原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

4/10 テント前ひろば前記者会での福島の女たちの発言

4月10日にテントひろば前で行われた、国からのテント撤去と土地明渡等請求に対する抗議の記者会見における女性たちの発言です。

■椎名千恵子さん
 福島の女たちはテント行動をはじめた原点に戻ってその意義を確認したい。
福島では子どもたちの甲状腺被害にお母さんたちも子どもも不安の中にあります。甲状腺の嚢のうの状態は3ケ月単位で変化し進行している状況なのです。
 国や県は除染したから大丈夫だと言って、警戒区域の解除と帰村が促進されているが本当にまやかしです。
 実際、『福島民友』新聞社のアンケートの「復興していると思うか」に対して75%が「思わない」の回答でした。安心安全などと思ってないのです。
 福島県民が政府に向かって、「命を守ってくれ、それが国の仕事だろう」と言える場所がこのテントなんです。国は私たちがつくっていくんだという覚悟を確かめていくのがこのテントとなんです。
 昨日も福島で「あすこをなくしちゃだめだ」と言われました。たくさんの思いがあるのです。
 記者のみなさん。私たちの命は連綿として大地の上に、空の下に、空気の中につながっているんです。原発を再稼働しようとしてる人たちもそのつながりの中のひとつなんです。その命の基盤が放射能によって壊されようとしている、その危機を知らなければなりません。それが福島問題です。みんなでつながりましょう。テントを守りましょう。
s-椎名さん

■亀屋幸子さん
 私は福島第一原発から1.2キロのところに住んでいました。3月11日の午後6時頃「放射能がもれる可能性があるから早く逃げて下さいと言われて真っ暗な中、着の身着のままで逃げました。そしたら12日朝6時半ころ「放射能が漏れたから10キロ逃げて下さい」と。逃げて逃げてきました。地獄でした。そして港区での借り上げ住宅に入れましたが、部屋だけでお茶碗一つない中からやってきました。泣きの毎日でしたが、たまたまテントひろばを知っている人に会え、ここに来ました。そしてみなさんにすごく励まされました。本当に私はこのテントひろばがなかったら立ち上がることは出来ませんでした。
 いまは自分のことも考えながら、一番心配なのは子どもたちです。福島県の子どもたちの未来を奪わないで下さい。甲状腺被害も隠しています。東電もたった2年間で汚染水が漏れるようなものを作って入れなんて、考えらられますか。4月1日に浪江町は帰宅解除になったん地域もあるので帰りました。何にもありません。役場に仮設トイレが6つありました。水は大きなタンクの中に入っているだけでした。そんなところに帰って行け!なんて、私たちを人間と思っているんでしょうか。情けない。
 私たちはふるさとを奪われたんです。私の心の中では、テントひろばは第二のふるさとなんです。ここに来ていろんな会話も出来て、このテントがなくなったら、私はどうして生きていったらいいのか。だから絶対にテントひろばだけは撤去しないでください。ここには北海道から沖縄まての人たちが来て、抱き合って励まされてどんなにうれしかったか。私は自分が着のみ着のままでつらい惨めな思いをしたから再稼働に反対です。 テントひろばがなくなったらあたしたちの繋がりのがなくなるんです。被災者の為にもよろしくお願いします。
 最後に、私はふるさとに帰りたいです。今すぐ帰りたいです。でも帰れないのです。でもいつか帰れることを夢見て、これからがんばりますから、テントひろばを守って下さい。ただ、それが言いたいです。
s-亀屋さん

■神田香織さん(講談師)の発言と青田恵子さんの詩
 テントをなんとしても守りたいと思って駆けつけてまいりました。福島県いわき市の出身です。はだしのげんやチェルノブイリを伝えてきて、いま、福島ふきしまのことを伝えて行きたいと講談も考えております。
 子どもたちのことも心配です、先月、急性白血病で郡山の子どもが1人亡くなっております。同級生が一斉にマスクをし始めたそうです。過酷な情況のあります。
 私はこのテントで福島の人たちと再会しました。そのときの感動は忘れられません。
 大津市に避難されている青田恵子さんの詩を紹介します。
s-Image1神田さん

■「拝啓関西電力様」青田恵子 

エアコン止めで、耳の穴かっぽじって、よーぐ聞け。
福島には、「までい」っつう言葉があんだ。
までいっつうのは、ていねいで大事にする
大切にするっちゅう意昧があんだ。
そりゃあ、おらどこ東北のくらしは厳しかった。
米もあんまし穫んにぇがったし、べこを飼い、おかいこ様を飼い
炭を焼き、自然のめぐみで、までいにまでいに今まで暮らしてきた。
原発は いちどに何もかもを奪っちまった。

原発さえなかったらと壁さ チョークで遺書を残―して
べこ飼いは首を吊って死んだ。
一時帰宅者は、水仙の花咲く自宅の庭で自分さ火つけて死んだ。
放射能でひとりも死んでないだと……
この うそこきやろう 人殺し 
原発は 田んぼも畑も海も人の住む所も ぜーんぶかっぱらったんだ。
この 盗っ人 ドロボー
原発を止めれば電気料金を二倍にするだと………この 欲たかりの欲深ども
ヒットラーは毒ガスで人を殺した 原発は放射能で人を殺す
おめえらのやっていることはヒットラーと なんもかわんねぇ。
ヒットラーは自殺した
おめえらは誰ひとり責任とって 詫びて死んだ者はないんだけんちょもな、
おめえらのような人間につける薬がひとつだけあんだ。
福島には人が住まんにゃくなった家がなんぼでもたんとある
そこをタダで貸してやっからよ
オッカアと子と孫つれて住んでみだらよがっぺ
放射能をたっぷり浴びた牛はそこらじゅう ウロウロいるし
セシウムで太った魚は 腹くっちくなるほど 太平洋さいる
いんのめぇには、梨もりんごも柿も取り放題だ。
ごんのさらえば飯も炊けるし、風呂も沸く
マスクなんと うっつぁしくて かからしくて するもんでねえ
そうして一年もしたら 少しは薬が効いてくっかもしんにぇな

ほしたら フクシマの子供らとおんなじく鼻血が どどうっと出て
のどさ グリグリできっかもしんにぇな
ほうれ 言った通りだべよ
おめえらの言った 安全で安心な所だ。
さあ、急げ! 荷物まどめて、フクシマさ引っ越しだ
これが おめえらさつける たったひとつの薬かもしんにぇな。

【註】相馬弁の解説
①んだげんちょも…だけれども
②腹くっちく…腹いっぱい
③いんのめえ…家の前
④ごんの…焚き物にする小枝や落ち葉
⑤うっつぁし…うっとうしい
⑥かからし…わずらわしい

(報告・写真:あれこれ屋)

コメント

j女性発言をまとめているのは、私も共感できます。これからもとおもいます。戦争の危機が激しくて、反戦・反原発こそ労働者の闘いだと改めて決意するところです。payza更新しました。 よろしければ、ご覧ください。
2013/04/14(日) 01:09:07 | URL | maririnn  [編集]

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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