原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

検察、東電幹部、再び不起訴に ( 福島原発告訴団)

1月22日午後、東京地検は、勝俣元東電会長らを不起訴の処分にしたとの発表がありました。
前回、検察審査会で「起訴相当」とされた勝俣元会長・武藤元副社長・武黒元副社長の3名については、検察審査会が2度目の審査を行います(ただし、メンバーは交替したようです)。もう一度起訴が相当という議決が出ると、「強制起訴」となり、刑事裁判が始まります。

▼東京地検2012年告訴事件の「不起訴理由書」(PDF)
https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxUWY0c1hPakhGdEE/view?pli=1

●抗議の記者会見

この発表を受けて、急きょ、東京(司法記者クラブ 17:15~)と福島(福島県庁県政記者室17:00~)で抗議の記者会見が行われました。

Image2記者会見

東京では、告訴団団長の武藤類子さんと弁護団の河合団長、海渡弁護士、保田弁護士が会見に臨みました。
その模様はOur Planet さんのブログで見ることが出来ます。
 <東電幹部、再び不起訴?告訴団「被害者は救われない」>
  http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1876

▼東京地検不起訴処分に対する団長声明                 2015年1月22日

東京地検による再度の不起訴処分に対し、大変憤りを感じています。

 7省庁や推本など、国の機関が福島沖の大津波を想定するよう発表しており、東電は貞観型の津波が敷地を超える可能性があり、対策が必要だという認識を持っていたことが明らかになっています。

 重要設備の高台設置や建屋の水密化をしても浸水被害を防げないとしていますが、浸水をしても冷温停止にこぎつけるだけの対策がされていれば、被害は最小限に抑えることができました。何も対策を取らなかったことの責任が問われなくてよいのでしょうか。
 
どこまでを予見できたとするか、被害を回避できたかどうかを、地検の密室の中の判断に任せてよいのでしょうか。公開の裁判の中で判断されるべきではないで
しょうか。地検は一度目の不起訴処分の説明の際も、「東電は捜査に協力的だったから強制捜査をしなかった」と答えるなど、被害者に向き合わず、加害者の方
を向いています。

 検察審査会の起訴相当の議決は国民の意思を表しています。その議決を検察は無視したことになります。
 再度、検察審査会の判断に期待します。検察行政のチェックを市民が行います。市民による検察審査会の良識を信じています。

 この事故の責任がきちんと司法の場で問われることを、被害者は心から望んでいます。
        
                                                    福島原発告訴団団長 武藤類子

●毎日新聞の報道

【毎日新聞2015年01月23日東京朝刊】
東京電力福島第1原発事故を巡り、東京地検は22日、業務上過失致死傷容疑で告訴され、東京第5検察審査会が「起訴相当」と議決した東京電力の勝俣恒久元会長(74)ら旧経営陣3人を、再び容疑不十分で不起訴処分とし、同審査会に通知した。当時の知見では、津波を予測して対策を講じることは困難だったと判断した。第2段階の審査で11人中8人以上の審査員が起訴すべきだと判断し、「起訴議決」がされると、3人は強制起訴される。
他に不起訴となったのは武藤栄(64)、武黒一郎(68)の両元副社長。「不起訴不当」とされた小森明生元常務(62)も容疑不十分で不起訴とした。
地検は「可能性が低い事態も考慮して安全対策を取るべき義務があるとしても、無制限ではない」と指摘。当時は地震・津波に関する科学的知見が定まっていなかった上、津波の水位が最大15・7メートルになるとの2008年の東電の試算も根拠が薄く、「津波の予見は困難」とした。また、対策には時間的制約があることに加え、今回の津波は想定を大きく超えていたため、機器の高台移転や建物の防水化などの対策では事故回避は困難だったと結論付けた。
前回の議決に関与した11人は全員交代しており、再審査は別の審査員が担当する。【吉住遊、山下俊輔】

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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