原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

3.22テントを守ろう!抗議集会

3月14日に、東京地裁は「国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令する仮処分を執行した」。これを受けて22日(金)午後5時過ぎから「3.22テントを守ろう!抗議集会」が開かれた。その模様は以下で見ることが出来る。


Video streaming by Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/30259937 
集まった人は約300人(主催者発表、わたしはもうちょっと多かったような気がする)。

参加者


最初にテント代表の渕上太郎さんがこれまでの経過を報告、テント前に貼られた公示書には但し書き「債務者らに限り、使用を許した」とあり、すぐに撤去を命じるものではない。「ら」とは皆さんのことだから、大いに使ってください。脱原発・反原発を議論し、日本の民主主義、基本的人権、抵抗権などいろいろな問題をかかげて共に闘って行きましょう」と呼びかけた。長谷川弁護士は「この公示書の目的は「債務者」の固定にある(訴訟にもっていくための前段階)。国がおかしいことをやったら、わたしたちには「ノー」という権利がある。この闘いは大衆運動、裁判闘争が両輪となって進むことが大事。弁護団としては絶対テントを守りぬくという決意でやっていく」という頼もしい発言。
郡山市在住の黒田節子さんは、先日の東電停電事故を聞いたとき、「みんな、ガソリンを満タンにした」と現地の緊張を伝えた。「福島ではさまざまなことが起こっているが、テントがあるからこそ、わたしたちは平衡感覚を保ってこれた。ここは福島にとって希望の砦。世界中のネットワークでここを守って行きたい」。大河原多津子さん(田村市在住、有機栽培農家)は「仲間はみんなおだやかな老後を考えていたのに。放射能の影響はこれから。(原発を)元の状態に戻してはいけない。福島をいつまでも支えて一緒に闘ってください」。
椎名千恵子さん(福島市在住)は2011年12月に始めた「未来を孕むとつきとおかのテントひろば行動」が終わってから、テントには来にくくなっていたが、今、もう一つ新しい段階に来たと思う。両手がダメなら、足でもいい、全体でつながってテントを守りましょう」と呼びかけた。
 双葉町で原発から1.2キロのところに住んでいた亀屋幸子さん。「港区に避難してきて、テントと巡りあった。テントがなければわたしは立ち直ることが出来なかった。ふるさと双葉町を奪われ、今度はこのテントひろばを撤去するとは。テントを撤去する前にやることがあるでしょう。福島第一原発を撤去してください」。心に深くしみこむ亀屋さんの必死の訴えだった。
亀屋さん
▲写真 亀屋幸子さん

 遠く四国からみえた堀内美鈴さん(原発さよなら四国ネットワーク)は「本当ならば、経産大臣や東電など原発事故の責任を取るべき人々がテントを設置して、福島の人たちの思いを受け止めるべき。原発のない社会をつくってみんなでしあわせにくらせるようにがんばって行きたい」と静かに語ってくれた。
落合恵子さん(作家)は「10年前、イラク戦争の頃、「自己責任」という言葉がこの国に吹き荒れた。今、わたしたちは国や東電にこの言葉を戻しましょう。嵐が来るなら来てよ。わたしたち、跳ね返していこうね。ただし、自分の健康を無駄に使うのはやめようね」
 参加出来なかった武藤類子さん(福島原発事故告訴団団長)のメッセージ。「わたしたちは権力もお金もないが、簡単には言うことをきかないよ、という不服従がある。基礎を打たない変幻自在のテントはしなやかにしぶとく生き延びて行くでしょう。どんなときにも応援しています」。いつもながら、詩的な表現が胸にしみた。
 そのほかにも発言した皆さんが、テントの存在がいかに反原発の運動にとって大事な場になっているかを強調された。以下に発言者のリストをあげておいたので、ぜひ、その熱い思いを聞いてほしい。
代読
▲写真 武藤類子さんのメッセージを司会のメーテルさんが代読

発言者リスト(発言者名の前の数字はおよその登場時刻)
00:00:00渕上太郎さん(テント代表)
00:02:25長谷川直彦弁護士  
00:06:25黒田節子さん(郡山市在住)
00:11:11大河原多津子さん(田村市在住)
00:13:15椎名千恵子さん(福島市在住) 
00:16:13ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)
00:16:13柳田真さん(たんぽぽ舎)
00:20:53橋本美佳さんと制服向上委員会(「原発さえなければ」を歌ってくれた)
00:27:34中川五郎さん(フォークシンガー)(中川さんが3.11後につくった「ウィー・シャル・オーバーカム」の日本語歌詞バージョンをみんなで歌った)。

満田さん、菅野さん
▲満田夏花さん(右)、菅野吉宏さん(左)

00:20:53満田夏花さん(Foe Japan)  
00:38:15菅野吉宏さん(福島市渡利地区、渡利の子どもたちを守る会)

正清さん
▲正清太一さん

00:40:23正清太一さん(テントひろば)
00:44:28亀屋幸子さん(双葉町避難民)
00:48:30堀内美鈴さん(原発さよなら四国ネットワーク)

落合さん
▲落合恵子さん

00:51:45落合恵子さん(作家)
00:54:40武藤類子さん(福島原発事故告訴団団長、メッセージ代読)
00:56:15村田弘さん(原発を問う民衆法廷、南相馬市小高地区から避難)
00:59:50布施哲也さん(反原発自治体議員・市民連盟)
01:02:00杉原浩司さん(福島原発事故緊急会議)
01:05:45福島みずほさん(社民党党首)
01:09:10江田忠雄さん(テントひろば)
01:13:50園良太さんがコーラーとなって力強いシュプレヒコールを行って閉会した。

なお、この集会に先立って21日にテントひろば前で仮処分に抗議する記者会見が開かれた(13:00~14:00)。

テント前記者
▲記者会見

弁護士長谷川
▲長谷川弁護士(右端)、淵上太郎さん(左端)、真ん中は鎌田慧さん

その模様についてはIWJ2013/03/21「 経産省、脱原発テントに1100万円請求。テントに迫る立ち退きの日―経産省前テントひろば 記者会見」(期間限定)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/68939
または「木星通信」(3月22日付け)http://jupiter-press.doorblog.jp/archives/24843311で見ることができる。

(報告:あっきぃ、写真:早川由美子、あれこれ屋)

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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