原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

テント裁判 経産省前脱原発テントの強制(撤去)執行停止(東京高裁)についての記者会見

3月20日(金)14時から約1時間、経産省前テントひろばで、高裁の「仮執行停止決定」についての記者会見が行われました。

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司会は木村さん。被告・淵上さん、代理人(弁護士)・大口、宇都宮、河合さん、テント応援団・鎌田慧さん、事務局・高瀬さんが前に並んで座りました。
メディアの記者たちも各種新聞社、各種テレビ局、動画サイトなどから参加がありました。

●大口弁護士
2.26判決があり、3.2に判決文が事務所に送達された。それ以降、いつでも撤去されかもしれない事態になった。判決に対して、控訴と執行停止の申立をした。高裁民事24部から3.18に「強制執行停止決定」がなされた。→別紙。
高裁での裁判で、仮執行つき判決が出された場合まで、経産省はこのテントに手をつけることはできないということになった。
われわれからすればこれは当然のことだと思います。弁護団はこのような状況のもとで控訴審を勝利のために闘い抜きます。一審では証言の機会がなかった当事者参加の人々の証言をふくめて全面的に一審判決を批判して全力でやっていきたい。

●被告人の淵上太郎さん
率直に言って、高裁の決定を歓迎したい。当たり前のことだけど、それが示されたということ。このテントは福島原発事故がなかったら存在ないもの。しかし、東電、経産省、国は全く無責任状態でこの4年間が過ぎた。いま福島でどんなことがおきているか。何にも問題は解決してない。被害者は放置され加害者は事故が解決したようにふるまっている。福島では復興・復興の大騒ぎだ。国が号令をかけている。復興どころではない。分断が促進されている。東電の汚染水問題では原子力規制委員会委員長の田中俊一が「少々濃度の薄い汚染水は海に流してしまえ」なんて言っている。田中は汚染水をためているタンクを見て、「タンク製造工場みたいだ」なんて言っている。許せない。汚染がれきの双葉町などへの搬入が始まったが地権者はほとんど誰も認めてない状況。
テントの撤去は許さない。これからも脱原発を闘って行く。これから10年、20年も闘っていく。1億円のカンパ運動に取り組んで行く。

●宇都宮弁護士
東京地裁の訴訟指揮は許せない。突然の訴訟打ち切りだ。司法の役割は国民の基本的人権を守ることなのだ。大飯原発差し止めを認めたような裁判・司法であるべき。
被害者は生活の再建の見通しもたたないのに、安倍政権は輸出までやろうとしている。高裁が司法の役割を果たすように闘って行く。テント村に救われたという被災者の声に応えてテント広場を守っていきたい。テントは表現の自由の行使で認められるべき。
結束して頑張りましょう。

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●テント応援団・鎌田慧さん
国は国民の安全を守らず再稼動を進めようとしている。そういうことに対してこのテントはある。福島の人たちがどれだけひどい目にあってきたのか。ここの場所は全国の反原発闘う人たちの声が集約している場所だ。ヒロシマ・ナガサキ以来の、政府の無策のあらわれ。廃棄物の対策もない。安全も誰も言ってない。こんなことを政府にさせていてはいけないという思いがここに集まってきている。
こういう所から家賃をとるなんてべらぼうのことをやっている。運動の弾圧のために。ここをつぶそうとするのはなぜか。再稼動のために目障りになっているからだ。
強制執行は私たちの闘いによってとりあえずとめた。ここの運動の背後に、国民の平和と未来の子どもたちのために許さないという思いがあり、それは広がってきている。政府は許せない。ずっと、原発がなくなるまでここで頑張っていくという決意を改めてもった。

●河合弁護士
こういう判決が出てよかった。執行停止の保障金の500万円も立て替えてくれた人がいて払えた。粘り強くよくがんばったと思う。裁判所は金銭債権(「不法行為」による損害賠償債権なども含む)の執行停止もとるだろうとみて、保証金を高くすれば執行停止をあきらめるんじゃないかと思ったかも知れない。被告側は金銭債権の方はとりさげた。
これから何年も粘って闘うことだ。控訴審がはじまりますが、そこでも私たちの正当性を訴えて、闘い抜きたいと思っております。この経産省は50年間原発を推進しづけて、福島第1原発事故を招いた。それにも関わらず、まだ再稼動して、輸出までしようとしている亡国の役所だ。そののと元で抗議をし続けることが一番大事なことだ。全国で原発反対のいろんな闘いをやっているがその闘いの象徴がここだ。経産省前脱原発ひろばだ。日本中の原発をなくすまではここにいつづけるという覚悟で闘おう。

★記者の質問
東京地裁の出した「仮執行宣言付判決」を高裁が差しとめたのはよくあることなのか、それともまれなことなのか?
☆大口
決定はそれほどまれということではない。裁判でテントが撤去されてしまったら裁判自身が意味のないものになってしまうので、執行停止ということはあり得るケースだ。
★記者の質問
「上記申立を理由のあるものと認め」とあるが、どういう理由なのか?
☆大口
「理由があるものと認め」という文は決まり文句で、理由は示されていない。

■レイバーネットにも報道されています。
http://www.labornetjp.org/

(報告と写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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