原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

テント裁判 不当判決 控訴棄却(一)

10月26日(月)午後3時開廷で、経産省がテントひろばの淵上さんと正清さんを被告として訴えた、経産省前土地明け渡しと賠償請求のテント裁判の控訴審の判決が行われました。私たちの控訴を棄却した許せない判決でした。

■裁判開始前に高裁前で抗議集会

裁判に先立って、13時30分に経産省前テントひろばに集まり、みんなで高裁に向かいました。14時から高裁(地裁前)、で抗議集会をしました。被告とされた淵上さん、正清さんの決意表明、福島の女たちの発言などがあり、14時30分に締め切りの傍聴抽選に並びました。

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■法廷報告 <10.26 テント裁判控訴審判決 最低最悪判決 傍聴記>

◆法廷 カメラ撮影2分 判決10秒
 傍聴券抽選には200余名の人たちが並びました。
 傍聴席には、この日は記者席が5列くらいありました。


「裁判長の態度も判決も最低最悪でした。」河原井さんの傍聴報告です。
 
15時開廷です。
青白くこわばった髙野伸裁判長は、
○控訴人の請求をいずれも棄却する。
○裁判費用は控訴人の負担とする。
と早口で言い放ち、消え去りました。テント撤去や「土地使用料」の支払を命じた地裁判決を支持しました。


裁判長が「判決」を言うや否や、「そんな判決は認められない」「判決理由を言え」等々、傍聴席は騒然となりました。「裁判長!もう少し説明してください」「判決理由はなんですか」「原発事故は司法にも責任があります。」「棄却の理由を私たち傍聴者も聞く権利があります」「和解案はどこにいった」「なんのために和解を言ったのか」「裁判長を呼んできてほしい。判決理由を言うべきだ」等々を傍聴人は繰り返し要求しました。そして、座り続けました。

裁判長が15秒後に引っ込んだあと、裁判事務局職員や廷吏が増えました。傍聴人は柵を越えていわゆる法廷の方に出ようとしたわけでもなく、傍聴席に座ったままなのに、廷吏の人たちは「前を固め」、立ちはだかるように立ちました。そして、「閉廷しましたので退廷してください」「閉廷しましたのでお帰りください」をただただ繰り返すだけでした。

15時40分頃「外で抗議を続けましょう」という呼びかけがあり、シュプレヒコールもして、何人かは法廷を出ました。

しかし、法廷内に座っている独立当事者の黒田さん、橋本さん(福島)、渡辺さん、橋本さん(東京)、馬場さんたちや傍聴席に座っている独立当事者の木村さん、高木さん等々、傍聴席の半分以上の人たちは座り続け抗議を続けていました。

職員たちの「帰れ」「退廷せよ」の声が静まりました。30人くらいは棒立ち。
大口弁護士が裁判所事務局と話す。大口「事務局は『取りにきたら判決文を渡す』と言っている。しかし、判決要旨を述べないのは失礼である。『取りの来い』などと言わず、持ってくればいいのだ」と言いました。また佐藤典子弁護士も、「傍聴人は傍聴人として独立してるから傍聴人にも知らせるべきだ」と言われました。

そのやりとりが続きました。傍聴席からも「裁判の公開原則から言って、傍聴人も裁判の構成者だ。伝えてほしい。」「だいたい、裁判長が15秒程度でひっこむなんておかしい。他の裁判でもそうだというが、そんなことは本来許されない」という声もありました。
また、廷内では、黒田さんたち福島の女たちが職員たちに対して、「福島の困難」「福島の今」を語っていました。みんな口々に「裁判長が出てきて、説明すればいい」と言い続けました。
ある女性が立ち上がって、自分の意見を述べました。黒田さんが立ち上がって、「福島の女たちのカレンダー」にある詩『私に夢がある』を読み始めました。
その途中で、16時32分に3人の裁判官が、再びあらわれました。やっときて来て説明するのかと思った人が拍手をしました。
ところが裁判長は甲高い声で「退廷を命じる」を連呼しました。この命令によって、廷吏たちは一斉に「退廷です」「退廷です」と声をあげて、傍聴席に座っている傍聴者に迫ってきました。そして、動かない傍聴者に対して、数人がかりで身体を宙にあげて、法廷の外の廊下まで運んで行きました。
 柵の内側にいた佐藤典子弁護士も黒田さんたちや馬場さんたちも手足をもたれ、廷吏に抱えられて連れ出されてしまいました。本当に許せないことです。
 最後は、大口弁護士が、「ここでの抗議行動を終えて、衆議院第二議員会館で行われている報告集会に合流すること」を提案しこの日の裁判所での闘争を終えました。


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裁判所を出たら、裁判所の敷地内に裁判所職員、公安警察が、たくさんいました。
道路にもたくさんいました。全く、裁判長、裁判所、公安警察がぐるになっての裁判でした。カメラを向けると後ろ向きになったりして顔を隠しました。

(法廷報告:河原井 写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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