原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

東電福島原発事故 東電幹部3人の責任を問う刑事裁判開始(その一)

6月30日(金)、東電の事故責任を裁く、はじめての刑事裁判が始まる。

傍聴整理券の配布が午前7時半から8時20分までなので、早起きして8時に東京地裁前に到着、すでに500人くらいの人が集まっていた。最終的に730人位だった。
 地裁もこの裁判が大変重要だと思ってのことだろうが、大法廷の104号廷だったが、マスコミ各社には2席ずつ用意され、一般の傍聴が50数席くらいしかなかったのは残念。
抽選はリストバンドだった。

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▲抽選発表 4ケ所に張り出す。

抽選の後に地裁前でアピールが行われた。

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 まず支援団の佐藤和良団長から「二度の不起訴処分の後やっと強制起訴にたどり着いた。市民の力で勝ち取った裁判である。人類最大のこの事件の裁判は世界の人が見守っている。裁判を傍聴して世界に発信していきたい。長い裁判になると思うが、被告3人ともに高齢ではあるが元気に生きて、きちんと罪と責任の在りかを認め、償いをして欲しい。彼らは多くの人びとの人生を変え、命を奪うほどに汚染を拡大した、その責任を問わなければならない。この裁判は原発推進を止めるためにも大切な裁判。手を携えて前に進みましょう」と力強い挨拶があった。朝4時に福島を出発した原告たちはも佐藤さんの発言中にやっと着いた。
上京団も加えて、次々と福島の人たちからの事故で普通の生活を奪われ今も苦しみが続いていることなど、切々とした訴えがあった。7年は長かったけれど、やっと裁判にこぎっいた喜びも感じられた。

傍聴抽選に外れた人たちは参議院議員会館で集会

11時からは参議院・議員会館講堂で、傍聴できなかったほとんどの人が集まり集会。
まず告訴団事務局長の地脇さんからこれまでの経過報告があり、東電株主裁判の木村結さん・広瀬隆さん・山形へ避難して農業をやって3人のお子さんを育てている吉田さんのお話。
その後、午前中の傍聴を終えた海津雄一弁護士が急遮来て、裁判の流れや様子を話して下さった。起訴状の朗読(冒頭陳述)は90分、そのポイントだけ説明した。ここで問われているテーマは「人間は自然を支配できない。自然災害を予知できない。だから仕方なかったのでなく、被告人らは原子力発電所を設置・運転する当事者(東電)を統括するものとして、その注意義務を尽くしたか、注意義務を尽くしていれば原発事故は回避できた」とした点であり、東電の津波対策の経緯などが細かく調査、陳述されたとのこと、指定弁護士さん等が本当に良くやって下さっていることが分かった。3人の被告は最初に言葉だけの謝罪した後事故は予見できなかったと無罪を主張したそうだ。
 午後の裁判が終わるまで、映画「東電テレビ会議49時間の記録」を見た。当時の東電の混乱ぶりが生々しく、事故直後のことがよみがえる。

裁判報告集会

 公判が終わって午後5時過ぎから、原告や傍聴者した人たちも会場に来て、記者会見兼報告集会が開かれた。

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▲集会場の正面右に陣取った原告・傍聴者たち

佐藤和良応援団団長が傍聴を報告し、さらに人見さん蛇石さんが傍聴した感想を話した。そのあと、海渡弁護士が再度解説し、裁判の報告が・説明が行われた。(別途)また、安田弁護士が裁判の感想を話した。
 最後に告訴団団長武藤類子さんが挨拶した。武藤さんは「裁判の公判日時が決まって、必ず行くからねと言っていた方がつい先日亡くなってしまった。これまでに他にも多くの人が無念のまま亡くなってしまった。その人たちのことを胸に裁判に臨みたい」「私たちは理不尽な被害に遭った被害者で、加害者は東電である。ここにいる一人ひとりも被害者です」の発言に共感した。
 裁判では、大津波を予見できたか、予見に基づいて対策を講じていていれば原発事故は回避できたかどうかを争っていくわけだが、佐藤さんのたち傍聴も、海渡さんたち弁護士も、検察側となる指定弁護士が、実に内容のある証拠を、東電の津波対策の経緯などを明らかにするメールや東電の内部資料をが細かく調査、陳述されたことをはなされた。
原告側の指定弁護士の出した証拠等は238点で、東電側の出したそれは45点だったそうだ。東電の3人の被告は最初に言葉だけの謝罪した後「事故は予見できなかった」と無罪を主張したそうである。
 次回の公判は裁判官が夏休みに資料を読み込んだ上で決めるということで、未定です。今後の裁判を見守っていきたいと思います。

 地裁前・報告会の様子は三輪さんが録画して下さったので是非そちらをご覧ください。
https://ww肌yOutube.com/watch?Ⅴ=rt9qFB16ifc
https://www.youtube.com/watch?Ⅴ=Gh9BCWYoVYw

(報告:K/M  写真:ぬーさん、あれこれ屋)

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Author:原発いらない女たちのテントひろば
「未来を孕むとつきとおかのテント行動」を引き継ぐ新ブログにようこそ!

「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」は
東京・霞が関の「経産省前テントひろば」を拠点とした、女性による脱原発・反原発のアクションです。
 年齢もバックグラウンドも様々な女たちが、福島原発事故に対して立ち上がった「原発いらない福島の女たち」につながろうと集まって来ました。
 それ以来、つねに新しい仲間を迎えながら、「原発を止めたい」「子どもたちを守りたい」という思いのもとにテントを拠点に多様な活動を続けています。
 生きること、暮らすこと、命をつなぐこと。小さく、ささやかなものへの眼差しを大事にして、「原発」という強大な構造を変えて行けることを固く信じて。
 このブログはもう一つの「テントひろば」。誰にでも開かれた、語らいと学びと交流の場です。世界中の女たちに呼びかけます。
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