原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

テント撤去と土地明渡請求に対する経産省前抗議集会(続)

黒田節子さん、木村結さんの発言

<黒田節子さん(原発いらない福島の女たち)>
Image1黒田さん

 テントを明け渡せという経産省の請求に対して、福島の女たちは命がけで守ることを決意しています。
 福島はいまどんな状態か。今日あたりは郡山は天気も良くて穏やか桜も満開です。でもその下を心から喜んで楽しむことは出来なくなりました。多くの人たちが桜のしたに集まっていますけど、ここは線量がどのくらいか、大丈夫か思っています。
 郡山市内には数百個所に渡ってモニタリングポストがあります。これを最近移動させました。除染がされたところ、もともと低いところに移動したと言われています。そして今まではマイクロシーベールとパーアワーという単位を使っていたのですが、今度は新しいナノという単位にすることによって。8割くらいの数値に下がるようなインチキなことをやっているわけです。福島の空を覆っているのは放射能ばかりでなく、怖いのは情報隠蔽です。
 そんな中で子どもたちは被曝し続けています。一部の人たちだけが避難をはたすことが出来ました。16万人くらいと言われています。しかし、子どもたちは移動した先で困難を抱えています。自主避難なので保障を受けられず、精神的にもまいってしまい病気にもなっています。
 除染除染と言って、何兆円お金をかけるんでしょうか。除染は効果がありません。そんなお金があったら、子どもたちを避難させてください。避難した子どもたちに手厚い保障をして下さい。お金の使い方がまつたくなっていません。
 
 2011年の秋、私たちはテントがあったおかげで3日間の座り込みをやりました。これに続いて全国の女たち、男たちも連なって座り込み、ハンストとかいろんな行動をやってきました。ここがなかったら、女たちはいまの元気はなかつたかもしれません。
このテントの場がいかに福島の私たちにとって重要なものであるか。ここは私たちの叫びの場であったし、全国の、世界の人たちとここで知り合う場でした。ここは本当に重要な場所なんです。
 私たちはハンストをやりましたが、あのハンストは予行演習だったかもしれません。今度は命がけでここに座り込みます。どっちが本当のことを言っているのかは一目瞭然です。私たちはどれほど勇気と力を与えられたことでしょう。ここを奪うことは断じて許されません。これは民主主義の問題であり、生存権の問題であり、すべての法律にかかわる問題だと思っています。私たちは前世界に訴えてテントを守り抜きたいと思っています。みなさん一緒に頑張りましょう。

<木村結さん(原発いらない全国の女たち)>
Image1木村結さん

 2011年のあの事故から半年、私たちは福島の女たちの座り込みを引きついて7日間座り込みをしました。そのとき、原発立地地域20年30年と頑張ってで闘ってきた女たちがここで出会うことができました。さらに福島から避難して来て非常に心細く思っている女たちもきました。さらに子ども抱え、声をあげたいけれど地域で孤立している女たちも来ました。不安そうに「ここに座ってもいいですか」と座り込んだ人たちが帰りには「また来ます」と元気に帰っていきました。そういう場がテントひろばだったわけです。この場がなければ私たちは出会うことはできません。これだけ闘い続けることもできなかったかもしれません。
 去年の6月にテントひろばに集まった女たちがなにか政治参加ができないかという声をあげて、女性議員も交えて院内集会を持つことができ、今に続いてます。
 福島は収束なんかしていません。経産省はテントひろばに明け渡しを言うひまがあった、東京電力に出かけていって、「真っ暗闇」問題とか汚染水の漏洩とかについて言えばいい。私たちが眠れない夜を過ごしているのに東京電力は枕を高くして眠れるのか。 いま安倍政権は憲法を変えようとしています。憲法というのはもともと国をしばるもので国民の自由を保障するものです。安倍政権が考えている憲法草案は国民をいかに縛るか、国民の自由をいかに剥奪するかに貫かれています。改憲の第一歩が、表現の自由、抗議する自由を剥奪するテントの撤去だと思います。
 私たちはこの闘いをやめるわけにはいきません。福島が本当の意味で収束し、日本から原発がすべてなくなり、海外への原発輸出などという恐ろしいことを撤回させるまで私たちの闘いは続きます。女たちの闘いは続きます。

(文字起こし・写真:あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
「強く、そしてしなやかにつながっていきましょう!」

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