原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

1.30 福島原発刑事訴訟支援団発足の集い

1月30日(土)に東京の目黒区民センターホールで支援団発足

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まもなく福島原発事故から5年がたとうとしています。事故によって多くの住民が避難を強いられ、今も10万人が故郷に戻れないでいます。これだけの事故を起こした当事者が罪に問われなくてもよいのか。福島原発告訴団は2012年に刑事告訴を行いましたが、検察庁により二度にわたる不起訴処分を受けました。しかし市民からなる検察審査会は二度にわたり起訴相当の議決を出しました。これによって、2015年7月、被疑者、勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3人は「強制起訴」になりました。

これから長い法廷闘争が始まるにあたり、この裁判を見守り、支援するための「支援団」が立ち上げられました。1月30日(土)に東京の目黒区民センターホールで支援団発足のつどいが行われました。会場には福島から貸し切りバスで来た人たち、各地に避難している人々も含め400人以上がつめかけ、満席の会場で熱気あふれるつどいが行われました。


その模様はUplanさんの録画で見ることが出来ます(カッコ内の数字は録画時刻)。
https://www.youtube.com/watch?v=lC5e0cljUv0

14:00 開会 司会は人見さん。
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● スライドショー「告訴団から支援団へ  福島原発告訴団4年間の歩み」


● 武藤類子さん(00:04:53)「告訴団から支援団に至る経緯の報告」 
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・福島原発事故刑事訴訟支援団の目的:
津波対策を怠るなどして福島第一原発事故を発生させ、多くの死傷者を出したとして起訴されることになった被告人らの刑事裁判 について、公正な裁判が行われ、真実が明らかになり、被告人らの問われるべき罪がきちんと追求されるようにすること。  
    
    団長:佐藤和良     副団長: 武藤類子

● 事務局 地脇さん:支援団の入会について(0:09:18)  
ホームページ:http://shien-dan.org/

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● 支援団団長佐藤和良さん(0:12:38)
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   ・原子力推進の国家体制を変えていく必要がある。
   ・福島県民切り捨て政策を許すわけにはいかない。
   ・福島原発事故は人災であることを刑事的にはっきりさせる。
   ・いのちとくらしを無視した政策に歯止めをかける。
   ・判決が出るまでに10年はかかるだろう。皆さんも健康に留意していただきたい。
   ・支援団の活動:
裁判の傍聴と記録
     裁判の内容について社会に広く発信する(裁判の可視化) 
     証拠の収集と分析

 これから本格的な健康被害が顕在化してくる。そういう時代に入ってくる。それらは原発事故由来ではないということで、すべて切り捨てられて行く。この理不尽な政策、棄民に対して、この支援団が全国に根を張っていかないと、わたしたち国民・市民の未来はない。足をひっばらないで、手をつないで子どもたちのために頑張って行きましょう。

(14:25 悪天候のため遅れていた福島からのバスが到着、席が足りなくなっため、ステージ上にも座席が設けられた)


14:50 海渡雄一弁護士 「告訴団の闘いの現状と課題」(0:45:20)
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福島原発事故についてこの間、明らかになってきた責任と強制起訴による刑事訴訟についての解説。
① 自然災害に備える必要があったか
② 大津波を予見できたか
③ 事故を防ぐ対策ができたか
④ 検察官役の弁護士
  *検察審査会が強制起訴した事件では裁判所が指定した弁護士が、検察官の役目を務める
   <指定弁護士を支え、裁判の内容を市民に伝えよう>
・東京地裁は石田省三郎、神山啓史、山内久光ほか2名の5名を検察官役に任命。
・石田・神山コンビは無実のゴビンダさんの再審無罪を実現した刑事弁護のプロ。 望みうる最高の刑事弁護士が検察官役に選任され、検察官弁護士の体制は整った。 
・市民の正義を現実のものにしましょう!

15:30 呼びかけ人のスピーチ (1:21:53)
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● 鎌田慧さん 
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 ・再稼働は人間のいのちより、会社の安定のため。
 ・人間のいのちが最優先。この裁判を通して日本のモラルを変えていきたい。

 ●河合弘之弁護士
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 ・全体的な戦略を見ながら、一つ一つの闘いを進めることが必要。
 ・入口は原発を押さえ込み時間稼ぎしながら、出口は自然エネルギーをやっていくことだ。
  自然エネルギーは儲かると国民が実感し、企業が理解すれば可能。
 ・脱原発のための一番の基礎は、東電の刑事責任を問うことだ。
 ・6ヶ月以内にはだいたい公判の日程が決まるから、傍聴席の10倍くらいが詰めかけるくらい傍聴に来て欲しい。
  傍聴に押しかけ、裁判所を囲んで、私たちの関心と正義感を示して欲しい。
  長丁場になるが、闘い抜きましょう!

