原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

6.25電源開発株主総会の報告

■スタンディングデモを行う
6月25日(木)は電力会社の株主総会が集中している。電源開発も東京プリンスホテル(芝公園)で開催した。開始が午前10時からだったので、大間原発反対関東の会の呼びかけで、9:00~10:00までスタンディングデモを行った。

IMG_0603.jpg

東京プリンスは広い駐車場の奥にホテルの建物があるため、ホテルの正面玄関でスタンディグデモを行うことは出来ない。地下鉄日比谷線のA1出口をあがったところから、ホテル敷地に入るまでの道路沿いで行うことにした。早朝にもかかわらず、10名ほどが参加してくださった。9時45分ころから個人株主らしき人々が次々に通過していく。スタンディングデモのちらしの裏に大間関連の新聞記事、電源開発株主総会用事業報告からの抜粋等を印刷して配布した。皆さんの受け取りはよかった。

総会には「ストップ大間原発道南の会」の大場さん、東京の田島さん、今年から株主になられた山田さんが参加することが事前にわかった。ここでは田島さんの協力を得て、総会の模様をお伝えする。

■株主総会の様子

株主総会は10:00~12:32まで行われた。電源開発のHPによれば、当日出席者は702人(出席株主数:16,349人)となっているが、「企業関係者がほとんどのように思われる。詳しくはわかりません」。

大間原発建設工事に対する反対意見は2名(大場さん、田島さん)から発言があり、あと他の1名の方の核燃料に関する質問があった。発言のときの会場の雰囲気は、特に応援の拍手があるとか、反対の声とかはなく会場は静かだった。

「電源開発の株式を取得したのは2006年ですが、電源開発は水力とか地熱発電・風力発電とかを行っている発電会社との認識で、大間原発工事を行っていることを知らないで株式を買ってしまいました。2011年福島の原発事故以降株主として責任を感じて、毎年株主総会に出席して、大間原発の工事を止めるよう発言しています。

(以下総会での発言原稿です。)
「大間原発について安全の確保を大前提に、地域の皆さまの理解を得ながら進めると(事業報告に)あるが、安全の確保もできていないし、地域の理解も得られていない、大間原発の建設工事は即刻中止すべきである。」

安全の確保については世界でも類のない全炉心フルMOX燃料の装填という危険な原発をまったく経験のない会社が操業する危険性はもちろん、耐震性の不足やテロ攻撃に対する脆弱性など様々な危険が指摘されているが、例えば、一例として津波対策をあげると、福島第一原発を襲った津波の高さは13.1メートルだったが 富岡町では21.1メートル、陸前高田市15.8メートル、大船渡市では16.7メートルを記録している。大間原発の敷地は平均海面からの高さが12メートルでその上に3メートルの防潮壁を足したとしても15メートルにしかならない。富岡町の21.1メートルとか陸前高田市、大船渡市での状況があった場合、津波は敷地内に進入することになる。まったく安全の確保などできていない。」

 「函館市から提訴されており、地域の理解もまったく得られていない状態で工事を続行することは許されないことである。日本全国には18カ所54基の原発が作られたが、その一方で34カ所の原発計画は地元住民の反対運動によって原発計画は断念されている。大間原発計画も地元の函館市住民に全面的に反対されている今、実現の可能性はゼロとなったも等しい状態である。即刻工事を中止し、工事続行を断念されたい」。

●田島さんのコメント
「上記は、用意した原稿ですが、実際の発言は若干違っています。議長の妨害で短縮させられた部分や、逆に地元に15メートルくらいの津波が内陸部まできたという伝承があることも加えて発言しました」。

 ■参考  「電源開発第63回株主総会招集ご通知」より(P21)

(2)新規開発による成長への取り組み
② 大間原子力建設の着実な推進
 当社グループは、青森県下北郡大間町にて、ウラン・プルトニウム混合酸化物MOX燃料を使用する大間原子力発電所(出力138.3万kW、運転開始時期未定)の建設を進めております。
 同発電所は、エネルギー安定供給を支えるベースロード電源の確保と、地球温暖化対策の社会的要請に応えるとともに、プルトニウム利用による原子燃料サイクルの中核を担う重要なプロジェクトであります。当社グループは、安全性の確保を大前提に、引き続き地域の皆様からのご理解を得ながら、本プロジェクトの着実な推進を図ってまいります。
 平成26年12月16日、原子力規制委員会の定める原子力発電所に係る新規制基準への適合に向けた取り組みを踏まえて、原子力規制委員会に対し、原子炉設置変更許可申請書および工事計画認可申請書を提出いたしました。
今後、当社グループは、原子力規制委員会の適合性審査に真摯かつ適切に対応し、必要な安全対策などを着実に実施することで、全力をあげて安全な発電所づくりに取り組み、早期の運転開始を目指してまいります。

③ 再生可能エネルギーの拡大
 当社グループは、低炭素化の社会的要請に対応すべく、再生可能エネルギーの開発にも引き続き取り組んでまいります。
 風力発電につきましては、国内で運転中の発電所が20地点、持分出力約39万kWとなっております(平成27年3月31日現在)。また、大間風力発電所(青森県下北郡大間町、出力1.95万kW、平成28年運転開始予定)をはじめとする建設工事中・建設準備中のプロジェクトに取り組んでおります。引き続き風況良好な地点を継続的に発掘し、新規開発を着実に推進するとともに、設備稼働率の向上と保守・運営の効率化による収益力強化を実現してまいります。さらに、洋上風力の実証試験を進め、実用化に必要な技術の確立を目指してまいります。

(まとめ:あっきい、協力:田島、写真:田島)

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント(必須)
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/tb.php/412-acb14a3a

プロフィール

原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

QRコード

QR

福島とともに