原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

10月21日 東京高等裁判所に要請行動 「公正な裁判を!」(その二)

10月21日(水)11時過ぎから東京高裁民事24部(15階)の書記官室に、要請書を持って、要請行動に行きました
 
■外国から寄せられた要請書を紹介します。

★ハイデマリー・ダン(ドイツ)……訳:寺崎明子
高野裁判長様

「日本の原子力政策についての政治的表明およびその展開について、フクシマの悲劇以降、私はずっと状況を追って来ました。

原発の再稼働、しかも火山の爆発が起こっていて明らかに危険にさらされている地域においてすらそれが行われていることを、わたしはシニカルな信じられない決断であると見つめざるを得ません。事故のもたらした結果とともに生活を続けることを可能にするためには、フクシマ県民に対する国の支援がまったく不十分であるという点から言えば、批判的な声が見える形で存在していることが必要であることは疑う余地がありません。

核エネルギーの利用に反対する正当な議論が消えていってしまえば、必要な代替案を探す、あるいは化石燃料を使い果たすことのないエネルギーの生産を財政的に促進するようなチャンスは失われてしまいます。

核エネルギーからの撤退がもたらす問題は、国民の立場から政治的に解決されなければなりません。人間が個々人の存在基盤および生命が放射能によって壊滅的な危険を伴いながら生きていかなければならないということはあってはならないことです。

それゆえ、わたしはあなた様が判断を下す際に、そのほかの点とともにこのような観点にぜひ留意してくださるよう、要請いたします。
   ※ハイデマリー・ダンさんは1983年、緑の党が(当時の西ドイツ)連邦議会に初の進出を果たした際にハノヴァー選出議員として連邦議会で活動された方です。

★松本充子(英国ロンドン在住)
高野伸裁判長

「経産省は2013年3月29日、渕上太郎、正清太一の両名を被告とし、テント撤去と日額2万円あまりの損害金(総額3500万円余)を請求する裁判を東京地方裁判所に起こしました。2015年2月26日に東京地裁村上裁判長は、福島の声を聞くこともなく、証拠調べもせず、テント撤去、土地の明け渡しと損害金の支払いを命じ、仮執行を許す宣言までつけるという、原告の要求を全面的に認めた不当な判決を下しました。

1)テント設置は原発事故被害者救援と知る権利の行使として始まったことです。

2)経産省に対する原発事故の責任追及から全原発の廃炉に向かって「経産省前テントひろば」が設立され、今日まで4年にわたって維持しています(*すでに1500日を超えています)。

3)テント設置による請願運動は国民の主権者としての意志表示なのです。

4)この運動を通して「主権者宿営権」を確立し、川内原発をはじめとする原発再稼働の阻止を目指して、裁判を闘ってきました。

5)国によるテント撤去を許さないとともに、裁判所は本件訴訟のスラップ性を認めて国の請求を却下すべきと考えています。

テントが経産省に対し不当に損害を与えているという原告の要求は受容できるものではありません。どうぞ公正な裁判をお願いいたします。     2015年10月17日

★飛幡祐規(たかはたゆうき)文筆家・翻訳家 在外脱原発ネットワーク「よそものネット」フランス代表

東京高等裁判所第24民事部御中
高野裁判長様 陪席裁判官様

平成27年第1309号土地明渡等請求控訴事件(テント裁判)について、テントひろばを応援する市民として、フランスからお願い申し上げます。

テントひろばは、福島原発事故の責任をとらず、原発推進政策を進める経産省・資源エネルギー庁に異議を申し立て、被害者を支援する場として、市民の連帯によって4年以上存在しています。
脱・反原発を願う市民たちが非暴力、自由な討論、連帯というかたちで民主主義を実践している、まさに「広場(アゴラ)」になっています。

海外からの支援市民もこの場所に立ち寄り、海外メディアもその独創的な存在を取材しています。

まわりに何の迷惑もかけず、市民の出会いの場となっているテントひとばに対する国の訴訟は、行政による言論・表現の自由の権利を妨げるものであり、威圧だと思います。多額の賠償金請求がそれを物語っています。

現在、安倍政権は非民主的なやり方で立憲主義を否定した安保法案を強行に採決し、メディアへの統制を強めています。
海外からみると、戦後日本の民主主義の最大の危機です。そうした情勢だからこそ、日本国憲法が保障する三権分立を守り、国民の言論・表現の自由を尊重する判決を希望いたします。 2015年10月20日 16:17

★水野千春 (在フランス)
高野伸裁判長殿 要請文

「日本国領土の3パーセントを汚染し、4年半後の今日も何10万もの人々が苦渋の生活を余儀なくされている原発事故に対し、責任追及を求める市民の声の正当性を認める判断を要請します。
日本が主権在民の民主主義国家である事を、東京高裁で示して頂きたい。
海外の報道機関も注目しています。  2015年10月19日

■森瑞枝さんの要請書
東京高等裁判所 第24民事部
高野伸 裁判長殿

経産省前テントひろばは福島原発事故をまねき、その上さらに原子力産業を推進し続る国・経済産業省に対し、国民が異議申し立てをする場を確保するために存在しています。
それに対して国・経産省は土地使用の賠償訴訟で応じたのです。これは司法を利用して国民の権利を妨害するとともに、法を悪用し、立憲の精神を踏みにじるものであります。
裁判長は福島原発事故被害の救済を訴える声を正面から受けとめ、テントの存在意義をふまえ、法の精神に基づいて、公正な判決を下されるよう強く求めます。   2015年10月21日

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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