlFiVFdIZkE/view?pli=1

●河合弁護団団長の補足(37:53)

●木幡ますみさん(44:10)
*海渡弁護士の解説のなかで(12:02)、2004年ころ木幡さんが原子力モニターに選ばれて、勝俣会長も参加したモニター会議で「自家発電が地下にあるので、津波が来たら大変ではないか。地上の高いところにあげてくれませんか」と発言したことを紹介。

●古川さん(44:58)
当初、わたしたちはずっと被害者と言われていましたが、加害者が誰なのか、わからないままになんとなくうやむやになってきて、それでも仕方がないのか、わからなかったから、と説明されてきましたが、ここまで、わかっていたんだということがわかったので、きちんと加害者に責任をとっていただきたい。今回の告訴、きちんと調べていただけるようにお願いします。

●岩下さん(喜多方から)(45:43)
原木シイタケの栽培をしていますが、100キロ以上(福島原発から)離れているのに、出荷できなくなってしまいました。わたしは損害賠償なんか、いらないと思っています。ただ、事故前の美しい自然を返してほしいと思っています。それだけです。

●男性の発言(46:50)
(*発言が聞き取りにくくて書けませんでした。すみません。次の発言者、森園さんと津波の追及をしてこられた方のようです)

●森園かずえさん(郡山から)(49:15)
ヤンキー原発のフィルムの中に建設中の福島第一原発の映像があります。海抜ゼロメートル、高い山を全部けずり、完全に掘り下げて造っています。地震とか、津波など自然災害のことを全く考えていないことを知りました。
関わったすべての人間を起訴していただきたい。それが大人の責任だと思います。怒り心頭です。

その後、記者の質問を中心に質問タイムが設けられ、約1時間後に閉会しました。

追記:1月13日に東京地検に提出された告訴・告発状は1月18日に受理されたそうです。

(まとめ:あっきい 写真:Uplanさんの録画より)

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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