原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

南相馬避難解除取消等請求事件訴訟 第2回口頭弁論

1月13日(水)、この日は南相馬避難解除取消等請求事件訴訟・第2回口頭弁論が東京地裁で行われました。

<経産省に抗議>
この日、福島県・南相馬の住民の方たちは、原告20名を先頭に、朝6時にマイクロバスで出発し、11時過ぎに、経産省前に来られました。
この訴訟がどんな訴訟であるかは、後ろに貼り付けた弁護団のメモをみてください。

要するに、国は「特定避難勧奨地点」の南相馬地区に対して、年間被ばく線量が20ミリシーベルト以下になったから避難解除します。字(あざ)に戻りなさいとしました。それは年間20ミリシーベルトの中で暮らせということを意味し、地域の住民の皆さん808世帯が、「解除取り消し」の裁判に訴えました。

第2回口頭弁論に先立って、経産省前で抗議をしました。南相馬の方たちは自分たちの置かれたひどい状況を経産省に働く人たちに訴えたいと、昼休みで出てくる役人たちに訴えました。

DSCN1752.jpg

DSCN1727.jpg

DSCN1731.jpg

12時になると支援の人たちも集まり、全体で抗議をしました。武藤類子さんもテントに寄られたのち、経産省前抗議集会に参加され、発言もされました。

12時半過ぎに抗議行動を終え、裁判所に向かいました。
裁判所前で、意思統一の集会をしても傍聴抽選に並びました。約150名が並びました。この日は、裁判のあと、議員会館で報告集会も行われました。

<裁判終了後 議員会館で報告集会>

・報告集会は坂上さんの司会で行われ、弁護団の斎藤弁護士、大塩弁護士からその日の法廷の報告がありました。

Image2報告集会

斎藤弁護士は、この訴訟の「処分性」ということで、行政訴訟の性格について説明されました。


Image2弁護士

・大塩弁護士は、第一回口頭弁論後、裁判長は原告の意見陳述を認めないと、弁護団に言ってきたため、年末から「原告の意見陳述を認めろ」ということで交渉を続けてきたが、第二回裁判でもその意見を崩さなかったようです。
しかし、その一方で、裁判長は裁判の中で次のように言ったそうです。「裁判所としては、この訴訟で提起されていることは重大な問題だと思う。深い関心を持っている。原告の主張を十分理解したい。実態を理解するためには時間がかかる。争点整理をして、そのうえで一人一人の意見を聞いていく」と。

・弁護団はその裁判長の主張を受け止め、意見陳述を勝ち取っていくこと、どうすれば勝てるのかを深めていくと決意を表明した。助川弁護士>は20ミリシーベルトの被害を明らかにしていくこと、日常的な汚染状況を裁判所に認めさせていくことを強調した。

・原告から団長の菅野さん、藤原さん、小澤さんが発言しました。

Image2小澤さん

特に小澤さんは、この日の裁判に意見陳述書を用意して臨んだのに、意見陳述が認められず悔しい思いをしたこと(実際、裁判は紛糾した)に踏まえ、以下のようなことを言われました。
裁判長の主張を評価することはわからなくはないが、しかし、自分たちは生活が破壊され、日々被ばくしている。だから、争点の整理をいつまでも待っているわけにはいかない。裁判所は現地調査をして、現地を見てほしい。原告の訴えを聞いてほしいということを言っていた。その理由として、裁判が弁護士と裁判官のやり取りで終わってほしくない。何もかもが放射能で汚染されているということ、被ばくし続けていると原告が訴える裁判にしてほしい、と言われました。もっともです。

Image2蕨平

その後、福島における、汚染物質の焼却炉問題などの報告がなされました。
本当に福島全体が深刻に状態にありながら、<帰還>ということで事態が一層とんでもない状況になっているということが明らかにされました。

次回の第3回口頭弁論は3月28日です。

(報告:あれこれ屋 写真:あれこれ屋 ユープラン動画)

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント(必須)
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/tb.php/482-db58825c

プロフィール

原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

QRコード

QR

福島とともに