 ●添田孝史さん(国会事故調メンバー)
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 ・日本では福島事故関連の情報が隠ぺいされる方向で進んできたが、アメリカではスリーマイル原発事故の後、歴史の 専門家を雇って、20年かけて事故の記録を作り上げた。
 ・この事件が風化されていかないように、記録に残していきたい。

 ●広瀬隆さん
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・この裁判を実現することによって、3人組を10年間さらしものにすることが出来る。
・司法の暗黒時代に勝つためには世論を喚起することが必要。

 ●満田夏花さん
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・国の責任を問いたい。「責任」という言葉が軽々しく使われている。
・私たちが頑張って告訴団と支援団とで、福島原発事故の責任を問い続けていくことが、次につながっていく。
 彼らに対して「責任」とは何かを自覚させ、大きな悲劇を防ぐことにぜひ繋げていきましょう!

●水戸喜世子さん
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・きのうは高浜原発のゲート前にいた。やれることは何でもやりたい。
・東電がのさばっているのは、関電、九電を安心させている。
・昨日の高浜原発前の行動に権力の壁が立ちふさがった、そうした暴力を許しているのは、東電を許しているからだと思う。
・戦後の歴史を振り返って今日まで、こういう時代を作ってきたのは私たちが一つ一つ責任を取らせてこなかった、そうして積み重ねが”壁の政治”を導いてきた。今度こそは、責任をはっきりと取らせたい。ともに闘っていきましょう!

●保田行雄弁護士
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・国や東電に事故を起こした責任の自覚がないことが元凶。その点で今回の刑事裁判は、とても大事だ。
・国の支配層として一端を担ってきた裁判所が、東電の3人の被告人に対して有罪を被せるのは並大抵ではない。
 しかしこれまでも公害事件で、刑事裁判で有罪になった例は珍しくない。
 森永ヒ素ミルク、薬害エイズ、水俣、カネミ油症でも有罪判決はあった。
 それは国民の力、市民の運動、被害者の運動が権力を追い詰めて有罪を勝ち取っていっ た。
・ぜひこの事件においても、東電の3人に対して裁判所に有罪判決を書かせるまで頑張ろうではありませんか。

16:10 支援団副団長武藤類子さん閉会のあいさつ(2:04:50)
参加していた呼びかけ人・賛同人の紹介: 石丸小四郎さん(呼びかけ人)、秋山豊寛さん、明石昇二郎さん、 後藤政志さん、渡辺一枝さん。

・私たちが行ってきたこの告訴は、私たちの生きる権利を取り戻すものだと思っています。
そしてこれから膨大な放射線のゴミという負の遺産と共に生きなければならない若者、子供たち、未来世代、そしてもの言えない人類以外の生きものたちへの一つの責任の取り方であり、大人としてできることの一つだと思っています。
・福島原発事故が引き起こした困難と悲しみと共に歩み続けること、それは自分自身のささやかな暮らしと楽しみを求めることと
同様に、私たちにできることの一つではないでしょうか。
・昨夜から福島では細かいキラキラした雪が、音もなく降り積もっています。本当に、息を呑むような美しい光景でした。
この美しい星がこれ以上破壊に向かわぬよう、この最悪の事故を体験した大人として、一人一人が出来得ることを、今やっていきましょう。
・皆さんで、この「福島原発刑事訴訟支援団」を担っていただけたら嬉しいです。そして、大きな大きな世論を作っていきましょう。
 皆様どうぞ、ご支援・ご協力をお願いいたします。

合唱:我等ゆるがず
  *福島から来た人たち、各地で避難生活を送る人たちが檀上にあがり、会場のみんなで歌いました。
     
 閉会
  *福島からバスで来た方がたは5時に福島に向けて出発しました。

*呼びかけ人の一人、渡辺一枝さんは「一枝通信」(2月1日付け)で3回に亘って報告会の様子を詳細に記録されました。ここでもその中から多数、使わせていただきましたことをお礼とともにご報告いたします。

(報告:あっきい、 写真:あっきい、UPLANさん)

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原発いらない女たちのテントひろば

Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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