原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

9/18テント裁判の報告(その二) 法廷傍聴の報告

テント裁判の法廷期午後3時から開かれました。河原井純子さんの報告です。

この日は、朝鮮高校無償化裁判を傍聴した後、高裁前の抗議行動に合流し、「テント裁判」を傍聴しました。連日の国会前の「戦争法案」への抗議行動が絶えることなく続いているなかでした。この日は、最大の山場で、朝から夜、さらに翌朝まで抗議が行われていました。決してあきらめずにです。

◆裁判の様子
まず、裁判長より、今までの裁判の書証や証拠などの整理・確認がありました。
そして、控訴人である、当事者参加の3人と被告とされた2人、最後に河合弁護士の「最終意見陳述」がありました。

◆江田忠雄さんの陳述から
2015年9月18日、安倍政権による「戦争法案が」が強行採決されようとしているこの日は、84年前の1931年9月18日の柳条湖事件が起こった日で、日本の関東軍が満州鉄道の線路を爆破し、満州事変に突入していった日であるといかりを込めて陳述を開始しました。
①原審判決は欺瞞に満ちている。テントの占有者は淵上、正清の2人だけではなく、当初は国は17名をあげていた。現に、国は自分と正清を間違えている。一審では「当事者参加申立の42名」を無視し欺瞞にみちている。
②テントの設置と継続性。
テントは2011.9.11に設置した。集会・デモという一時的でない、より持続的な場所が必要ということで、みんなで相談して、あの場所にテントを立てた。使用許可書も出した。
③テントはローテーションを組んで維持してきた。右翼の襲撃は数しれなかった。運営上諸問題は運営委員会や全体会議で決めている。
④多彩なテント活動
テントは原発問題・再稼動のこと等々を発信し続けてる。多彩な活動をやってきた。それらの活動はテントを支えた。経産省前テントは必然であった。
⑤主権者は国民である。
第3テントに「主権者は国民である」というバナーが貼ってある。日本国憲法の根本だ。福島で引き起こされた惨害のすべては憲法の権利に関わっている。経産省前テントの活動は憲法を国民のものにする闘いだ。

◆寺崎明子さんの陳述から
①1979年のスリーマイル島原発事故の発生以来、原発問題を考えてきた。2011.3.11の福島第1原発事故が起きて、福島友人が娘を連れて松本に引っ越した。2011.3.27の反原発デモに参加した。9.11のデモにも参加した。10月末から11月初めの、「原発いらない福島の女たち」の経産省前座り込み、続く全国の女たちの行動に参加した。第二テントが福島の女たちのために建てられたことを知った。
②また、第二テントが女性たちで運営されていることを知ったので、2012.3.11からテントの運営に参加した。週1回の当番の担当、イベントの企画・実施のスタッフ、テント維持のためのグッズの紹介やカンパのお願い、第二テントブログの「原発いらない女たちのテントひろば ~福島とともに」の維持等々を担っている。
③イベントの内容は豊富だ。ドイツにいる友人が帰国したとき、ドイツの反原発活動・自然エネルギーによる発電会社を作った話をしてもらった。
 今年の2.26の地裁判決のときは、仏、独、英などに在住する日本人・現地の方々が抗議のメッセージをくれた。4周年にもメッセージをくれた。テントは日本全国と世界の人に支えてられている。
④「脱原発・反原発」が多数派なのに国の意志決定に反映されない。70年代後半、当時の西ドイツのジャーナリストの太陽光発電の実際を見て回るという取材に私は同行した。そのジャーナリストは「日本は冬でも日照時間が長いがドイツは短いから、太陽光の導入は難しいだろう」言った。しかし今ドイツでは再生可能エネルギーは25%を占め、それは風力と太陽光だ。ドイツではメルケル首相は2022年までに全原発を止めると言った。メルケルにそう決断させたのは国民の日頃からの厳しい目があるからだ。
テントは「民主主義の学校」としての役割も果たしている。

◆高瀬晴久さんの陳述より
①第三テントは「平和と民主主義をめざす全国交歓」(団体)が建てた。各テントの建設に参加した。
②経産省前テントは不法占拠ではない。国有地だ。しかも、「貸してください」という申請もした。
③テントには福島の人も全国の人も集まってきている。故郷を一方的に奪われた人たちの拠り所になっている。そして、各省庁への抗議・要請の足場になっている。
④加害者の国・経産省が被害者を訴えることを絶対に認めるわけにはいかない。福島ではすでに千人を超える死者がでいる。10万人を超える人たちが避難生活を強いられている。127名の子どもに甲状腺癌が発症している。
⑤経産省の役人で次のように言っている人がいる。
「ほぼ滅んでいた東北のリアス式の過疎地で定年どころか、年金支給年齢をとっくに超えたじじぃとばばぁが、既得権益の漁業権をむさぼっている」「復興は不要だ。」「復興は不要だという正論を言わない政治家は死ねばよい」「天下りまであと3年、がんばろう」となどと被災した方々を愚弄侮辱する、差別意識に満ちた腐敗しきった言葉を吐く輩が出現してい
る。許せない。
⑥第三テントの人たちを支えいているのは、脱原発運動への役割と責任だ。

◆正清さんの陳述
◆淵上さんの陳述

◆河合弁護士の陳述
 脱原発訴訟・差し止め訴訟は「3.11」まで敗訴続きであった。原子力村は「安心安全キャンペーン」に毒されている。脱原発を偏見視していた。
<3.11事故>
近藤原子力委員長(当時)の最悪のシナリオは250㎞圏内強制立ち退きか任意立ち退きかであった。
<テント問題>
○国が滅亡するものとして①原発事故、②戦争があげられる。安倍政権は亡国の政権である。いままで戦争で人殺しをしてこなかった憲法9条を投げ捨て、アメリカの戦争の協力体制づくりをめざしている。
北朝鮮からのミサイルは7~10分が日本に到着する。安倍政権は「危ない橋」を渡ろうとしている。
○1基も再稼動はさせてはいけないのだが川内原発は再稼動させてしまった。でも粘り強く1基も動かさない闘いをやろう。
<これから テントは不可欠>
原発のない平和な社会へ、平和で豊かで安全で みんながお金が儲かる社会を志向しよう。
ドイツは自然エネルギーを促進している。国民運動として進めている。
経産省前テントは「原発のない平和な社会」への国民運動の、日常的な拠点として不可欠なものである。常設の施設としてテントは行き続ける。

補足<報告集会より>
河合弁護士は「決してあきらめずに、これからも闘う」ことを力強く示唆されました


(報告:河原井さん)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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