原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

関西反原発運動で連続不当逮捕・起訴された6名の即時釈放を求める緊急集会

関西反原発運動で連続不当逮捕・起訴された6名の即時釈放を求める緊急集会

2月19日(火)18:00から「関西反原発運動で連続不当逮捕・起訴された6名の即時釈放を求める2・19緊急記者会見/院内集会」が参議院議員会館で開かれた。これに先立ち、鵜飼哲さん、下地真樹さんら14名が法務省、最高検察庁を訪れ、逮捕・起訴された6名の即時釈放要請行動を行なった。

集会には首都圏、大阪、京都、名古屋、福井、愛知などから約80名が参加。
まず、鵜飼哲さん(一橋大学教授)が、大飯再稼働反対の運動以降の警察・検察の動きを紹介(関西では去年9月以降、11人が逮捕され7人が起訴された)。「これはかつて経験したことのない性質の弾圧事件。これまで別々に行動していたグループが弾圧の中で一つになって運動自体も活性化したい」。
下地真樹さん(阪南大学准教授)は昨年10月17日のJR大阪駅周辺での震災がれき受け入れ反対の街宣活動を理由に12月9日に逮捕され、28日に釈放された一人。「政策への異議の申し立てを行う市民運動は本来、歓迎すべきもの。昨今の逮捕・起訴は明らかに警察・検察の職権乱用だが、日本にはそれを止める制度がない。さらに裁判所も求められるままに逮捕状を出す。市民が行政のやり方に異議申し立てがしにくい国になりつつある」。
桑山亜也さん(NPO監獄人権センター)「12月4日に逮捕・拘留されたPさん(女性)は複数の持病をもっており、法的には適切な医療を受けることが権利として定められているにもかかわらず、拘置所生活で病状が悪化している。拘留中の人たちの健康問題は世界的に共通した問題」。
石埼学さん(龍谷大学法科大学院教授)「特に2つの点を訴えたくて京都から来た。1)HさんはJR西日本に「威力業務妨害罪」で起訴されているが、憲法学者6名で1月21日に起訴の取り消しを求める声明を出した。2)Pさんのケースはまさに「拷問」。自分が憲法学者として、日本で憲法36条(拷問の禁止)違反を言わなければならない事態になるとは思ってもみなかった」と、現在の状況がいかに異常であるかを指摘。
HさんはPさんと同様に、大阪市がれき処理説明会での行動を口実に11月13日に逮捕、12月4日に起訴されて拘留中だった。さらに震災がれき受け入れ反対の街宣(10月17日)を理由に再逮捕(12月11日)。今年2月13日には在特会の「被害届」により、被疑者とされてしまった。Hさんは在日朝鮮人であることから、これは明らかに運動内の分断を図る行為と考えられる。このような関西の事態を招いているのは、すべて橋本が政治の世界に登場してきてからだということを押さえておくべき、と鵜飼さん。
大口明彦さん(弁護士、経産省前テントひろばでもおなじみ)は堅川弾圧と関西での弾圧のやり方を比べて、「現在、建物侵入罪、器物損壊などで簡単に逮捕・拘留し、威力業務妨害罪に切り替えて起訴する、という弾圧のパターンが生まれつつある(しかも、「事件」から数ヶ月後に逮捕のケースが多い)。さらに日本軍「慰安婦」被害者を招いた大阪での証言集会(昨年9月23日)のように、会場から排除された在特会に被害届を出させて、半年もたってから警察が5か所の家宅捜索を行い、被疑者の任意出頭を求めた(2月13日)」。「このような弾圧の手法が今後、多用されるのではないかと危惧している。反対運動の側の市民が団結して、このような手法が絶対、定着しないように闘って行こう」。

Image1ガレキ弾圧記者会見


下地さんは自らの体験から、「逮捕の理由は全くのゼロから捏造される」と言い切った。それに対抗するには「簡単に逮捕されないように最大限の防御をする。逮捕のコストを最大級にあげる(運動の輪を広げることで、警察への信頼を崩壊させるなど)ようにして、逮捕が高くつくことを思い知らせる。起訴を止める力になるのは賛同者を一人でも着実にふやして行くこと。絶対あきらめないこと」。最後に「お互いにこれまで関心を向けていなかったテーマを取り上げている団体の問題を理解し、共有することで一人一人が深まり、新しい運動の展開をしていこう」と呼びかけた。

実はこのような反対運動弾圧は関西から始まったのではない。それ以前に東京では新宿ど真ん中デモでの参加者逮捕や2.9竪川弾圧があった(当該の園良太さんは不当逮捕・起訴・4ヶ月以上の拘留。公判の最終弁論は来る2月28日)。
集会での話をつなぎ合わせると、わたしのように事情に疎い者にも、今の日本における社会運動とそれに対する弾圧の構図が浮かびあがってきた。経産省前テントとも密接につながった問題だ。午後、別の集会に参加して時間的に都合がよかったので参加した集会。重いテーマだったが、みんなで力を合わせて弾圧をはねかえして行こうという前向きの気もちになって会場を後にしたのだった。

ガレキ弾圧院反対内集会


集会の録画
http://www.youtube.com/user/77209088/videos

レイバーネット日本(ジョニーHさん報告記事)
http://www.labornetjp.org/news/2013/0219yosei

関西大弾圧救援会
http://blog.goo.ne.jp/kansai-dan

関西大弾圧救援会・東京の会
http://ameblo.jp/kansai-tokyo-kyuen/

日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
http://www.ianfu-kansai-net.org/
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ianfu_kansai_net

2.9堅川弾圧救援会
http://solfeb9.wordpress.com/

追記:なお、パオンさんは2月25日夕方に保釈されたそうです。手放しで喜べない付帯条件が付けられているそうですが、とりあえずはよかった!(詳細は関西大弾圧救援会・東京の会ブログ参照)。


(報告:あっきい、写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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